ハイキング・旅行の記録
Mi diario
南浅羽山(深川市・幌加内町) 2020年2月9日
先週のニセコのメンバーから南浅羽山に行きませんかとのお誘いがあり、二つ返事で参加しました。南浅羽山は数年前登った冬路山の稜線から眺め、木々のない山頂部と稜線に目が留まりました。次回はスキーで登りたいと思っていましたが、難点は札幌から遠いことです。
予報通り朝からしばれていて綺麗に除雪された道は何処も鏡のようにツルツルです。先週に引き続き山仲間の車に乗せていただいています。数年前までは冬季であっても車を運転してどこにでも行っていたのに、すっかり情けないオバさんになりました。復活できる日が来るのでしょうか・・・。
約150キロの道のりですが、高速を使うと2時間弱で到着しました。この冬一番冷え込んだ日の厳寒の地は氷点下20℃を下回っていました。駐車場で支度をしていると開発局のパトロールの車がやってきました。地元の方のようで、今朝は氷点下38℃だったといいます。お住まいは何処ですか?と尋ねると添牛内(朱鞠内湖が近い)とのこと。旭川から来たEちゃんも今朝氷点下30℃台だったと・・・!聞いただけでブルブルッとなってしまいました。
それにしても半端なく寒い。真冬でも滅多に手足が冷たくならない自分ですが、足のつま先が凍ってしまうのではないかと思うほど冷たいです。手もいつもの薄い作業手袋ではだめなので毛糸の手袋をかぶせました(登りは汗を掻くのでスキー手袋は履けない)。出発してからも手足が冷たく、凍傷になるのでは・・・と心配になりましたが、稜線に上がるころにはすっかり温まっていました。ビバ!バイオエネルギー!

国道275号線幌加内トンネル下幌加ダム側出口付近にある駐車場から出発。

トンネル出口、すぐ右の尾根に取り付く。

稜線へ上がると疎林になる。
気温が低いとはいえ天気は良く眺めも遠景に雲があるもののまずまず。稜線を登って行くと木々が殆どないなだらかな南浅羽山が望まれます。青空の下、気持ちの良い眺めです。
緩やかに登って行き、山頂台地へ上がったら稜線を西方向へ向かって進んで行くと南浅羽山山頂です。
山頂からの眺めは良いものの木々があり天塩山地の眺めはいまひとつですが、なんとか坊主山(白鳥山)が見えています。以前登った坊主山(幌加内の)山頂の方が眺めは良かったです。そう、どっちも坊主山、「坊主山」ってあちこちにあって間違えやすいですね。
ここから見えている沼田町と深川市の境界線上にある白鳥山とも言う坊主山は蛇紋岩の山です。だから無雪期に行ってみたいのですが、藪山だから残念ながら行くことはできないでしょう。実はこの地域、山に登らなくても散策できる蛇紋岩地帯があるのです。冬は山スキー、夏は植物、興味深い地域です。

稜線に上がって冬路山方向。
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南浅羽山を見上げると木々の無い広大な斜面が。
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南浅羽山 552m 三等三角点 点名:南浅羽山

左のなだらかな山は鷹泊山(654m)
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良い眺めですが、やっぱり雪が少ない印象です。
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南浅羽山山頂にて。
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坊主山(白鳥山)
あの山に行きたいな~!積雪期ではなくて、春か夏。ま、無理ですが。
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山頂でシール剥がして、お楽しみの下山です。登ってきた稜線は美しいシュカブラで、滑る斜面ではありません。山頂台地からまずは東尾根を滑ります。南東面の源頭部はまずまずですが、東尾根の真上に上がるとモナカ状でへたっぴな私が楽しめる雪質ではありませんでした。私たちのあとから登ってきた美瑛のBさんとご友人が源頭部を華麗に滑って行きました。私たちは東尾根を登り返して稜線へ戻ります。
登ってきた稜線を戻り432標高点からは登ってきた尾根の南側の斜面を滑ります。ここは雪質が良いのですが、積雪が少ないせいか私では上手く滑ることができません。でも久々のフカフカ雪が心地いい。
一ヶ所小沢を渡りますが、積雪が少なく小沢でも全部埋まっていません。落ちたくないのでちょっと慎重に。
やがて国道が見えてきて滑って行くと幌加内トンネル出口の真上に着きました。

東尾根を滑ってきました。斜面はいいのですが、雪がモナカっぽい感じだった・・・。
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ここから稜線に登り返しました。下の沢が埋まっていないようです。
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稜線に戻って、東方向。
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南浅羽山を振りかえる。”また来よう!”
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今日のメンバーですが、冬は誰が誰だかわかりません。

トンネル出口の上から、先に滑っていった仲間たちが見えます。
名残惜しいですが、滑って下ります。
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雪質は当たりませんでしたが、南浅羽山は予想通り良い山でした。雪の良い時にまた再訪したいと思いました。景色を見ながらのんびりスノシューハイクも良いかもしれません。
今年こそ!と思いながら、ひとりで行くのは遠いなぁ・・・と、いまひとつテンションが上がらないでいましたが、一週間前のニセコ繋がりでお誘いをいただき、念願の南浅羽山を登ることができました。ただただ、山仲間に感謝です。
ニセコのメンバー加え、久々に再会したメンバーもいて、楽しい一日でした。
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