12月1日、仕事が早く終わったので雪が降る前に大河原峠まで行ってみようと思い立って山道を走っていたら、出会いがしらにカモシカとばったり会いました。
車を止めてしばしお見合い。
お互いの距離はほんの3~4メートル。
鹿と違って保護動物だから人間や車に対して警戒心が少し弱いのでしょうか?すぐに逃げないでしばらくじ~っとこちらを見ていました。
逃げてしまう前にとりあえずフロントガラス越しに撮影しようと、助手席に置いてあったカメラを手に取り2~3枚パチリ。
それでもまだ逃げる気配がなかったので、窓を開けて顔と腕を出してパチリ。
喧嘩でもしたのかな?
右の角がなくて右耳がかけていますね。
カメラの向きを変えようとちょっと動いた隙に、脱兎のごとくビュ~~~ンと駆け去ってしまいました。
その走り方は何となくまきばカフェの杏ちゃんに似ていたような…。
カモシカさんとの出会いの感動が醒めやらぬまま車を走らせていると、今度は可憐なバンビちゃんが現れ、車に驚いて道をピョンピョン跳ねて森に入り斜面を駆け降りて行きました。
もしかしたら途中で止まってこちらをうかがっているかも?と車から出て道のはずれから斜面を見下ろすと、やっぱり鹿さんはかなり下の方からこちらを見上げていました。
天気は良かったのですが、さすがに標高2千メートル近くになると雪が出現します。
私にとってこの冬の初雪景色です。
息を呑むような日本アルプスの大パノラマ。
山、山、山。
雄大な山国信州です。
この日はカモシカと鹿の他に初めてヤマドリの雄さんに出会いました。
キジの雄は全体に青緑色の印象ですが、ヤマドリは褐色に赤い色が目立ち、長い尾がとても綺麗でした。
逃げ足の速さにカメラを持つ間もありませんでしたよ。
標高2093メートルの大河原峠に到着。
家から15~6キロ程でしょうか、動物の他にはⅠ台の車ともすれ違いませんでした。
浅間連山の眺め。
裾野に広がる佐久平や小諸の町が小さく見えます。
登山の季節が過ぎ大河原ヒュッテも閉まり人っ子一人いなくて、景色を一人占めでした。
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