黒ラブゆめの部屋

ラブラドールレトリバー、ゆめの一日と
母のぼんやり日記

椿姫  その1

2010-02-08 12:41:41 | 徒然話
特別に好きな話というわけでは ありません。
でも、50年の人生において 幾度も読み返した物語のひとつです。

はじめてこの本と出会ったのは、小学校5年生。
図書館の本棚の中で 誰にも手に取ってもらったことが なかったのだろう
その 本は 静かに鎮座していた 気がします。
しかし、確かにわたしとの出会いを待っていました。

残念ながらその当時のわたしが 手にした理由は、大人びた理由でその本を手にしたのではありませんでした。

「姫」
と言う 文字の中に ロマンチックな童話的なあこがれのみで
あらすじや中身など問題ではありませんでした。
そう、「シンデレラ」や「白雪姫」「かぐや姫」・・・・。
そのなかの わたしの知らない 童話 だと思ったののです。

まったく、難しげな文章の中(わたしは当時 ごく平均的な少女でしたから)
まったく、なんの話なのかわかりませんでした。



月のうち25日間は 
                          白い椿を....。

月のうち5日間は
                          赤い椿を....。

そんな 椿の意味することを理解することなどとうてい無理でした。

それでも、難しげな意味不明の文章を とりあえず読み切った思い出があります。
ただ、自分が欲したワクワク、ドキドキ、夢の世界に誘ってくれる お姫様ではないらしいことだけは わかりました。

二度目にその小説を 手にしたのは高校生になった時でした。

やはり、学校の図書室で 寡黙な姿を目にしました。
図書室という場所は、読む者がいなくても 有名な作品は置いておくのでしょうが、
今にして思えば 当時の私たち高校生の乙女(?)には
縁のない小説までとりそろえておく必要性があったのでしょうか。
確かに、現在の高校の図書館にも私が 書いた図書カードのついた その本は残っているのですが・・・・。

高校生ともなれば さすがに意味深なその内容に 秘密めいたときめきを覚えました。
ただ、娼婦とよばれたマルグリット・ゴーティエ(椿姫)に嫌悪感が・・・。
そして 青年アルマン・デュヴァルを・・・・。

続きは、後日。


アレクサンドル・デュマ・フィスが書いた小説
「椿 姫 La Dame aux came'lias」
(直訳すれば“椿をつけた貴婦人”)



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