gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

題詠blog2009:046~050

2009-11-19 01:46:35 | 日記
046「常識」 叶えぬの 想いの吐血 闇染めて 常識という こころ蝕む                                       047「警」  深入りは しないと決めた この恋の 警戒水域 とうに溢れて                                     048「逢」  前世での 逢瀬の強く 尾を引くか 月光となり 君忍び入る                                      049「ソムリエ」本能の 赴くままに 花蜜寄せ 蜂ソムリエの 甘露の仕上げ                                     050「災」  この星を 侵してゆくは 他ならぬ 自我人災と 皆既食に問い       

題詠blog2009:041~045

2009-11-19 01:30:22 | 日記
041「越」  一線を 越さない意思の 優しさに 傾(かぶ)いてみては 戯(じゃ)れ合っている                                                                042「クリック」 心閉じ アンドロイドの 指先で 一瞬技の 削除クリック                                     043「係」  香しく 空気のように 纏わりつ お世話係の 君というひと                                      044「わさび」 清流の わさびの白き 花の群れ ひとり舞い手の 瑠璃色の蝶                                                                         045「幕」  暗幕の 隙間の光 映し出す 息を凝らした 遅刻の巻き毛

題詠blog2009:036~040

2009-11-19 01:10:36 | 日記
036「意図」  瞼伏せ 瞳の奥の 揺れ惑う 嵐の君の 鎮めし意図の                                        037「藤」   黒髪を そっと撫でつつ 君の目に 映る全てと 葛藤の森                                      038「⇒」   親指と 人差し指の →(やじるし)で バキュンと撃つよ 照準は君                                                                      039「広」   強がりと うらはら胸の 恋雫 波紋は広ぐ 限りも知れず                                      040「すみれ」 さよならの 想い溢るる 涙壷 月光を浴び すみれ色成す 

題詠blog2009:031~035

2009-11-19 00:51:50 | 日記
031「てっぺん」 こそばゆく 君と重ねた ゆびの山 てんとう虫は てっぺん目指す                                                                      032「世界」   君の住む 世界と言って みたけれど おんなじ星の 時代も恋も                                                                       033「冠」    まんじりと 夜更けの満月 青白く 削ぎて雪冠 撫ぞってゆく                                                                        034「序」    序破急と 薪の揺れる 足の音 面の内の 数多の念の                                       035「ロンドン」 半地下の 窓辺の続く 煉瓦路 靴音も濡れ ロンドンは霧      

題詠blog2009:026~030

2009-11-19 00:33:37 | 日記
026「コンビに」 闇紛れ コンビニの裏 配られる 弁当を手の 家なき子たち                                                                         027「既」    さよならを 切り出せずいる 音も無く 色も消えゆく 皆既食の間の                                                                     028「透明」   透明な 心に靄が かかりだす さもしき人の 黒き言葉に                                     029「くしゃくしゃ」 夜勤明け くしゃくしゃ白衣 赤き目の エメット・ブラウン 時を抜けよか                                                                030「牛」    コート越し どくどく鼓動 触れてみる 歓声の渦 闘牛士のよな