

今日午前8時50分から、千葉市と教育委員会に、パラリンピックに子どもたちを動員する学校連携観戦の中止を求める申し入れを行いました。
児童・生徒が8月後半から幕張メッセで開催されるパラリンピックを観に行く「学校連携観戦」について、日本共産党千葉市議団は市議会の代表質疑で、新型コロナウイルス感染拡大に鑑み、観戦中止を求めてきました。新型コロナの感染がなかった時には、パラリンピックの観戦は子どもたちのために必要であることは議会内外で発信してきましたが、今夏のオリンピック・パラリンピックの開催はコロナ感染の状況から中止の決断をすべきです。
現在、千葉市での参加予定の児童・生徒数は、市立小中学校、養護学校、高等特別支援学校、高等学校で合計28,409人とされています。
県内自治体でも観戦中止や規模を縮小するところもあり、今後のコロナ感染などの状況では縮小というところも中止の判断をするところも出てくると思われます。
日本共産党千葉市議団は、千葉市と千葉市教育委員会に対し、
①千葉市と教育委員会の判断で学校連携観戦を中止すること。
②各学校がいつどの競技を観戦する予定か観戦スケジュールを市民や保護者に公開すること。
③政府に対し、今夏の東京2020オリンピック・パラリンピック大会の中止と、新型コロナ対策に力を集中するよう求めること。
以上の3点を申し入れました。
対応した鈴木副市長は、「今後、この議論をつめていかないと市としての判断はできない」「通常、学校で行なっている行事と同じ形で、オリンピックだけ特別扱いはしない」「『動員』という考えでなく、子どもたちのためにというベースは同じと考えている」と答えました。
写真は申し入れを行う日本共産党千葉市議団。寺尾さとし衆院千葉2区予定候補・前県議も同席しました。