佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

環境経済委員会の様子、教育未来委員会を傍聴


 今日は昨日の議案質疑を受け、各委員会に付託(議案の審査を本会議の議決に先だって他の機関に委ねること)されている議案や請願に対しての審議が行なわれました。
 私の所属する環境経済委員会には、「あたらしい千葉・みんなの会」から提出された「放射性物質を含む指定廃棄物処分場の選定の撤回を求める請願」が提出されています。市の考え方は、議会の決議(日本共産党は反対)と同様に、「国に対し、指定廃棄物を排出した自治体内での保管を行うための再協議を求めていること」や、「申し入れに対する回答があった場合は、その内容を踏まえ、議会と相談しながら市民の安全性を第一に判断する」とのことです。
 請願に対して各委員からは、「国・環境省が一方的に押し付けたものと当局は考えているのか。再協議を求めているので(請願に)反対」「『再協議』決議を自民、公明、未来民主で出した。分散管理を求めている立場なので賛成しかねる」「千葉市の7.7トンの放射線量の測定を行って、指定廃棄物の『指定』が解除されれば、『白紙撤回』を求めることにはならなくなる」などの理由が出されました。
 私からは、千葉市町内自治会連絡協議会が7月29日に「選定反対」を表明し、①選定方法、4つの評価の観点及び基準の設け方のいずれも妥当ではないため、候補地の選定について白紙に戻し、選定方法を改めた上で再選定し直すよう、環境省に申し入れること。②今後、地域住民の意見をよく聞くとともに、前面に立って国としっかりと交渉すること、を市に要望しました。
 市連協から候補地の選定について白紙に戻すことを国に申し入れることを求められ、いずれの住民説明会も市民は「白紙撤回」を求めています。それぞれの自治体で保管を求めるとした意見は出ていません。
 国、環境省が決めた方針を撤回することは容易ではありませんが、栃木県塩谷町が町ぐるみで「白紙撤回」を求めているように、市民、議会、市長が一体となって「白紙撤回」を求めることが必要と、請願への賛同を訴えました。しかし、日本共産党以外の会派、議員の反対で不採択となりました。

 その後に、教育未来委員会に行き、「小中学校の普通教室にエアコンの設置、老朽校舎・トイレの改修を求める請願」の審議を傍聴しました。休憩中に行われた請願者からの意見陳述では、「子どもが教室で体調不良を訴え倒れたことや、エアコンのある図書室を利用するなどの実態がある」という実態が示されました。
 他の委員からは、「子どもたちに大変苦労をかけるが、請願には反対」「エアコンについて温度だけでは情報不足であり、科学的な検証も必要。エアコン設置は一部の市民の認識であると思う。(老朽化・トイレ改修という優先順位の)教育委員会の方針には賛成であり、請願には反対」「前回と同じ請願である。請願署名はしっかりと受け止める必要がある。主旨は理解するが賛成しかねる」などの理由が述べられました。
 日本共産党は、かばさわ洋平市議、中村きみえ市議が委員です。かばさわ市議から「健康を害している実態、図書室を利用している実態を把握を。老朽化対策の計画の中にもエアコン設置を含めていくべき」「教育予算を増やし、子どもや市民の願いに応えることが必要」と迫りました。中村きみえ市議からは、「実態の把握がされず、去年と変わらない。至急調査をすべき」と求め、「度重なる請願にも関わらず、実態が把握されていない。議会としてエアコンを設置するように市に求めることが必要」と訴えました。
 請願は日本共産党以外の会派、委員の反対で不採択になりました。

 写真は先日海上からの東京電力千葉火力発電所敷地と水路を隔てて隣接する新浜リサイクルセンターの写真。

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