佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

原爆症訴訟で勝訴・国は12連敗

本日、原爆症集団訴訟、千葉地裁における裁判で、原告勝訴の判決が出ました。これで、国・厚労省は、裁判で12連敗です。現地に行けなかったので、電話で勝訴の報告を聞きました。以前にもこのブログでお伝えしましたが、改めて原爆症(認定集団訴訟)について書きたいと思います。原爆症によって被爆者は、核兵器の放射線によって、ガンや白血病などの病気を抱えています。しかし、こうした病気が「原爆症」と認定されて、国の医療手当てを受けている被爆者は全体の0.8%に過ぎません。国は、個々の実態を考慮せずに、爆心地から何キロ離れている等の画一的な基準で原爆症を認定しているからです。
全国で300人以上の被爆者が裁判を起こし、国の原爆症認定の却下処分取り消しを求めていました。集団訴訟が始まって5年以上が経ち、原告305人のうち提訴後になくなった被爆者の方がたくさんおられます。これまで、東京や大阪、広島などの各地方裁判所で勝訴していますが、国は控訴。裁判を受けて、原爆症認定基準の見直され、新しい審査方針のもとで認定がおこなわれています。しかし、被爆者の願いに沿ったものではないものとなっています。
被爆者には時間がありません。国は被爆の実態に沿った原爆症認定基準を設定するべきです。そして、唯一の被爆国として、核兵器廃絶の先頭に立たなければなりません。

写真は、千葉地裁に駆けつけたあぐいさんからいただきました。



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