のほほんroom

のほほんと気まぐれに。

1.17

2020-01-17 06:00:00 | 日記


今日、1月17日。
阪神・淡路大震災から、25年。

あの日から変わった事、変わらない事、変えてはいけない事、沢山あると思う。

大震災によって失われた街並みは、元通りになったとしても、失われた大切な命は戻らない。
大切な家族。親戚。恋人。友達。一瞬にして奪われてしまった人達にとっては、まだ25年かも知れない。

経験しなきゃわからない思い。そういうのあると思う。

【1995年の阪神・淡路大震災】
【2011年の東日本大地震】
【2016年の熊本地震】
【2018年の北海道胆振東部地震】
【2019年1月に震度6を感知した熊本の地震】

近年、大地震が起き過ぎて、忘れがちではあるけど、どれも絶対に忘れてはいけない記録であり、記憶。

上記記載の地震の中で、私が経験したのは【阪神・淡路大震災】と【熊本地震】と言っても、現地ではなく四国でも揺れを感知したという話だけど。
【阪神・淡路大震災】の時はまだ就寝中で、ぐらぐらぐらって揺れて飛び起きた事を覚えてる。
【熊本地震】の時は、夜のんびりテレビを見てた時、ゆらゆら〜って感じた。だから最初は自分が目眩起こしてるのかなって思ったほどゆっくり揺れるのを感じた。

同じ地震でも、縦揺れと横揺れで、感じ方が違うし、断層型とプレート型でも揺れの感じ方が違う。
断層型でも、縦ズレと横ズレで違うし、
プレート型でも、プレート同士がぶつかりあっての地震と、歪みの地震。沈んだプレートが跳ね返る時に起こる地震。と色々あると勉強した。

近年、高い確率で起こると言われている【南海トラフ地震】
これは、プレート型でも最も被害が出ると言われる沈んだプレートの跳ね返り時に発生する地震。

【南海トラフ地震】で、津波被害が出ると言われている高知市に住んでいる私にとっては、他人事ではない。

大きな地震が発生する度に、SNS等では【南海トラフ地震】の前兆と根拠のない噂話をする人が必ず居るけど、実際その地域に住んでる人にとっては、凄く重要な事で茶化していい事では無い。

自分は安全な所に住んでるから関係ないから盛り上げようなんて考えで噂話を広げてる人は、自分自身の事として考えて欲しい。

自身が窮地に立たないと、真剣に考える事をしない人もいると思う。
25年前の私は、そうだった。
その時は、凄く真剣に色々考えた。
だけど、日にちが年数が経つにつれその意識は遠のいていく。
そしてまた、次の地震が起きた時に考える。
でもね、どんなに考えても、実際に経験していないから、“その時”にどう行動したら良いなんて答えは結局出ない。
こうしようとか、こうしたらとか、そういう考えは浮かんでも“その時”に何処に居て何をしているかで対応も変わってくるはずだから。

それでも、家に居たらこうしなきゃとか、職場に居たらこうしなきゃとか、ある程度の行動パターンは考えておきたい。

大震災が起きた後、家族と離れ離れになったと言うのは必ずと言っていいほど耳にする。
だから『必ずここで会おう』の約束は必要なんだと思う。

あの日から、25年。
今日、1月17日。この日をきっかけにまた、防災への意識を高め、しっかりと対策していかないといけないと思う。

1995年1月17日。
大震災によって犠牲なった6,434名の尊き命に、改めてご冥福をお祈り致します。


2020年1月17日 由紀