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日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

出た!1日でアクセス数1万越え!!

2011年05月13日 12時19分04秒 | ブラジル事情

 

 「ビックマックは日本では貧しい人の食べ物」というタイトルで書いたポルトガル語の記事が1日で1万アクセスを超えた。例のあの有力総合リンク紹介サイトのおかげである。

 

 先日このブログでサッカーの長友選手を扱った記事で1日2千アクセスを超えたが、この記録をあっさり塗り替えた。

 

 僕が送った他のリンク紹介サイト3つ全てで既に投稿が承認され、かなりのアクセス数を稼いでいたので、この有力総合リンク紹介サイトに承認されたら、それ相当のアクセスがあることは予想していたが、1万とはその影響力は計り知れない。

 

 さて、記事の内容であるが、基本的には「ブラジルのビックマックが高過ぎる」という考えを、日本のマクドナルドの値段、両国民の1人当たりの平均収入を比べて論じたものである。

 

 僕がサイト上で調べたら、ビックマックセットの値段は日本でも地域によって違うらしく、610円から650円するそうだ。これに対し、ここポルトアレグレでは13レアル(約650円)である。因みに、ブラジル人の1人当たりの平均収入は日本人の1人当たりの平均収入の約4分の1である。

 

 つまり、日本人の金銭感覚に修正すると、ビックマックセットが2600円もする計算になる。この金額だったら、日本人は誰も食べないと僕は断言した。

 

 さらに、ブラジル人はビックマックセットが食べられる事に経済的ステータスを感じているように見受けられるが、日本ではマクドナルドなどでの食事は一番安い外食であり、ステータスを感じながら食べているブラジル人はおかしいと論じた

 

 「ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)」(堤未果著)によれば、貧困家庭はその安さからジャンクフードを食べざるを得ない状況にあり、その結果としてアメリカ国内に肥満児を多数生みだす。そして、彼らはやがて糖尿病やら他の病気を患い、アメリカの医療費の増大を招いて、国の財政を圧迫するという負の連鎖を導いているカラクリについて述べられていた。


 だから、健康に悪いジャンクフードをわざわざ高いお金を払ってありがたく頂いているブラジル国内のブラジル人は、まあ完全に騙されているし、滑稽にすら見える。 

  ただ、それはここブラジルではマクドナルドに限らず、自動車やゲームなど海外から輸入しているすべての商品に言えることである。関税大国ブラジル。恐ろしいほど輸入品に関税をかけているのだ。

 しかし、そこで徴収された税金が果たして、ブラジル国民の生活の向上に使われているのだろうか?一部の富裕層にお金がプールされてしまっているのではないだろうか?


 ブラジルは国として大きく伸びるポテンシャルを秘めている事は誰もが疑わない。

  しかし、政府はあまり教育に投資しない事によって、国民の教育水準を抑えて騙しやすくし、彼らの既得権利をより強固にするための法律を制定して、経済的身分を保証する。

ちょっと有名になると、すぐ政治家になりたがるブラジル人を見れば、どれだけブラジルで政治が「商売」として儲かるかを示していると言える。ブラジルの一番の問題は「富の分配」である。富自体はあるのだから。

 

  ブラジル北部のベレンに住んでいる方からは、ビックマックセットが20レアル(約1000円)もするとのコメントを頂いた。

 

 もう開いた口が塞がらない。 

 Que pais e este?(何なんだ、この国は?)


 


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