1年7カ月ぶりにサンパウロに旅行した。
ポルトアレグレはリオグランデドスル州の州都で人口も140万人もいるから、普段はさも都会に住んでいるような感覚で生活している。でも、サンパウロに実際に行ってみると、ポルトアレグレが所詮は地方の小都市に過ぎないことを痛感させられる。
今回の旅行で、元生徒に自家用車でサンパウロ市内を案内してもらったが、周囲には高層ビルが建ち並んでいるし、日曜日にも関わらず道が渋滞している。パウリスタ大通りなどは片側だけで4車線もあって、やっぱりサンパウロはブラジルの中心だなあという改めて感じた。
でも、僕は大都市サンパウロがどうしても好きになれない。あまりにも大き過ぎて町全体を把握できないし、人間関係も希薄そうで、人も冷たい印象を受けてしまう。そして、全く同じ理由で、大都市である東京も好きになれない。
じゃあ、田舎が好きかと言うと、決してそうではない。人間関係は密接で、人は温かいのだろうけど、娯楽が何もないのには耐えられないからだ。だから、僕にとってはポルトアレグレ位の大きさの町が一番居心地いいのである。
大き過ぎず、小さ過ぎず。
また、僕がサンパウロを好きでない理由の1つは日本人・日系人の多さである。せっかく外国に住んでいるのに、海外でも日本人の多い地域に住むことに違和感がある。
僕の職業が日本語教師であり、日本語・日本人であること武器に生活させてもらっていることは確かだが、だからと言って日本人に頼る姿勢には自分自身好きになれない。
僕が今回会った同期の青年ボランティアは、サンパウロに住んでいても日系社会と一線を画することはでき、実際に日本人との接触は最低限にしているが、いざという時にはお世話になってしまうと語っていた。
僕もサンパウロに住んでいたら、恐らくそうなってしまうだろう。だから、敢えて日本人が少ないリオグランデドスルに移住したのである。日本人が少ない地でどれだけやっていけるか。そういうパイオニア精神があったことは確かだ。
でも、日本人が多いことは、それだけ就職の機会やビジネスチャンスも多いことを意味する。ただ、実際には競争も激しく、僕の深層心理の中に、海外に出てまで日本人や日系人と競争したくないという気持ちがあるのだ。もちろん、サンパウロの方が成り上がるチャンスも多いのだろうけど、舞台の真ん中で頑張りたくない。端の方でちょこちょこやっている方が性に合っている。
僕たち人間は生きていく上で、無意識に自分の居場所みたいなものを探していると思う。自分が社会の中で役に立っている実感を持て、居心地がいい場所。そういった場所は人それぞれの好みだから、どこがいいとかどこが悪いとかいう問題ではない。
「住めば都」とも言う。
同期が言っていた。ブラジルでは隙いる場所が多く、一生懸命やっていれば何とかなる。僕も同感だ。ただ、僕がそれを成し遂げる場所はサンパウロのような大都市ではない。もしかすると、ポルトアレグレでもないのかもしれない。
僕はメジャーな英語ではなく、ポルトガル語というマイナー言語を選び、ブラジルの中でもサンパウロではなくポルトアレグレというマイナーな都市を選んだ。僕はこういう生き方が性にあっているのかもしれない。

ポルトアレグレはリオグランデドスル州の州都で人口も140万人もいるから、普段はさも都会に住んでいるような感覚で生活している。でも、サンパウロに実際に行ってみると、ポルトアレグレが所詮は地方の小都市に過ぎないことを痛感させられる。
今回の旅行で、元生徒に自家用車でサンパウロ市内を案内してもらったが、周囲には高層ビルが建ち並んでいるし、日曜日にも関わらず道が渋滞している。パウリスタ大通りなどは片側だけで4車線もあって、やっぱりサンパウロはブラジルの中心だなあという改めて感じた。
でも、僕は大都市サンパウロがどうしても好きになれない。あまりにも大き過ぎて町全体を把握できないし、人間関係も希薄そうで、人も冷たい印象を受けてしまう。そして、全く同じ理由で、大都市である東京も好きになれない。
じゃあ、田舎が好きかと言うと、決してそうではない。人間関係は密接で、人は温かいのだろうけど、娯楽が何もないのには耐えられないからだ。だから、僕にとってはポルトアレグレ位の大きさの町が一番居心地いいのである。
大き過ぎず、小さ過ぎず。
また、僕がサンパウロを好きでない理由の1つは日本人・日系人の多さである。せっかく外国に住んでいるのに、海外でも日本人の多い地域に住むことに違和感がある。
僕の職業が日本語教師であり、日本語・日本人であること武器に生活させてもらっていることは確かだが、だからと言って日本人に頼る姿勢には自分自身好きになれない。
僕が今回会った同期の青年ボランティアは、サンパウロに住んでいても日系社会と一線を画することはでき、実際に日本人との接触は最低限にしているが、いざという時にはお世話になってしまうと語っていた。
僕もサンパウロに住んでいたら、恐らくそうなってしまうだろう。だから、敢えて日本人が少ないリオグランデドスルに移住したのである。日本人が少ない地でどれだけやっていけるか。そういうパイオニア精神があったことは確かだ。
でも、日本人が多いことは、それだけ就職の機会やビジネスチャンスも多いことを意味する。ただ、実際には競争も激しく、僕の深層心理の中に、海外に出てまで日本人や日系人と競争したくないという気持ちがあるのだ。もちろん、サンパウロの方が成り上がるチャンスも多いのだろうけど、舞台の真ん中で頑張りたくない。端の方でちょこちょこやっている方が性に合っている。
僕たち人間は生きていく上で、無意識に自分の居場所みたいなものを探していると思う。自分が社会の中で役に立っている実感を持て、居心地がいい場所。そういった場所は人それぞれの好みだから、どこがいいとかどこが悪いとかいう問題ではない。
「住めば都」とも言う。
同期が言っていた。ブラジルでは隙いる場所が多く、一生懸命やっていれば何とかなる。僕も同感だ。ただ、僕がそれを成し遂げる場所はサンパウロのような大都市ではない。もしかすると、ポルトアレグレでもないのかもしれない。
僕はメジャーな英語ではなく、ポルトガル語というマイナー言語を選び、ブラジルの中でもサンパウロではなくポルトアレグレというマイナーな都市を選んだ。僕はこういう生き方が性にあっているのかもしれない。

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