一人卒業旅行みたいな感じで東京に行った。
基本的に旅は一人でするのが好きだ。とはいっても行った先でいろいろな人に会ったので一人旅かというとそうでもない気もするのだけれど。
一日目はまず先輩に頼まれた郵便を届けに港区の芝郵便局に行った。東京タワーを横目に速達を出す。
そのあと横浜のbankartというところで行われていた「
てつそん2006」に行った。
芸工からもたくさんの出品があって、なかなか見ていて飽きない展示だった。
そのあと池袋でゆうさんに会い、居酒屋で飲んだ。実にいろいろな話をする。
ゆうさんの家に泊めてもらう。狭いと言っていたけど本当に話しに違わず狭かった。しかし密度のものすごく高い部屋だった。
次の日は昼過ぎに恵比寿の
阿夫利というラーメン屋で「ゆずしおラーメン」を食べた。塩ラーメンにゆずの風味、それに水菜が乗っていて実に旨い。また行きたいラーメン屋。
そのあと
東京都写真美術館に行く。「私の中の私」という展示。
展示照明のセンスの良さに感心する。みうらじゅんの展示はBOWみたいだった。
それから
国立近代美術館のフィルムセンターに行った。
ここは日本の映画のフィルムを草創期から現在に至るまで収集している場所で、収蔵されている映画を好きなときに見るというわけには行かないのだけれど、常設展として日本の映画の成立の歴史が良く分かる展示がされている。
そのなかに大藤信郎の千代紙映画というのがある。大正時代に作られた日本のアニメーションなのだけれども、めちゃくちゃ凄い。これが大正時代に作られたのかと思うと正直鳥肌が立った。
と、日本のアニメの草創期の作品を垣間見て、お台場でやっていた
東京国際アニメフェアに行った。
前に紹介した「ペイル・コクーン」も出品されていたので、吉浦さんと短い間話した。アニメは正直良く分からないので展示はそんなにまじめには見なかったけれど、電通とか東北新社もブースを出していてその辺を見る。
夜は高校時代の友人と会い池袋にて飲む。なぜか今回池袋が多い。
池袋にはloftとハンズがあるのだけれど、今回はいけなかったのでまた次回東京に行ったときに覗こうと思う。
そのまま葛西にある友人宅へ。アニメフェアで購入した「
惑星大怪獣ネガドン」を観た。質の高いCGで確かに凄いのだが、何か使い方を間違えているような…気がする(これはプラス評価なのです)
次の日は昼過ぎに目が覚めたので、葛西にある
ちばきやにて支那蕎麦を食す。
いかにも東京のラーメンといった感じのシンプルな醤油ラーメン。
それから葛西駅に隣接した「
地下鉄博物館」に行った。東京メトロが経営してるので営団地下鉄についての展示はあるが都営地下鉄については分からない。博物館なんだからその辺こだわらずにやればいいと思うが。。。
入場は切符と自動改札で行う。この辺が凝っていて遊び心に満ちている。
白眉は本物の地下鉄シミュレーターと東京の地下鉄を立体的に再現した模型。シミュレーターは本物の運転士の方がそばについて細かい解説を聞きながら運転することが出来て楽しい。
そのまま羽田へ、7時半に福岡に帰った。
東京という街は行くたびに新しい発見があり、本当にいるだけで楽しい。そして福岡の小ささを感じる。それは地方都市という劣等感と、もっといろいろなことをやる余地が残されているというモチベーションの両面を兼ね備えている。
とりあえず今の自分にはあまりにもソフトが足りていないということを実感として感じることが出来た。
このモチベーションを絶やさないようにがんばろう。