KY日記

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アトピー性皮膚炎の話

2011年01月21日 22時35分22秒 | Weblog・すなわち日常
ものごころついた時から、主に手と顔にアトピー性皮膚炎を患って来ました。
今日はそれについて。

アトピー性皮膚炎と言うのは原因がはっきりわからない場合が多く、食べ物の禁忌などよりも睡眠不足や心理的なストレスの方が影響したりするので、具体的な治療を施しづらいという特徴があります。
僕も子供の頃に何度となく皮膚科に行ってみたりもしたのですが、そんな日に限って症状が落ち着いてたりして、はっきりしっかり対策を立てないままにズルズルとこの歳になるまでほったらかしてしまっていました。
症状が軽い時はいいんですが、たまに痒くて血が出るほど掻き毟ってしまったり、目の周りの皮膚が真っ赤になって爛れたりすると周りはギョッとするし、やっぱりどこかできちんと向き合わないといけないとは、常々思っていたのでした。

それがなんとなく引き伸ばされて今に至ってしまったのは、とりあえずそれなりに不自由とはいえ日常生活を送れている症状だったと言うことと、実際に完治させるのは非常に難しいと言うことがありました。先にも書いたように、アトピー性皮膚炎の原因ははっきりわからないことが多く、ある人には有効な治療が別の人には全く効かなかったりと、万人に有効な治療法がないため、キチンと治そうとすると信頼できる医師と試行錯誤しながら、非常にお金と時間のかかると言う結果になってしまうことが多いのです。

今回、やっぱりちゃんと治そう、と思ったのは、仕事でご一緒させていただいたあるカメラマンの方に勧められたのがきっかけでした。その方にはお子さんがいるのですが、やはり難しいアトピー性皮膚炎を患っていて、神田にあるクリニックに通うことで症状がとても良くなったと言うことで。

で、その神田のクリニックを紹介してもらい、それなりにお金と時間は掛かるけど、きちんと治せるところまで治そうと思い立ったのでした。

いざそう言う気持ちになってみると、自分にとってのアトピー性皮膚炎と言うものが今までいかに自分にとっての甘えや、妥協する気持ちの巣窟になっていたかが、驚くほどハッキリと感じられます。

日常生活にほとんど支障はきたさないけれどほんの少しだけ不自由で、それでいて治すのはなかなか大変という病気と言うのは、「どうせ治るもんじゃないし」「他の人には分からない辛さだし」と、自分をどんどん卑屈な殻に閉じ込めてしまう、とても厄介なものです。

そういう卑屈な殻に閉じこもっているままでは、これから先自分の人生ちゃんと向き合っていけないんじゃないか、といささか大げさかも知れないけど思うことが出来た、それだけでも治療に行ってよかったと思ったのでした。

ただし、今付けている薬、非常に良く効くんですが漢方臭いです。
職場が漢方臭くなってしまわないかと若干心配であります。