ありがとう

今年度最後のリズム教室の日、お母さんたちに感謝を述べて、バイバイの歌を歌いおわったところで、今日で卒業の５人の小さな生徒さんから、花束とアルバムを渡されました

そこには、その子たちの写真と、お母さんたちからのコメントが

こんなにうれしいプレゼントはめったにありません
疲れがふっとびました。
嬉しくて、泣いてしまいました。ありがとう！！


３０年ピアノを教えていると、本当にいろんな親子と出会いました。
不思議ですが、こちらが感謝したくなるような頭の下がるお母さんほど、感謝を形で伝えて下さいます。


これからも、音楽の楽しさ、可能性を伝えていこう。改めてそう思わせていただきました。

別れと出会いの季節

春は、別れと出会いの季節ですね。

明日は公立高校の合格発表の日。
５年前、娘からの合否の電話を待ちわび、待てども待てどもかかって来ず、あー、これは落ちたな～、と、郵便局で私学の入学金をおろして待っていたのを、昨日のことのように思い出します

戻って来て、「ああ、連絡するの忘れてた～、ごめーん」
あんた、わたしゃあ胃に穴が空くかと思ったがな～


音楽のそれぞれの教室も、卒業される生徒さんがいます。逆に、入試が終って戻ってきてくれる生徒さんも。昔教えていた方がお母さんになり、今度は娘さんとご一緒できることになったり。
有難いなあって思います。

私の想いは、音楽が、その人の人生に、いくばくかの潤いや、勇気、癒し、慰め、楽しさ、人と繋がるためのツール、そんなことに役だって欲しい、そのために、音楽を好きになって欲しい。
一人一人、音楽から受け取るものはいろいろだし、心情風景もまちまち。手間暇かかる習い事だし、周りの大人の応援も欠かせない。何が残るのか、見えるものでも無い。

でも、昔教えていた生徒さんが、音楽のクラブに入ったり、ピアノの先生になったり、趣味で続けておられたり、などというお話をお聞きすると、本当に嬉しくなります。
卒業式では、教え子が立派にピアノ伴奏をしてくれて、その場に立ち会えて本当に幸せでした。ありがとう


ずーっとずっとあとになって、ご一緒した皆さんの、思い出しもしない心の奥深くで、何かの力になっていたらいいなあ