子育てのコツ・その１

　皆さんは子どもの頃、親と一緒に外出したら近所の人に出会って立ち話になった、なんて時に、こんな経験はありませんか？近所のおばさん：「あらー、お子さん大きくなって～、しっかりして来たわね」母親：「いえいえ全然！家では甘えん坊でだらしなくて、困るんですよ」。かつて私も父にあちこちで「愚娘」と言われ、すごーく嫌だったのを覚えています。
　日本人特有の‘謙譲の美徳’というやつですね。うちの子は最高！と思っていても、人には謙遜する。（ちなみに日本人の男性は奥さんをけなすので、アメリカなどでは評判が悪いそうです)。目の前にいるその子は、そんな風にマイナスの言葉を聞かされ続けると、そうか、自分は出来が悪いのか！と潜在意識に刷り込まれてしまうのです。すると、何となく自信の無い子になってしまいます。私もその事に気付いてからは「ずいぶんしっかリしてきました」と答えるようにしています。
　悪口も褒め言葉も、直接言われるより、間接的に聴いた方が人間の心理としてはインパクトが強いものです。だから，これを利用しない手はありませんよ！かといって自慢ばかりするのはどうかとおもいますが。少なくとも本人には「あなたはこんなところがすばらしい」と言い続けましょう。本当にそうなりますから！