北九州市門司区に白野江(しらのえ)植物公園は、この時期(3月9日)は早咲きの桜、河津桜が満開になります。
公園は山の裾野に沿って造られていてかなりの高低差があり、最も低い位置にある「花の谷」の広場は
桜で鮮やかにピンク色に色づいていました。
今回は、庭門を通り抜け花の谷に降りて行き、花の谷で桜を楽しんだ後、
山の裾野を登りながら花の谷の桜や裾野に咲く桜などを楽しみました。
庭門から見た花の谷
庭門の向こうに鮮やかに咲いている桜が見えます。
花の谷の桜
桜の花が鮮やかに咲いていました。
河津桜と菜の花
桜のピンク色と菜の花の黄色は春の到来を感じさせます。
桜の下から空を見を見上げると・・・
桜の花びらが日に透けてとてもきれいでした!
花の谷から裾野の様子
裾野にも桜が咲いていました。
裾野を登る散歩道
桜を見ながら散歩道を登ると疲れも少なく感じます。
寒あやめと河津桜
裾野を登る途中で寒あやめと河津桜のコラボがきれいでした。
裾野の上から見下ろした花の谷
名前のごとく花の谷と言ったところですね。
花の谷から山の裾野を登る坂道は結構急で息が切れます。
それでも、桜を見ながら登ると疲れを感じません。
少し高いところから見下ろす花の谷の鮮やかな姿をみると、
山登りはしないのですが、山登りをする人が山頂まで登って眼下に広がる町や田園風景を見て
気持ちが良くなる感覚がわかる気持ちになります。
2021年の桜の花見のブログも今回で終わりです。
桜はすっかり葉桜になってしまいましたが、北九州市八幡東区にある河内堰提(えんてい)の深い時を積んだ趣に
鮮やかな桜が色を添えた光景は今年最後の桜の花見を飾るに相応しいです。
河内堰提は、およそ百年前(1919年)に官営八幡製鉄所(現日本製鐵)の鉄鋼生産増大に対応するために
石を積み上げて造られ未だに水も漏らさぬ堰提です。
歴史を積んだ石積みの堰提と桜のコラボ
たっぷりと蓄えられたエメラルドグリーンの水の色が素敵でした。
河内堰提を展望台から見て
膨大な数の石が積み上げられて、この時期だけ桜が鮮やかに色を添えます。
桜に覆われた展望台
展望台の下は「河内桜公園」になっています。
河内堰提から流れでる板櫃川(いたびつがわ)
堰提の上から見たものです、川に掛かる橋と桜のコラボが美しかったです。
河内貯水池の周囲を桜が縁取ります。
河内堰提の取水塔と桜
最初見た時西洋の古城のような雰囲気を持っていると感じました。
堰堤の取水塔に祈りの刻印
「風雨龍吟」と彫られていて、「龍吟ずれば風雨来る」と読み、水の恵みを願ったものだそうです。
コロナ禍が変異株の影響で感染者数の増大により厳しい情勢になっています。
桜を見に行く日は、天気がよく、できるだけ人が少ない平日の朝方に行くように心がけています。
今年中にはコロナ禍が収束してほしいものです。
北九州市の中で、最も桜 がよく似合う街角、それは八幡東区にある高見というところにあります。
この街は、北九州市の中央に位置し、もともと明治時代、官営八幡製鉄所ができる時に
海外から招聘された技術者や製鉄所の幹部が住んだところでいわゆる高級街だったそうです。
この地区の家屋などの老朽化が目立ってきたころ、この地区が住みよい地区に再開発されました。
かって、壇具川沿いに飲み屋街など有り、大蔵到津線(おおくらいとうずせん)の道路越しに高見の街を見ることができませんでした。
飲み屋や古い家屋が退去し壇具川沿いの整備が終わり高見の街が見え始めて、
桜の咲く時期に初めて桜に埋もれた素敵な住宅街に出会ったときはその美しさに驚いたものです。
以下の地図は、現在と19年前のまだ家屋があった頃の地図の比較です。
現在の高見地区
2004年2月(17年前)の高見
黄枠の家屋がなくなっています。
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桜の雲に浮かぶように並ぶ住宅街
背後の山と住宅街と桜並木が平行に走っていてとても印象的でした。
皿倉山と桜並木と壇具川の水辺
桜の花見に行くと壇具(だんぐ)川周辺の広くて爽やかな水辺、皿倉山とのコラボした桜並木道が素敵です。
桜並木道
どこにでもあるような桜の並木道ですが、皿倉山と壇具川の水辺の芝生が一層素敵な景観をもたらしていました。
大蔵到津線の道路を通る度に、この区域だけが電線が地中化され
道路の向かい側はそのまま空を電線が走っていて不思議に思っていました。
高見地区の開発の一環だったようです。
今では、毎年この素敵な高見の街に桜の花見をして春の到来を味わっています。
大分県の景勝地・耶馬渓は北九州からおよそ2時間で行くことができます。
日帰りとしてちょうどよい距離で桜の咲く季節はぜひ行きたいところです。
耶馬渓にはたくさんの桜と奇岩の見所がありますが、1987年、耶馬渓ダムを完成した記念として造られた渓石園は
2万平方メートルの敷地を利用して耶馬渓の渓谷を表した日本庭園です。
散策ルートと撮影ポイント
本文を読む際の参考にしてください。
① 男滝、女滝
園内を流れた小川の水がこの滝を流れ落ちます。
この名前は最近ニュースを賑わせているジェンダーについて想起させます。
②-1 石柱と桜
耶馬渓の石を12万個持ち寄って配置したそうです。
②-2 東屋兼展望台と桜
この東屋県展望台が景色の溶け込んでいました。
③ 朱の橋と東屋と桜
青い空に北部九州では珍しい落葉樹の山々が朱の橋と東屋と桜を守っているようでした。
④-1 山と桜に包まれた東屋兼展望台
地味な色の東屋兼展望台は桜ととても調和していました。
④-2 しだれ桜とソメイヨシノ
色の強く姿はしだれて弱いしだれ桜、色は優しく上に外に向けて咲くソメイヨシノが対照的でした。
⑤ 耶馬渓ダムと桜
何度も渓石園に来ているのですが、ここまで来たのは初めてです。
渓石園からダムを初めて見ました。
⑥山移川を挟んで満開の桜
山移川(耶馬溪ダムに流れこむ川)の沿って両側に満開に咲いた桜が素晴らしかったです。
この散策路は渓石園から降りていく方法がわかりにくく足腰が健康でないと散策に難しいコースのようです。
何度も来ていますが、初めて気がつく景色などに遭遇すると、嬉しくなり来た甲斐を一層強く持てます。
今回は、こちらでは珍しい落葉樹特有の薄い色の山々、いつもは地味な存在だった東屋兼展望台、
見ることはできないと思っていた耶馬渓ダムなどを見てそんなことも感じました。
黒田官兵衛が築いた中津城は桜の名所です。
自宅から遠いのですが、コロナ禍の中、人出の少ない平日を選んで花見に行きました。
中津城は、大分県中津市にあり藩主を黒田家の後、細川家、江戸時代になって奥平家になり、
現在は経営上の理由から手放され現在に至ります。
日本3大水城(他の二城は香川県高松城、愛媛県今治城)としても有名です。
場所
中津城の桜花見のコース
本文を見る参考にしてください。
① 中津城と桜
駐車場から降りてすぐ素敵な桜と中津城のコラボを見ることができます。
② 桜のトンネル
例年、ここでは宴会などで賑やかですが、コロナ禍の影響で少数の方達がささやかに弁当を食べていたくらいで寂しいものでした。
今年は寂しい寂しい桜の花見になりました。
③ 桜の雲海に浮かぶ中津城
三年目に初めて気がついた撮影ポイントで城から少し離れて初めて見ることができました。
④-1 海側から見た中津城と石垣
黒田時代と細川時代の石垣が並んでいます。
④-2 中津城の石垣
左が黒田時代、右が細川時代に造られた石垣です。
④-3 黒田官兵衛ご夫婦像
歴史上、ほとんど奥様のことは表に出ませんでした。
⑤ 中津城と花見場所
駐車場の車も例年に比べて少ないです。
⑥ 城内から見た中津城
⑦ 中津城 マイベイストビュー
城内から池を挟んだところからの中津城がと桜のコラボが最も好きです。
中津城までは、自宅からおよそ車で2時間かかります。
運転の疲れも中津城と桜の素敵なコラボを見ると吹き飛びました。