東坡肉（トンポーロー） 夫

今日は東坡肉（トンポーロー）を作ってみた。
これも以前から家で作れたらいいなぁ～、と思っていた料理のひとつ。

以前沖縄で食ったラフテーがうまくて
帰宅してから作ってみたものの、どうも口の中で溶けるほどの
柔らかさではなくて、イマイチだったことがあった。

だから今度は中華＆ダッチオーブンでリベンジなのだ。

作り方はいたって簡単。

買ってきた豚バラ肉を洗って、
底に丸網を敷いたダッチオーブンに並べる。





このまま弱火で蒸し焼きにすること１時間強。
よーく蒸して脂を落としきる。
ジュウジュウと脂が焦げる音がして、この時点ですでにうまそうな匂い。


蒸し焼き完了。

ちょっときつね色に焦げたけど、香ばしそうでこれはこれでよし。


ここで一旦肉を取り出して、水で洗う。
ダッチオーブンも洗って、再度肉を並べて、
紹興酒、醤油、水を肉の肩に浸かるほど注ぎ込む

どうやら紹興酒が足りなそうな気配がしてきたので、
例の沖縄ラフテーのために買ってきてその後一度も飲んでいない
泡盛を代わりに入れてみた。
３年以上前の酒ですが、もともと古酒なので問題なし。

泡盛は肉を柔らかくするっていうしね。
ラフテーの雪辱を晴らしてくれよ。

調味料は砂糖と、スパイスとしてににんにく、しょうが、ローリエと、
今回初使用の五香粉、八角。

五香粉はどんなものなんだろうと興味津々で匂いをかいでみると、
大正漢方胃腸薬そのもの。
薬箱にある胃薬でも代用できるんじゃなかろうか・・・？

八角は中華料理屋のあの匂い。
これがあるとぐっと中華っぽくなりそうだ。

これらを鍋の中で暴れないようにコーヒーフィルターに入れて、
鍋に放り込む。
本当はガーゼとかティーバックを使うようだけど、なかったので・・・


あとは時々ひっくり返しながら、１時間半ほど煮込む。

うーん。煮崩れせんばかりに柔らかくなってきた。



しかも、しっかり脂抜きしたおかげでほとんどアクが浮いてこない。
ロジャースで買った安い豚肉なのに、これはすごいぞ・・・。




ご飯も炊けたころ、丁度完成！！



どうです？この柔らかそうなお肉。


こいつを口の中に放り込みましたらば、もう本当に
「ホロホロッ」っていって溶けてしまうんですよ。
あれ、肉が消えた？　みたいな。

脂身部分もスジの部分も全てゼラチンと化していて
甘い肉のジュースになってとろけてしまう。

はっきり言って店で食うよりうまい！