24時間テレビ

毎年様々な内容のドラマがありますね。


今年、見るか悩みましたが見てみました。

父と同じグレード4の脳腫瘍。


母は見たくないと言ってたけど、私が見てたので同じ部屋にいました。



父も同じ。
今まではいち視聴者として見てましたが、今年は違いました。またこのタイミングで父と同じ病気、同じ経緯をたどっていることに驚きました。


年齢は違うけど。


見ていて急に現実と向き合えなくなってしまいました。

泣きそう

主治医の先生が帰ってこられた。


顔を見る前、カルテに目を通した時に悪いと思ったらしい。
やっぱり脳は腫れていた。切除できなかったところの腫れが進んでいた。

前に切除した脳の腫瘍の動きがかなり速かったらしい。

実は先生がお休みの間、痙攣を起こしたあと、代理の先生が一週間以上、朝夜に痙攣止めを投与していたが、それが多すぎたらしい。主治医の先生がカルテ見てびっくり。何かあったら連絡をと伝えてあったそうだが、なかなか医者同士で難しいことらしい。

一週間、脳は休憩したままだったらしい。



時間返してほしい。




これから主治医の先生が薬を調節していくみたい。
二、三日様子を見ましょうと。
腫れは薬で抑える。
変化がなくても、もう次の手術は考えていない。今の部分をとってしまえば何もわからず寝ているだけになる。

もう腫れを抑える薬を投与されるだけで、もう父は死んでしまうんだろうか…


もう手段はないの？

無題

食事をさせようとすると、看護師さんから完全シャットアウトされるようになった。

看護師さんも先生も口々に『食事もよく食べられるみたいだし』と言われる。
母は思わず『無理矢理口の中に押し込まれているように見えますが…』と言ったらしい。

食べられるときに食べないといけなくて、大事なんだそうだ。

私たちも全部食べてほしい。

今まで私たち家族がいたら、食事もトイレも任せっきりだったのに、今は何の理由かわからないけど触らせてももらえなくなった。

たぶん、看護師さんたちの中でそうしようと決まったんだと思う。
じゃ、なぜだか説明してほしい。
食べさせてもらうのはいいけど、咳してるのに口に入れたりしないでほしい。

きっと、おむつ替えたりしてるのも嫌なんだろうな…でも、漏れてても来ないんだもん。

機会があれば聞きたいけど、それがまた看護師さんの中で話題になってしまうのが嫌で、私たちは何も言いたくなくなってしまってる。
私たちがいないときは頬を軽く叩かれて起こされ食事をしているみたい。


夕べから無呼吸が続き、グリセレブを一本追加になった。


夕方ぐらいから、頷いたり返事をしたりする。

『お～い』と手を挙げたら手を挙げてくれる。
じゃんけんもしてくれた。
言葉は出ないけど。
私たちの名前を聞いても答えないけど。

悔しかった

昼、夜、無理矢理全部食べさせられている父。
かわいそう。

寝そうになったら、廊下中に響く大声で父の名前を呼んで起こす。何度も何度も。
面会拒否してるし、父のプライバシーは守られているの？


昼食時、そんな大声を聞いて来た数人の看護師さんが父の部屋にきた。とろみをつけたほうが食べやすいんじゃないか…とか話してたらしい。
その中の一人の看護師さんが、他の患者さん（年配の女性）の名前を出した。
『あ～○○子も食べなかったわぁ』『○○子も（父と）同じ感じで…』『○○子も、とろみ付きにしようかなぁ』と、あろうことか患者さんを呼び捨てにし、しかも同じ様に入院している患者とその家族のいる前で、女性患者さんの話題を出す。
聞いてる母には陰口に聞こえたらしい。


看護師さんたちが出ていってから、母は涙が出てしまったって。

父も言われてるのか…
要望を言えば、うざがられてるのか…
父は…患者は物じゃない。生きようと元気になろうと必死なのに。

その看護師さん、あっさりしてて好きだったけど苦手になってしまった。


所詮人間…

でも仕事。きちんとしてほしい。


父は頷いたり、少し反応あり。
しかし、夜に無呼吸状態になる。頭からくるものなんだそう。
酸素も足りてるからと言われたけど心配。

CT

抜いた水は増えてない。
でも脳の位置がもどりつつある感じはわからなかった。


脳が前回より若干腫れて見える。
生命を司る脳幹を圧迫してきているかも…という説明。


腫れを引かせる点滴（グリセレブ）が始まる…
尿がよく出るらしい。

問い掛けに答えない姿を見ると、浮腫のせいかなと考える…


母が泣いてる。
期待もさせてもらえないんだろうか…