「実践するドラッカー【行動編】」(監修・上田惇生/編著・佐藤等/刊・ダイヤモンド社)の次の一節がイマイチ分かりませんでした。「いかに画期的な新製品であっても、世に出た瞬間に陳腐化が始まります(中略)自ら先手を打って、自らを陳腐化させるのみ、です」。そこで調べたところ、腑に落ちるくだりがダイヤモンドオンラインにありました。〈優れた企業は、もはや生産的でないものを組織的に廃棄する仕組みを持つ。品質さえよければ、馬車用の鞭の市場がいつまでもあるなどとは考えない。イノベーションを仕事としてこなしていく。「イノベーションに優れた企業は、人のつくったものは遅かれ早かれ、通常は早く陳腐化することを知っている。競争相手によって陳腐化させられるのを待たずに、自ら陳腐化させ、廃棄することを選ぶ」(『マネジメント・フロンティア』)〉