鉄道模型のワイズ模型店ブログ

KATO 2021年12月・2022年4月以降 新製品・再生産品 のご案内!

 今回は、KATO 2021年12月・2022年4月以降 新製品・再生産品 EF60 500番台 特急色・EF61 0番台 茶色・20系 あさかぜ 初期編成・カタログ他のご案内でございます!

 11月も末となって参りました。風邪やインフルエンザなどの伏兵にもお気をつけくださいませ。

  ご予約商品の商品情報を更新いたしました!

 今回は、KATO 2021年12月・2022年4月以降 新製品・再生産品 のご案内でございます!

3094-4 EF60 500番台 特急色
10-1725 20系 寝台特急「あさかぜ」 初期編成 8両基本セット
10-1726 20系 寝台特急「あさかぜ」 初期編成 7両増結セット
3093-3 EF61 茶
10-1564 285系0番台 サンライズエクスプレス パンタグラフ増設編成 7両セット
10-1565 285系3000番台 サンライズエクスプレス パンタグラフ増設編成 7両セット
11-221 LED室内灯クリア 285系用 7両分入
25-000 KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ 2022

 20系あさかぜを牽引した国鉄直流新生能機関車2種が登場いたします!

3094-4 EF60 500番台 特急色
3093-3 EF61 茶

 EF60は、ED60・ED61に続いて、1960年から製造され、東海道本線、山陽本線をはじめとした直流電化区間で貨物列車の牽引に活躍した代表的な新生能直流電気機関車です。
 それまでのEF15をはじめとする旧型電機とは異なり、現代にも続くB-B-Bの軸配置が採用されました。
 0番台・500番台合わせて143両が製造されました。
 登場当時は、東海道・山陽本線の貨物列車の主力として、EF15などに代わり、貨物列車の先頭に立ち、さらに、電化区間の延伸に伴いまして活躍の場を広げていきました。
 0番代は、当初塗装は、ぶどう色2号単色でしたが、後に青15号にクリーム1号の直流電機機関車一般色に変更されました。

後年塗装が一般色に変更され、ヘッドライトが1灯型の車両の一部はシールドビーム2灯式に改造されました。

 こうして、ブルートレインや2軸貨車からコンテナ列車まで、様々な貨物列車の牽引にあたっていました。
 後継機であるEF65の登場や貨物列車の高速化により、活躍の場を東海道・山陽本線から首都圏各線や阪和線・紀勢本線などに活躍の場を移しましたが、貨物システムの変更や貨物列車の減少により国鉄分割民営化を前にほとんど姿を消しました。
 また、余剰となった車両の一部は、セノハチ補機用としてEF61 200番台やEF67 0番台へと改造されました。

 EF60 19号機は、国鉄時代にやすらぎ塗装となりJR東日本に継承され、高崎を拠点に活躍しました。
 同機は2007年に国鉄色への変更、その後ライトの1灯化が行われ2019年に引退しました。19号機の引退を持ってEF60は、形式消滅となりました。

 先行試作車の1・2号機は、1960年に製造され、比較試験が行われました。
 1次型の3~14号機は、1号機をベースに量産されました。
2次型の15~46号機は、1962年から製造されました。トラブルの多かったクリル式駆動装置を吊りかけ式に変更し、車体長が延長されました。
 3次形の47~83号機はスカートに通風口が有り運転室側面窓がHゴム支持となりました
 4次型の84~99号機は、1964年に製造されました。性能的な変化はありませんが、外観が後のEF65一般型のようなデザインに変更されました。
 5次型の100~129号機は、1964年に製造されました。避雷器へのカバー取り付けなどが変更されています。

 EF60 500番台は、それまでEF58が牽引していた20系ブルートレインの編成増に伴う牽引機置換用として、KE59ジャンパ線などを追加装備し1963年に登場しました。青色の車体+前面のクリーム色と側面帯のスタイルは後のEF65にも引き継がれる新形電気機関車の標準塗色となりました。優等車を多数連ねた寝台特急「あさかぜ」のほか、「さくら」などでも活躍、東海道ブルートレインの歴史を語る上では欠かせない存在です。
 一般型の3次型と4次型と同時期に製造されたため、501~511号機は3次型と512~514号機は4次型と同様の車体形状となっています。
 しかしながら、元々がEF15の置き換え用の貨物用機関車で会ったため、最高速度こそ100km/hですが、定格速度は、39km/hで速度性能よりも牽引力に能力を割り振った性能となっています。このため、EF58並の高速運転を東京~下関間で、1,000kmの長距離で行った結果、主電動機故障が多発し、EF60よりも定格速度性能が上回っているEF65にわずか2年の短期間の1965年に牽引機の座を譲ることとなりました。
 EF65 500番台P型にブルートレイン牽引仕業を引き継いだ後は、0番台と共通運用され、塗色も1975年頃に一般色となり、ジャンパ栓も撤去されました。

 EF61は、1961年に落成した旅客用の新性能直流形電気機関車です。1960年から製造が開始されたEF60は、貨物列車牽引用に最適化されているため、旅客列車牽引に不向きな性能で有り、蒸気暖房・電気暖房装置を搭載していないため、旧型客車牽引に必要な装備などを有していませんでした。このため高速性能を重視し、蒸気発生装置を装備した旅客用機関車として製造されました。
 旅客用のEF58・貨物用のEF15と同様に旅客用のEF61・貨物用のEF60と言う機関車運用の計画が立案されました。
 暖房用の蒸気発生装置(SG)と水・燃料タンクを搭載しているため、EF60・EF65に比べて車体長が1.6m長いことが最大の特徴です。また、車体側面のルーバーと明かり取り窓の構成もEF60とは異なる物を採用しました。
 駆動装置などは、EF60一次型と同様のクイル式を採用しましたが、構造上の問題から故障が多発し、1974年以降にリンク式に改造されました。
 EF58の後継として製造が開始されたEF61ですが、当時の国鉄が進めていた動力近代化計画において一般旅客列車を電車化する方針が採用されたため、18両のみの製造となりました。
 登場時は、ぶどう色2号単色でしたが、1965年より青15号にクリーム1号の警戒色の国鉄新性能直流電気機関車色に変更されました。

 1961年の登場当初は、全車宮原機関区に配置され、東海道・山陽本線の急行や20系寝台特急の上り「あさかぜ」の牽引に活躍しましたが、1963年のEF60 500番台登場により20系ブルートレイン牽引から撤退しました。
 また、1962年の山陽本線広島電化時には、間合い運用でセノハチ補機運用も担当したため、走行開放を行うため、両側に解放テコに走行中開放用空気シリンダーが増設されています。
 山陽本線の電化区間延伸に伴い活躍の場を広げ、担当すべき旅客列車が減少したため貨物列車牽引にも充当され、客貨両用に活躍し始めました。
 1968年には、広島機関区に転属となり、一時的に荷物列車を含む旅客列車運用を失いましたが、その後に急行列車や小荷物郵便列車の牽引が復活しました。
 1975年3月の山陽新幹線博多延伸開業に伴うダイヤ改正で定期旅客列車運用が消滅しました。
 1978年以降、広島機関区のEF58の廃車が始まり、荷物列車運用が増加しましたが、EF61自体にも老朽化が進行していました。
 これは、多少車体長が延びたとは言え、F級電機機関車に蒸気発生装置と水タンクと重油タンクを搭載していたため、腐食が進行し屋根板が抜け落ちる事故なども発生しています。
 1984年2月のダイヤ改正により、荷物列車の暖房システムの電暖化が行われ牽引機は、信越本線から降りてきたEF62に引き継ぐことになり、運用が消滅し、1985年までに全車廃車となり、番台消滅しました。
 有名な運用としては、EF61同士や、EF58との重連で牽引した荷物列車ありました。
 また、11号機が広島機関区の特徴でもあるPS22Bに載せ替えられています。
 当初計画では、セノハチ補機への改造も計画され、100番台という区分が用意されましたが、EF60一次型から改造された200番台の運用結果から転用計画は撤回され、幻の区分番台となっています。

 EF61 0番台は、少所帯野ため新形直流電気機関車として唯一18両全車が茶色単色の塗装で落成した形式です。

 今回のEF60 500番台 特急色はファインスケールにフルリニューアルして登場いたします。20系の他、貨物列車の牽引にもお楽しみ頂けます。

 EF60 500番台の501~511号機の登場時、東京機関区時代の形態を再現いたします。
 青色の車体+前面のクリーム色+帯を美しく表現いたします。
 台枠は黒色のPS17パンタグラフ、パンタシューはホーンパイプのない形状を再現いたします。
 スカートは500番台の特徴であるKE59ジャンパ連結器受を表現いたします。
 避雷器はカバーなしのLA15形。信号炎管・ホイッスルは青色となります。
 電球色LEDの採用により、リアルなヘッドライトの色調を再現いたします。
 フライホイール搭載の動力ユニット採用で安定した走行が可能です。
 クイックヘッドマーク対応となります。「さくら(金縁)」「みずほ(銀地・緑文字)」ヘッドマークが付属いたします。
 アーノルドカプラーが標準装備し、交換用ナックルカプラーが付属いたします。
 ナンバーは、選択式で、選択式ナンバープレート:「501」「502」「503」「505」が付属いたします。

 登場時の茶色塗装のEF61を製品化いたします。20系寝台特急「あさかぜ」初期編成の牽引機としッドマークを掲げた勇姿をはじめ、客車列車の牽引をお楽しみいただけます。

 宮原機関区所属、1962年前後の形態をプロトタイプにモデル化いたします。新性能電機では数少ない単灯ヘッドライトも的確に再現いたします。
 全軸ともスポーク式の輪心を再現いたします。
 茶色単色のスマートな外観を再現いたします。前面窓下の手スリは銀色で再現いたします。
 パンタグラフは、PS17、パンタシューはホーンパイプのない形状を再現いたします。
 デフロスタを装備していない前面窓を再現いたします。
 避雷器はカバーなしのLA15形となります。
 各部Hゴムは、グレーで表現いたします。
 スカートの解放テコ用のエアシリンダー、エアホース下の暖房用蒸気管を再現いたします。
 クイックヘッドマーク対応となります。
 フライホイール搭載の動力ユニット採用で安定した走行が可能です。
 アーノルドカプラーを標準装備し、交換用ナックルカプラーが付属いたします。
 ナンバープレートは選択式で、選択式ナンバープレート:「4」「9」「11」「16」/選択式メーカーズプレート:「川崎(4・9)」「東洋電機/汽車會社(11・16)」が付属いたします。

 是非、初期の20系を支えたEF60/EF61をこの機会にいかがでしょうか?

 足回りが黒色となり、電源車がカニ21になった頃の「あさかぜ」用20系編成が登場いたします!

10-1725 20系 寝台特急「あさかぜ」 初期編成 8両基本セット
10-1726 20系 寝台特急「あさかぜ」 初期編成 7両増結セット

 20系は、1958年10月に特急「あさかぜ」用として登場し、それまでの客車には見られなかった固定編成方式を採用し、完全空調装備の固定窓装備・食堂車の電気レンジの本格採用など様々な技術が採用された画期的な車両で「走るホテル」とも呼ばれました。外観も曲面で構成された車端部と丸みをおびた車体が絶妙な調和を見せ、ブルーの車体色に配されたクリーム色の3本の帯が醸し出す流れるようなラインが鉄道の近代化イメージを高め「ブルートレイン」の語源ともなりました。
 登場当初から絶賛され、ブルートレインが全国に進出する度に増備が行われ、473両が製造されました。
 初めてのブルートレインと言う事で、様々な車両が製造され、14形式物バラエティーがあります。
 電源車だけで3形式・A寝台車も3形式などの新造車だけでは無く、ナハ21などの改造車も個性的です。
 北海道と四国を除く各地を結ぶ寝台特急として活躍しましたが、後継の新型車の登場により花形列車から地方連絡特急へ、その後は急行運用へと活躍の場を移し、最晩年は波動用として活躍し、1997年をもって40年にわたる活躍を終え、引退しました。1998年に形式消滅となりました。
 晩年は、12系併結対応車の1000/2000番台や広島鉄道管理局のジョイフルトレイン「ホリデーパル」用700番台なども登場し、更には、貨車と併結した「カートレイン」などにも使用されました。

 特急「あさかぜ」は、1956年より従来型客車で運転を開始した夜行列車です。東京~博多間を直通する列車として計画され、関東地区と九州地区の有効時間帯を考慮したため、関西を深夜に通過するダイヤを初めて採用しました。
 1958年には、20系に使用車両が変更され、初代ブルートレインとなり、従来車と比べて快適性が向上し「走るホテル」と呼ばれ賞賛されました。
 1963~1965年には、編成中の半数を超える7両が1等車(寝台・座席)となる豪華な編成となり、1・2等とも座席客車を連結していました。また新聞輸送の需要が高まったことで、電源車はマニ20から荷重5tのカニ21が充当されるようになりました。
 一時期は、豪華な編成が「殿様あさかぜ」と呼ばれました。
 1968年に臨時「あさかぜ」を定期格上げし、東京~博多間2往復態勢となりました。
 1970年、に東京~広島間呉線経由急行「安芸」を格上げし、「あさかぜ」としました。格上げ後は山陽本線経由東京~下関間列車となり、「あさかぜ」は、3往復態勢となりました。
 1972年に東京~博多間列車1往復を14系14型に置き換えました。
 1975年に山陽新幹線博多延伸開業に伴い、とうきょう~博多間定期1往復が廃止となりました。
 1977年に東京~下関間列車が24系25型化されました。
1978年に東京~博多間20系は24系25型に活躍の場を譲り「あさかぜ」から撤退しました。
 その後の「あさかぜ」は、1986年に東京~博多間1・4号がグレードアップ改造され、その後のブルートレインの改造の手本となりました。
 他のブルートレインとの違いを表現するため、銀色の帯が金色に変えられ、更に、1本追加された3本のゴールドラインが象徴的な車両となりました。
 国鉄分割民営化に伴い、「あさかぜ」は、1・4号は、JR東日本品川運転所受け持ちとなり、3・2号は、JR西日本下関運転所受け持ちとなり、編成毎のバラエティーが大きくなりました。
 1990年には、東京~下関間3・2号にパンタグラフ付きラウンジカースハ25 300番台などが連結開始しました。
 1994年には東京~博多間1・4号が定期運転終了し、臨時列車81・82号に格下げされました。
 2000年には臨時「あさかぜ」81・82号の運転が終了しました。
 2005年には、残っていた旧3・2号の東京~下関間の「あさかぜ」も廃止となり、初代ブルートレインの「あさかぜ」の列車名は消滅しました。

 9形式のバラエティあふれる華やかな編成の20系寝台特急「あさかぜ」をお楽しみいただけるセットです。編成を組み換えることで、同時発売予定のEF60 500番台 特急色やEF61 茶と合わせてお楽しみいただけます。

 プロトタイプは昭和38年(1963)頃の品川客車区所属車となります。
 ナハ20・ナハフ20は非常窓を外開き式に改造した形態を再現いたします。
 プラ成形ならではの美しい仕上がりの先頭部(カニ21・ナハフ20)流線形屋根形状を再現いたします。
 青15号の車体色、クリーム1号の3本の細帯を美しく表現いたします。
カプラーは、カニ21・ナハフ20の機関車側は、ボディマウントアーノルドカプラーで、その他は、KATOカプラーN JP Bを採用いたします。
 床板・台車枠は、黒色で表現いたします。
 バックサインは、「あさかぜ」を取付済です。
 EF60・61対応のヘッドマークが付属いたします。

■関連オプション
11-211/212 LED室内灯クリア/(6両分入)

 是非、EF30や、ED73なども含めて、東京~博多間の様々な機関車を先頭にいかがでしょうか?

 今年も新カタログが登場いたします!

25-000 KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ 2022

●2022年度版総合カタログが完成いたしました!
 昨年同様、全284ページフルカラー構成でお届けいたします!

●2021年度カタログに引き続き、アーカイブを掲載!
 2019年から2021年に発売した製品各種をダイジェストで振り返ることができます。
●「新製品」「定番品」車両に加え、線路製品やジオラマ用品も掲載!鉄道模型がさらに楽しくなる各種コラムや予定品情報も掲載いたします。
●鉄道模型に関する知識、取扱い方法なども分かりやすく解説。初心者やライトユーザーへのご案内にも最適な一冊です!

 是非、この機会に新カタログをいかがでしょうか?

 下記商品が再生産となります。

10-1564 285系0番台 サンライズエクスプレス パンタグラフ増設編成 7両セット
10-1565 285系3000番台 サンライズエクスプレス パンタグラフ増設編成 7両セット
11-221 LED室内灯クリア 285系用 7両分入

 再生産のため、仕様変更はございません。

   スタッフ一同皆様のご来店をお待ちいたしております!!!
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