どうも、おしるこ大好き弱師です。突然ですが、皆さん和菓子は好きですか?自分は物によります。和菓子は洋菓子より甘みが少ないので子供に人気がありませんね。当たり前ですが。ということで今日は日本人の独特な感性について語りたいと思うのでどうぞお付き合い願います。スシが爆発!
日本人は桜が好きです。聞いたことがある人もいらっしゃると思いますが日本人は桜の散り際が好きなのです。我々が散り際にこだわる民族なのは騎士道が「どう生きるか」なのに対し武士道は「どう死ぬか」なのを見れば明白ですね。自殺防止委員会を呼びましょう。
JAPANESE・MANGAの主人公はアメコミに比べると弱いです。時と努力を重ね成長していくのが人気のヒケツだそうです。あと、日本人は判官贔屓をします。JAPANESE厨二病とAMERICAN反抗期の違いは苦しみや葛藤に憧れを抱くか否かだと自分は勝手に思っています。実際どうなのかは知りません。
そして日本人は侘び寂びを好みます。静かな茶室で質素な茶器を使い渋い抹茶を飲みます。渋い抹茶を選り好んで飲む辺りMっ気を感じますね、少なくともドSではないです
さて、いつもの如くどうでもいい持論を持ち込みましょう。どういう持論かというと「日本人はマイナスに美学を見いだせる民族」という持論です。「生きる」がプラスだとすると「死ぬ」はマイナスですよね。「強い」がプラスだとすると「弱い」はマイナスですし「動」がプラスだとすれば「静」はマイナス。一つ個人的な意見を述べるとすれば渋い抹茶だってマイナスです。
ここで一つ問います。日本人は何故マイナスに美学を見いだせるのか?
自分がまず思い浮かべたのは「陰陽思想」です。陰陽思想は六世紀ごろ中国から日本にやってきました。世界は“陰”と“陽”の二つが支え合うことで成り立っているという考え方です。積極的な物は“陽”、その反対にある消極的な物は“陰”と定義されます。よく出される例を上げるとすれば昼は陽で夜は陰、男は陽で女は陰といった感じです。てかこのご時世「女は消極的だから陰」とか言ったら恐らくぶん殴られますね、すみません。クレームは古代中国につけて下さい。
そしてこの思想における一番のミソは陰陽は調和するものという教えです。要は陰と陽、どちらが欠けても駄目なのです。光があるから影は際立つし、男と女がいなければ人類は滅亡してしまう。陰が悪者で陽はいいなんてこと陰陽思想では絶対にない。全てが必要で大切なものということを日本人は今でもきっと忘れていないと思うのです。マイナスも不要ではないと割り切れる、そんな精神が日本には根付いている。
こんな風に古来から陰陽思想に慣れ親しんできた日本人はマイナスを受け入れることも簡単ですが中国を文化のルーツに持たない欧米人から見るとそれは目新しい感覚なのかもしれないとは思います。多くの欧米人にとってマイナスは「良くないもの」なのかな。でも日本の文化はそんな観念に一石を投じてくれる。二元論を超えた調和から生まれる奥ゆかしさ。日本文化に魅力される人が一定数存在するのはこういったカルチャーギャップがあるからこそなのかもしれない。
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