ちょい悪ジジイのリタイア日記

リタイア初心者が日々思う事、昔話、旅行記、etc

すごーく昔のカーレースのお話1960年代だよー!

2006-06-27 10:53:06 | Weblog
昨日からの続き
我輩はチーフメカニックだ。オーナードライバーはエースドライバーである。
フレッシュマンレースから参戦する。当時ミニクーパーの天下であった。

そこへ、カローラ、サニー、ギャラン、等が戦いを挑む。最初はなかなか勝てなかった。其のうち、国産車勢がタイムが、上がってくるに、だんだん、クーパーの姿は消えていった。4年間位レース活動をしたので、いろいろ、あった。

毎週FISCO通いだ、レースの無いときは、走行練習、セッティング、の繰り返し。よく、飽きずに通ったもんだ。少しづつ、エースドライバーもタイムが上がる。ようやくスポンサーが付いたのだ!B系のタイヤショツプ!

ここで、大発表である!!ある日そのスポンサーが見たことの無いニュータイヤを持ち込んできた!そうです!今でこそ、当たり前に皆さんレースで、履いている、あのスリックタイヤである!山が無い!こんなタイヤで走ったら、死ぬよ。火を始めて使った原始人の心境である。スポンサーの、必死のガイダンス、「頭を切り替えて!これは、全部が山なのだ!摩擦熱でタイヤの表面が柔らかくなり、まるで、接着剤のように、グリップするのだ」と説明を、受けても、我がエースドライバー、納得しないようす。

それが、また、ビックリ、その、恐ろしいタイヤで、走行開始したと思いねー!いつも、あんまり早くは無い、我がドライバー、1週で1秒タイムがだんだん上がるではないか!!魔法を見てる、みたい!15週レースで15秒!ああー夢にまで見た、表彰台の一番高い所へ、うちのドライバーが上がる!!シャンパンを買おう!

そうです!皆さん、スリックタイヤをプライベートチームが始めて履いたのです!!!まるで、ナマコを始めて食べた人類のような心境(たとえがおかしい?)(これは、調べたわけではない、少なくても、富士では、初めてだ)
次のレース期待が高鳴る、スタート!早い、早い!後3週!現在ポジション1位!ヘアピン立ち上がり???エンジン音?少し排気が白い?そこで我輩はサインボードにダウンを指示、ドライバー、サインに従わない!次の回ノーサイン、言う事を聞かないドライバーには「ピットはあんたを、見捨てたよ」の意味だ。ラスト1週で泣く泣くタイムを下げ2番手でゴール!

帰ってきて、ブーブー文句を言う、「なんで、なんで?下げてのか?もう少しで、1位取れたのに!!」「でも表彰台に乗れたでしょう、後でわかるよ、2位で良かったなーと」レースの翌日エンジンをばらした。ほーら、思ったとおり、コンロッドの1本が紫色に焼け、太さがほかの3本と比べると4分の1位!折れる寸前、あのまま、走らせたら、エンジンブロー、リタイアーだ!!ドライバーを呼んで見せると「文句を言って悪かった、2位を取らせて貰って、ありがとう」グットドライバーの誕生だ。この事以来ピットサインに従う模範的ドライバーになった。

昔の事はこんなに覚えているのに?おとといの夕飯何食べたっけ??(歳だなー!)
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