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H:hour

さて、大分時間が開いてしまいました。
今後は、木曜と火曜にアップしていくことにします。
その日に高校の授業があるので。

さて、Hです。Hourでいきます。これは時間の意。
ミュージックアワーとかゴールデンアワーとかの“アワー”です。
ちなみに「1時間」はan hour です。なぜ“a”ではなく“an”なのか。
それは発音が母音になるからです。りんごも an apple です。

それはともかく今日書きたかったのは、1時間についてです。

もちろん時間論を社会学的に考察したり、数多の演劇本に書かれている劇構造の中の時間の流れに関する話など、ぜひともしたいのですが、
まだまとまっていないので、書けません。

一応、劇の時間は、物語の上をずっと長く流れているところから1時間切り取ってきたようなものだと考えていますけれど。

さて、1時間と言うのは作品の物理的時間の長さのことです。
現代の観客のことを考えるとき、1時間~1時間30分の間が最適ではないかと考えています。

映画はタイタニック以後、長時間(二時間)傾向にありますが、演劇にはこれは最適ではないのではないか、と思っています。
もちろん、シェイクスピアなりチェーホフなり、普通にやれば3時間4時間はざらで、そういう場合は休憩を間に挟みます。
歌舞伎もしかりです。

ただ小劇場の劇団でやたら長いところは、いかがなものかと思うときがあります。
もちろん必要だからそうしていると思うのですが、冗長に過ぎる時があるかも知れず、
僕の文章も毎回反省するのですが、思いが募れば募るほど長くなるきらいがあります。

短い方が要諦がまとまっていい文章、いい芝居になる、と言う効果もあると思います。

また、僕自身考慮しているのは、ドラマの影響です。
ドラマは基本1時間です。アニメは30分、CMが入るタイミングは大体15分に一度です。
ちょうどドラマの最終回ぐらいが、70分から80分ぐらいですよね。
みんな、この時間感覚に慣らされているのですから、その人工的に創られた生体リズムを利用する方がよいのでは、と思いました。
2004年の「Hello Out There」と言う作品では、「名探偵コナン」でCM前後に扉が閉まる音がしますが、同様に15分ごとに扉が閉まる“ガチャン”という音を用いました。

若い男が閉じ込められる作品でしたし、ちょうどそういった観る側、そしてやる側のリズムや時間感覚にとても興味があったので。
あれは結構好きでした。又使ってみたいです。

授業も高校まではなんとなく1時間周期ですし、この1時間という時間間隔は日本人には特に身に付いているのではないかと思います。
まあ、面白い芝居を作りさえすれば、だいじょぶなんですけど。

ちなみに、高校で授業してて思うのは1時間では短い、ということです。
今シーンごとに6チームに分けて稽古してますが、正味15分ごとに3チームしか見れませんし。
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