困難に笑う、そういう自分でありたいと思っています。
スラムダンクという漫画で、一番強い高校の沢北選手が、越えるべき壁を見つけた時にいつも笑っていた(挑戦することがうれしくて喜ぶ)というエピソードを彼を応援するお父さんが思い出すのですが、
同様に主人公の湘北高校の流川楓選手もまた、その沢北選手を前に笑います。
仕事が混んでくると「うわーっ」と叫んで、すべてを投げ出したくなりますが、今日もとりあえずブログ投げ出さずに更新できました!!
今回の公演っていうのは、まず小説の演劇化が難しいんです。心理描写をできないのはもちろんのこと、セリフも実際にリアルにしゃべってみると、成立しないことが多いのです。
説明的に過ぎたり、ちょっと極端に感じてしまったり、難しくなります。
これは関東と関西で違うのかもしれませんが、「あなたに関係があります」と書いてもさほど違和感はありませんが、これを実際に言うと少しどきっとします。
親しい間柄だと距離を置いた感じになります。これは、たとえば名前に置き換えたりしたほうが良かったりするかもしれません。
今の例は、特に小説の中に出てくるわけではないのですが。
次に、即興を演出する、ということもまた難しい。
よく俳優さんには状態を創ってほしい、ということを言います。もしくはキャラクターを演じる、というか。
今、本当にそこで起こっていることをお客様にお見せしたいのです。
それで、あらかじめ決められたセリフではなくて、その場の即興になるのですが、そこはもちろん面白いものにならなくてはなりませんし、破綻するわけにもいきません。
そこにお客様が偶然居合わせたように、見せたいのです。
そんな困難を笑って乗り越えたのが、下記公演になります。ぜひお越しください。
演劇ユニットYOU企画設立15周年記念作品「ハーフ2」
原作:クスキユウ(文芸社刊) 構成・演出:松浦友
出演:佐々木思郎 氏田敦(劇団冬芽舎) 西岡佳美(CLAPxCLAP) 美帆 山本周(50音順)
物語:記憶を呼び覚ます懐かしい景色。人の愁いと思いが風車を回す。
「彼」を知る人々が集うホテルのロビー。
擦れ違う思いのはざまに、咲く人々の笑顔。
会話の端々に散見する一人一人の人生は、観客たちの鏡ともなる。
公演日時:3月26日(土)19時/27日(日)15時〔開場20分前、上演予定時間80分〕
会場:枚方公園青少年センター3Fホール(枚方市伊加賀東町6-8)
※京阪本線枚方公園駅下車徒歩5分
料金:1000円〔前売・当日とも)
チケット予約・問合せ:YOU-PROJECT事務局 http://www.you-project.com/
half@you-project.com
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