実際、昔のブログ記事を読むのは楽しく、その当時は一週間に一回ではなく複数回連載するぐらい書きたいことがありました。
今は、ネタを探す日々で、それがしんどくて昔のやつを書き直す、という暴挙に出ていました。
そこでふと、LINEノベルというところに連載した「そうして、誰もいなくなった」を思い出したのです。
この作品は、元は枚方なぎさ高校三年生の「舞台芸術」という授業で、生徒たちに学校内でドラマが起きそうな場所をロケハンさせて、そこを舞台にしてエチュードで即興劇を作らせる、という課題から始まった作品です。
そこから、なんとか発表会で作品にするために僕が台本を書いたのですが、やはり二年の入門とは違って、現役演出家と創るのだからと、二箇所同時進行演劇という難しいことをやらせてしまったのです。
でも、当時の担当の先生にも好評でしたし、いつか、何かの形でやりたいな、と思っていて、とりあえずノベライズした作品です。
だから実はこれ、二つの部分に分かれた作品で、クラス演劇を作る高校生たちと、その上演作品、という二段階のものでした。
最初は、作品が進行して行き、途中でこれは演劇作品でしたっていう、梯子をはずしちゃう作品です。
その二つのうち、後半のクラス演劇を頑張る人たちに焦点をあてた青春ものにしたつもりです。
拙い作品ですが、LINEノベルというところに思い切って投稿していたのですが、そのLINEノベルが終わってしまい、どうしよう、と思って結局この場で公開していくことにしました。
実際に、演劇の話をずっとしていますし、演出論も出てきます。演劇の話だと思って読んでいただければ幸いです。
クスキユウ「そうして、誰もいなくなった」
来週、火曜日から連載開始です。
松浦友
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