那智山山頂にある『妙法山阿弥陀寺』境内の蝶

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野（那智山妙法）妙法山阿弥陀寺境内にて



　『妙法山阿弥陀寺』　　　
　那智三峰のひとつ妙法山（標高740m）の山頂近くにある。
　弘法大師修行の地と伝え、真言宗に属する。
　かつて女人禁制だった高野山と違　って、女人を受け入れたため「女人高野」とも呼ばれた。

　那智大社や、青岸渡寺を参拝した後、かつての巡礼者は当寺まで足を伸ばし、
　『熊野路を　ものうき旅と思ふなよ　死出の山路で　思ひ知らせん』
　とのご詠歌を詠い、来世安穏を祈ったという。