憎まれっ子世にはばかる２

『憎まれっ子世にはばかる』１からの続きです

　一方、長生きをする人には、現世で学ぶべきことがたくさんあるのです そう言うと「長生きをしている人のたましいは低いというのか！」などと、ムッとする人もいるかもしれませんが、そうではありません たとえば、孫に恵まれ、より深い愛を知ることも大いなる学びなのです

　もちろん、年齢を重ねることによって受ける試練もあります 身体が思うように動かなくなったり、世の中から必要とされなくなったと孤独を募らせることも、試練だといえるでしょう

　そうしたことを含め、すべてが人生のカリキュラムの中に組み込まれているのです

　憎まれっ子という言葉は、この場合「出来の悪い子ほど可愛い」といった意味合いで、より多くの学びを与えようという、大きな愛が込められているのです 「長生きなんかしたくない」などと言わず、感謝して学びの日々を受け入れるべきなのです

『憎まれっ子世にはばかる』３へ続く