命

　中国の四川大地震で死者が2万人を超えたようです。亡くなった方は本当にお気の毒です。ご冥福をお祈りします。今回は建築物の耐震性にも問題はあるが、自然災害を目にするたびに、人間の愚かさ、小ささを感じてしまう。人名の尊さは、民族や政治思想や被害の大きさに全く関係がない。事が起きて初めて安全で平和な日常が、いかに重要なことか感じてしまう。まずは、一人でも助かる命がいることを願います。

　先日、仕事の移動中に都内を歩いていたら、救急隊員が物々しく建物に入っていきました。帰ってＴＶを見ると、どうやら今話題の硫化水素自殺があったようでした。それにしても、世の中こんなに死にたい奴がいるんやなと思い、ゾッとします。せっかく生まれてきたのに、しかも最後に便所の洗剤使って、死ぬなんてアホとしか言いようがありません。しかも他人迷惑かけて、死ぬときぐらい迷惑をかけず、電車に飛び込むなら最終電車の執着駅にするとか、伝統的な富士の樹海へ行くとか、臓器移植するとか・・・。そんな他人の事を考えれる人は自殺なんかしないでしょうが・・・。

　ガレキの下敷きになって多くの人によって救助される命、便所洗剤で亡くなる命、人に殴られ道端で果てる若い命、天寿を全うする命、誕生するときは、男と女の愛情と性欲、そして女の苦労（出産）によって、そのほとんどが、愛情と幸せに包まれているはずなのですが、終焉は人それぞれです。な～んて、そんなことを感じてました。