島根県益田市立吉田小学校

島根県益田市立吉田小学校のブログページです。

なかよしアンケート 6年生

2010-09-03 18:10:12 | 配布文書
1学期に実施した『なかよしアンケート』の結果をグラフにしました。下のグラフは、「傷つく言葉」「たたく・ける」「仲間はずれ」の項目について「よくある」「ときどきある」と回答した児童の割合を表しています。
-------------------------
実際に行ったアンケートについて紹介します(3部構成)。
〈1部〉友だちからされて、いやだったことについて
・心が傷つく言葉を言われたことがありますか?(設問1-1)
・叩かれる・蹴られる等の暴力を受けたことがありますか?(設問1-2)
・仲間はずれにされたことがありますか?(設問1-3)
〈2部〉自分が友だちにしてしまったことについて
・心を傷つける言葉を言ったことがありますか?(設問2-1)
・叩く・蹴る等の暴力をしたことがありますか?(設問2-2)
・仲間はずれにしたことがありますか?(設問2-3)
〈3部〉楽しいこと、相談したいこと、悩みや気になっていること(自由記述)

-------------------------
 『傷つく言葉』については、される側、する側ともに20%という結果でした。つまり、5人に1人の割合で友だちに傷つく言葉を言われる、又は、友だちが傷つく言葉を言う児童がいるということになります。児童が『傷つく言葉』として挙げたものの中には、体に関する言葉も含まれており、個々の違いを個性として認められない児童がいるという現状があります。
恐らく、6年生の子ども達は前学年までのところで、どのような言葉が相手を温かい気持ちにさせたり、嫌な気持ちにさせたりするのかについて学習してきていることと思います。今一度、このことについて取り上げ、「もし、自分だったら…。」と相手の立場になって考え、行動していくことの大切さや、一人一人が違っていて当たり前であり、個性として認め合っていくことの大切さについて、子ども達と共に考える時間を設けていきたいと思います。

 『たたく・ける』については,「友だちにたたかれたり、けられたりしたことがある」と回答した児童が14%、「友だちをたたいたり、けったりしたことがある」と回答した児童が17%という結果でした。高学年ということで体も大きくなり、力も強くなっていることから、その気はなくても相手に重大な怪我をさせてしまうことにもつながりかねません。『傷つく言葉』についても同様ですが、誰もが学年・学級内で安心して生活することができるようにするため、相手の体や心を傷つけるような言動は絶対に許されないという支持的風土をつくり、児童間でも注意し合うことのできる人間関係づくりにも努めていきたいと思います。

 『仲間はずれ』については、「友だちに仲間はずれにされたことがある」と回答した児童が7%であるのに対して、「友だちを仲間はずれにしたことがある」と回答した児童は0%という結果でした。このことからも、やはり相手の気持ちを考えず、無意識のうちに傷つけてしまっているという状況がうかがえます。この年代の子ども達は、男女ともに仲間意識が強くなり、集団への依存を求めるようになります。仲間に入りたくても入りにくい人の気持ちを考えたり、仲間に入りたい時の言葉のかけ方について学んだりしていくことが、集団から仲間はずれをなくしていくことにつながると考えています。

 ご家庭でもお子さんの様子で気づかれたことがありましたら、担任までお知らせください。よろしくお願いいたします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なかよしアンケート 5年生 | トップ | 4年3組学級だより「ほっと」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

配布文書」カテゴリの最新記事