金・隗よりはじめよ  

金を中心とした金融マーケットの動向を、毎日の市況から、筆者の個人的な相場観をもとに解説していきます。

◎ 東京商品市況、午前中の動きと午後の展望。

2015-02-18 12:53:43 | お金


東京市場、午後の展望はこちら

【東京金】

夜間終了時点から、小幅に上昇して始まった後、概ね4,620円台後半で小動きとなっていたが、日銀が金融政策発表後、為替が円高に傾いた為、下落幅を拡大する展開となっている。
 

時間外取引は1,200ドル飛び台で下げ止まりを見せているが、反発力にも欠け上値が重く感じられる。

中国市場が休場で、値頃からの現物買いもあまり期待出来ないため、夜間にかけては1,200ドル割れを試す可能性もある。

東京市場も引き続き弱気有利と見ており、4,600円割れを試す展開を想定。


【東京白金】

時間外取引の反発を受けて、夜間終了時点から12円高の4,569円で取引を開始。

序盤はやや強含みで推移し、下落幅を縮小する動きとなっていたが、時間外の反落や円相場の引き締まりを受けて、再び下値追いの展開になっている。
 

昨年12/17の安値4,527円を割り込んでおり、短期的な地合いは更に悪化している。

チャート的には、長い下ヒゲで本日の取引を終えれば、短期的に自立反発の可能性も高まるが、大陰線で終わった場合は一段安に警戒したい。

【東京ガソリン】

夜間終盤の急伸の反動から、利食い売りに小安く始まった後、売り方の買戻しなどが強まり上伸。

ここ最近のレンジ上限を上抜けした。ただ、買い一巡後は円相場の引き締まりを受け、やや伸び悩んでいる。
 
午後も堅調な動きは継続と予想。

ただ、61,500円近辺では利益確定の売りに、やや上値は重くなると見る。短期的には強気有利と見ているが、引き続き高値では利食い優先と考えたい。


【為替 ドル円】

米長期金利の上昇を受けて、ドル買い・円売りが広がった流れが継続し、119.20円近辺で始まった。

開始後も、日経平均の上昇を眺め堅調に推移していたが、日銀の金融政策の現状維持決定を受けて、やや円買い・ドル売りに傾いている。




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