本日の東京市場は、日経平均株価が前日比3.11円安の8679.04円
で始まった。
NYダウは、23日のEU首脳会談への様子見ムードが漂う中、引けに
かけて値を戻し、前日比37.16ドル高の1万1541.78ドルで終了した。
ドル/円は前日とほぼ変わらず。
ユーロは、欧州債務問題の行方に不透明感が強まる中、朝方は
ユーロ売り・ドル買いが進んだが、23日のEU首脳会議後に再度
同首脳会議を行うことで合意したと発表。
また、ギリシャ議会が財政緊縮策の関連法案を可決したとの発表
を受けて買い戻された。
商品市況は、昨日ユーロ安ドル高から全面安となったが、本日は、
欧州債務問題に神経質な動きになっている金以外は、反発して
始まっており、様子見ムードながらしっかりした動きになっている。
市場は、引き続き、今日の午後9時に開かれるユーロ圏17カ国財務相
会合と23日に開かれるEU首脳会談の結果に神経を尖らせている。
昨日の主な経済指標の発表結果は、米新規失業保険申請件数が40.3
万件(事前予想40.0万件)とやや低調な数字。
9月の米中古住宅販売件数は491万件(予想491万件)とほぼ変わらず
の内容となった。
また10月のフィラデルフィア連銀景気指数が+8.7(予想-9.6)と
市場予想を大きく上回り、一時ドル買い円売りが優勢となったが、
上値を追う動きは限られた。