金・隗よりはじめよ  

金を中心とした金融マーケットの動向を、毎日の市況から、筆者の個人的な相場観をもとに解説していきます。

◎ ブログ「金・隗より始めよ」からお知らせ

2015-02-18 17:14:51 | お金



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◎ 東京白金、短期的には下ブレに注意!

2015-02-18 16:13:59 | お金


東京白金が落勢を強めている。

引き続き金の下落が圧迫要因となっている他、欧州経済や政局に関する不透明感や中国の春節入りを前にしたリスク回避売りが、白金の地合いを一層弱めているようだ。
 

前日の夜間取引で4,516円の安値を付けた後、売り方の買戻しに反発。

本日の日中取引開始後には4,500円台後半に下落幅を縮小するなど、下値の固さを確認したかに見えたが、日銀の金融政策据え置きを受けた円相場の引き締まりや、時間外でのNY白金の大幅反落を嫌気して、午後にかけて下げ足を速め、一時夜間の安値を更新するなど大幅安となっている。
 

NY白金は昨年10月以降、1,200ドル割れには抵抗を見せ、同水準での底堅さを示していたが、現在取引中の時間外取引に於いて、サポートラインと見られた1,172ドルを一時割り込んでおり、チャート的にも地合いは悪化している。

また、東京白金の日足チャートを見ると、本日の急落で相場が一目均衡表の雲を下抜けした。

既に、転換線は基準線を下回り、遅行スパンがローソク足の下に付き抜けており、本日の雲の下限を割り込んだことで「三役逆転」となり、テクニカル的にも下げが加速する可能性があるので注意したい。

仮に、日中取引序盤の戻りを維持し、本日ローソク足が長い下ヒゲで終われば、チャート面では短期的に自立反発の期待感も高まるが、午後に入り再び相場が崩れ大陰線で終えてしまった事で、この後の夜間取引では下ブレに充分注意したい。(了)

※このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証する ものではありません。各トレーダー及びレポートの
読者は自己責任で 取引してください。



◎ 東京商品市況、午前中の動きと午後の展望。

2015-02-18 12:53:43 | お金


東京市場、午後の展望はこちら

【東京金】

夜間終了時点から、小幅に上昇して始まった後、概ね4,620円台後半で小動きとなっていたが、日銀が金融政策発表後、為替が円高に傾いた為、下落幅を拡大する展開となっている。
 

時間外取引は1,200ドル飛び台で下げ止まりを見せているが、反発力にも欠け上値が重く感じられる。

中国市場が休場で、値頃からの現物買いもあまり期待出来ないため、夜間にかけては1,200ドル割れを試す可能性もある。

東京市場も引き続き弱気有利と見ており、4,600円割れを試す展開を想定。


【東京白金】

時間外取引の反発を受けて、夜間終了時点から12円高の4,569円で取引を開始。

序盤はやや強含みで推移し、下落幅を縮小する動きとなっていたが、時間外の反落や円相場の引き締まりを受けて、再び下値追いの展開になっている。
 

昨年12/17の安値4,527円を割り込んでおり、短期的な地合いは更に悪化している。

チャート的には、長い下ヒゲで本日の取引を終えれば、短期的に自立反発の可能性も高まるが、大陰線で終わった場合は一段安に警戒したい。

【東京ガソリン】

夜間終盤の急伸の反動から、利食い売りに小安く始まった後、売り方の買戻しなどが強まり上伸。

ここ最近のレンジ上限を上抜けした。ただ、買い一巡後は円相場の引き締まりを受け、やや伸び悩んでいる。
 
午後も堅調な動きは継続と予想。

ただ、61,500円近辺では利益確定の売りに、やや上値は重くなると見る。短期的には強気有利と見ているが、引き続き高値では利食い優先と考えたい。


【為替 ドル円】

米長期金利の上昇を受けて、ドル買い・円売りが広がった流れが継続し、119.20円近辺で始まった。

開始後も、日経平均の上昇を眺め堅調に推移していたが、日銀の金融政策の現状維持決定を受けて、やや円買い・ドル売りに傾いている。




※このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証する ものではありません。各トレーダー及びレポートの
読者は自己責任で 取引してください。



◎ 市況ニュース ドル円は118円台半ばで堅調推移。

2015-02-17 17:02:25 | お金




17日の東京市場は、日経平均株価が前日比17円68銭安の1万7987円09銭と小反落して終了。

前日、約7年7ヶ月ぶりに1万8千円の大台を回復して終了した事に加え、ユーロ圏財務相会合でギリシャを巡る問題が物別れで終わった事が重しとなり、魚利付きから利益確定の売りが先行し、下落幅は一時100円を越える場面もあった。

しかし、下値では押し目買いに下げ渋り、昼過ぎには懸念されていた20年物国債の入札を順調に通過した事から、徐々に下落幅を縮小する動きとなった。

一時、プラス圏に浮上する場面もあったが、短期的な過熱感から伸び悩み、小幅に下落して終了となった。

アジア株式市場では一部市場が休場となる中、主要株価指数は概ね堅調となった。

中国株は7営業日続伸。

上海総合指数は、前日比0.76%高と3週間ぶりの高値で終了。

本日発表された1月の主要70都市の新築住宅価格は、前月比0.4%下落で9カ月連続の下落となったが、都市部で下げ止まりの兆候が出ている事で底入れ期待感から、不動産株が買われ相場を牽引した。

ドル円は、118円台半ばで底堅い動き。

米国市場が休場だった事で、前日の海外時間帯では。概ね118.50円前後で小幅な値動きとなり、本日の東京市場でも同水準で取引を開始。

ただ、前日のユーロ圏財務相会合においてギリシャ支援協議を巡る交渉が物別れに終わった事で、リスク回避の円買いが強まり118.23円程度まで円が買われる場面もあった。

だが、下値では国内輸入企業などのドル買いが入り、118円台半ばに値を持ち直していた。

昼の時間帯では、本邦20年債の入札が順調だった事で、ややドル買い・円売りが強まる場面もあったが、ドル買い一巡後は伸び悩む展開になっている。

ユーロドルは、ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援をめぐる協議が物別れになったことで急落。

その後、ユーログループ議長から「20日に改めてユーロ圏財務相会合を開き、ギリシャの延長申請を受け入れることは可能」との発言が報じられ、合意への期待からユーロの下げは一服しており、東京時間帯ではポジション調整のユーロ買戻しに小幅に値を戻している。

ユーロ円は、ギリシャ支援協議の難航を受けて、ユーロ売り・円買いが強まり下落していたが、東京市場開始後は日経平均やドル円の持ち直しを受けて、134円台後半に値を戻している。
 
16:50現在、ドル円は118.51円近辺での出合い。

ユーロは、対円で134.61円近辺、対ドルで1.1356ドル近辺での出合いとなっている。

この後の欧州時間帯では、18:30に英1月消費者物価指数、19:00に独2月ZEW景況感指数の発表が予定されている。

米国市場では、22:30に2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、24:00に2月NAHB住宅市場指数の発表が予定されている。(了)

◎ 東京商品市況、午前中の動きと午後の展望。

2015-02-17 12:55:41 | お金


東京市場、午後の展望はこちら

【東京金】

時間外取引の上昇を受けて小幅に上昇して始まり、序盤は4,680円台を中心に底堅く推移していたが、時間外取引の下落を受けて売りが優勢となり、下げ幅を広げている。
 
ギリシャ支援をめぐる協議が物別れになったが、ユーログループ議長が20日に改めてユーロ圏財務相会合を開く可能性を示した事で買い材料視されず、金は場中にジリジリと売られる展開。

米長期金利の上昇もドル建て金の弱材料になっており、引き続き、戻り売り有利と予想。


【東京白金】

夜間終了時点に比べ小幅に上昇して始まり、取引序盤はやや買いが優勢で、下落幅を縮小する展開となった。

しかし、時間外取引の軟化から再び売りが強まり、4,630円台に押し戻されている。
 
前日、4,600円台を維持して反発した事で、下値不安がやや後退したかに見えたが、戻り切れず直ぐに反落するなど、引き続き地合いは弱い。

円安や株高などのサポートがなければ、4,600円台前半へ再び安値を試す展開を想定する。

【東京ガソリン】

夜間終了時点から100円程度上昇して始まった後も、時間外取引の上昇を眺め買いが優勢となり、前日比プラス圏を回復している。
 
円相場がやや引き締まっている事や、前日までの上昇を受けて、上値では利益確定の売りに押されるなど、やや伸び悩んでいる。

午後もやや強含みと見るが、本日は上昇一服で、おおむね6万円台半ばから61,000円近辺でのもち合いと予想。


【為替 ドル円】


前日の米国市場が休場で、手掛かり材料難から小動きとなった流れかが継続。東京市場も118円台半ばで始まった。

その後、日経平均の冴えない動きを眺め、調整的なドル売り・円買いに118.24円近辺まで軟化したが、下値追う向きも限られると、ドル買戻しにやや値を戻している。



※このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証する ものではありません。各トレーダー及びレポートの
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