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12日の東京市場は、日経平均株価が前営業日比327円04銭高の1万7979円72銭と急反発して終了。
日本が休日の間の米国株高や円安進行を好感し、200円を越える大幅高で始まった後も、輸出関連株を中心に買いが広がり、午後には約2ヶ月ぶりに1万8千円を回復した。
その後は、達成感などから利益確定の売りが入りやや伸び悩んだが、大きく崩れる事はなく大幅反発して終了となった。
アジア株式市場では、主要株価指数が高安まちまちでの推移となった。
中国株は続伸。
上海総合指数は前日比0.5%高で終了。
前日までの3日続伸を受けて利益確定の売りが広がり、前場は小幅に反落していたが、春節の連休前の短期資金不足に対応する為、一部金融機関への信用供与を拡大と発表した事などが好感され、午後に入ってからは持ち直しプラス圏を回復して終了となった。
ドル円は120円台前半で堅調推移。
日本の休日中に、FRBによる早期利上げ観測の高まりや原油相場の下落による資源国通貨売り・ドル買いの流れが波及して上値を試す展開となり、1/5以来となる120円を回復。
本日の東京市場もその流れを引き継ぎ、120円台前半で取引を開始した。
開始後は、急ピッチの上昇に対する警戒感から、利益確定などの売りに押され120円を瞬間割り込む場面もあったが、米早期利上げ観測が高まっている事から下値を追う向きは限定的となり、120円台前半に切り返した。
午後は、本日発表される米1月小売売上高の発表を見極めたいとの思惑から、概ね120.25円を中心としたもみ合いになっている。
ユーロドルは、ユーロ圏財務相会合での発言等を受けて、ギリシャ情勢を巡る過度な懸念が後退し急伸する場面もあったが、不透明感も強く買い一巡後は急伸前の水準に押し戻された。
東京市場開始後は、本日開かれるEC首脳会談の結果待ちとのムードが強く、狭いレンジでのもち合いとなっている。
ユーロ円は、ユーロドルの急伸に連れ、1/22以来となる136.67円近辺まで急伸した後は上昇一服、売りに押される展開となっていた。
しかし、東京市場開始後は、日経平均の大幅高やドル円の堅調な動きに支えられ、確りとした動きになっている。
16:20現在、ドル円は120.32円近辺での出合い。
ユーロは、対円で136.11円近辺、対ドルで1.1315ドル近辺での出合いとなっている。
この後の欧州時間帯では、19:00にユーロ圏12月鉱工業生産の発表が予定されている。
その他、21:00にブリュッセルでEU首脳会議が開催される。
米国市場では、22:30に1月小売売上高、新規失業保険申請件数の発表が予定されている。
米早期利上げ観測が再燃する中、原油価格下落の影響が小売売上高にどの様に反映されているのか注目を集めている。(了)