金・隗よりはじめよ  

金を中心とした金融マーケットの動向を、毎日の市況から、筆者の個人的な相場観をもとに解説していきます。

◎プレミアムオンライン取引から、波動展望の部屋パスワード無料開放のお知らせ。

2015-02-09 16:37:53 | お金


北辰物産プレミアムオンライン取引からのお知らせ

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◎ 市況ニュース ドル円は上昇一服。118円台後半で底堅い動き。

2015-02-09 15:36:58 | お金




週明け9日の東京市場は、日経平均株価が前営業日比63円43銭高の1万7711円93銭と小幅続伸して終了。

良好な米雇用統計の内容から、米景気回復期待感が高まった事や円安進行が好感され、日経平均は前週末比141円高と大幅続伸して始まった。

開始直後には、前日比150円超上昇する場面もあったが、買い一巡後は利益確定などの売りに押されて伸び悩む展開となった。

6日に米大手格付け会社S&Pがギリシャ国債の格付けを引き下げ、欧州経済への先行き不安が広がった事が上値を抑える要因になったようだ。

ただ、午後に入ってからも底堅さを維持し、終日確りとした動きとなった。

アジア株式市場では、主要株価指数が一部市場を除き総じて軟調な動きとなった。

中国株は反発。

上海総合指数は、前営業日比0.62%高で終了。

8日に発表された、中国貿易統計の低調な内容が嫌気され続落して始まったが、本日開始した中国初となる株式オプション取引へ期待感が支援材料となり、売り一巡後は値を戻す展開になった。

中国貿易統計は、輸出が前年同月比3.3%減となったほか、輸入も19.9%減少するなど、輸出入ともに市場予想を大幅に下回る内容となった。

ドル円は上昇一服。

前週末の海外市場では、米雇用統計の改善された内容を受けて、ドル買い・円売りが強まり、117円台前半から119円台前半へ2円前後急伸。

本日の東京市場でも119円手前で取引を開始した。

開始後は週末に急伸した反動もあり、119円近辺では利益確定の売りが入り、また、朝高で始まった日経平均の伸び悩んだ事もあり、一時118.70円近辺まで水準を切り下げる場面もあった。

しかし、米国の早期利上げ観測が高まっていることもあり下値は限られ、118円台後半でもみ合う展開となった。

欧州勢参入後は、再びドル買い・円売りがやや優勢になっている。

ユーロドルは週末の海外市場では、米雇用統計の強い数字を受けて米欧の景況感格差が意識され、ユーロ売り・ドル買いが加速し急落。

ユーロ売り一巡後は、下値でもみ合いになっていた。

本日の東京市場開始後は、前週末の急落の反動による値頃感からユーロを買い戻す動きが見られ堅調に推移。

ただ、ギリシャ国債の格付け引き下げが重しとなり、上値の重い展開が続いている。

ユーロ円は東京市場入り後、日本や中国株の堅調推移を眺め底堅い動きになった反面、上値はギリシャ問題などから抑えられ、狭いレンジでのもち合いとなっている。

16:20現在、ドル円は118.98円近辺での出合い。

ユーロは、対円で134.77円近辺、対ドルで1.1327ドル近辺での出合いとなっている。

この後の欧州時間帯では、主だった経済指標の発表は予定されていない。

今週はギリシャ問題を巡って、11日にユーロ圏財務相会合、12日にEU首脳会合が開催される予定となっており、結果が注目される。

本日の米国市場では、24:00に1月米労働市場情勢指数(LMCI)の発表が予定されている。(了)

◎ 市況ニュース ドル円は軟調。117円台前半で推移。

2015-02-05 16:00:04 | お金


5日の東京市場は、日経平均株価が前日比174円12銭安の1万7504円62銭と反落。

欧州経済の先行き懸念や、円安一服を受けて反落して始まった。

その後も、ギリシャの債務懸念の再燃から、投資家心理が冷え込み下落幅を拡大。

一時下落幅は200円に迫る場面もあったが、ソニーの好決算や中国人民銀行が前日夜に、金融機関の預金準備率の引き下げを発表した事などが下支え要因となり、やや下げ渋る動きとなった。

アジア株式市場では主要株価指数が、一部市場を除き概ね軟調に推移。

中国株は続落。

上海総合指数は前日比1.17%安で終了。

中国人民銀行の預金準備率引き下げを好感して大幅上昇して始まったが、利益確定の売りに押されて上昇幅を縮小して前場を終了。

後場に入ると一段と売りが広がり、マイナス圏に沈んで終了となった。

ドル円は概ね117円台前半で軟調推移。

前日の海外市場では、原油価格が急落した事やギリシャの債務懸念が再燃した事でリスク回避姿勢が強まり、ドル売り・円買いが優勢となり、117.60円近辺から117円台前半に水準を切り下げた。

本日の東京市場では、117.30円近辺で取引を開始。その後、日経平均の下落幅拡大を眺め軟調に推移。

しかし、117円割れを回避すると、30年債入札を無事通過した事からドルの買戻しが入り、117円台半ばに値を戻す場面もあったが、時間外取引での原油の一段安を眺め上値は重く、117.20円を中心としたもち合いとなった。

ユーロドルは、ギリシャ問題の再燃を受けてNY市場終盤に急落していたが、東京市場開始前に下げは一服。

しかし、開始後は、ギリシャ金融支援を巡る不透明感から、1.1350ドル近辺で上値の重い展開が続いている。

ユーロ円は、NY市場で急落した反動で利益確定のユーロ買い・円売りが先行し確りとした動きになったが、同問題に対する警戒感から上値は限られ、午後は軟調に推移した。

16:40現在、ドル円は117.26円近辺での出合い。

ユーロは、対円で133.17円近辺、対ドルで1.1356ドル近辺での出合いとなっている。

この後の欧州時間帯では、21:00にイングランド銀行政策金利発表が予定されている。

米国市場では、22:30に新規失業保険申請件数、12月貿易収支の発表が予定されている。(了)


◎ 市況ニュース リスク回避姿勢の後退に、日経平均は大幅反発して終了。

2015-02-04 15:48:53 | お金




4日の東京市場は、日経平均株価が前日比342円89銭高の1万7678円74銭と3日ぶりに大幅反発。

前日の海外市場で、原油相場の上昇やギリシャ懸念の後退を受けてNYダウが300ドルを超える大幅高となった事や、円安を好感して輸出関連株や大手銀行株といった大型株を中心に買いが広がった。

前場終盤には前日比400円を越える上昇となったが、午後に入ると円安進行が一服した事もあり、利益確定の売りに押されやや伸び悩んだが、高値圏を維持して終了となった。

アジア株式市場では主要株価指数が、中国など一部市場を除き概ね堅調に推移。

中国株式市場では、上海総合指数が前日比0.93%安で終了

エネルギー関連株が上昇を主導し、前場は小幅ながら上昇して終了したが、午後は利益確定などの売りに押される展開になった。

本日発表された1月中国HSBCサービス業PMIは、51.8(前回53.4)と弱い数字だったものの、相場への影響は限定的だった。


ドル円は117円台半ばで伸び悩んでいる。

前日の米国市場では、やや神経質な動きながら、米国株の上昇やリスク回避巻き戻しに117円台前半から半ばに値位置を切り上げていた。

本日の東京市場では117.65円近辺で取引を開始後、本邦実需筋のドル買い・円売りや日経平均株価の上昇を眺め、一時118円程度まで上昇する場面もあった。

しかし、今晩発表されるADP雇用統計などの重要経済指標発表を前に様子見ムードも強く、同水準で上昇は一服。

午後は、日経平均が高値で伸び悩みを見せる中、利益確定のドル売り・円買いに押されて、じりじりと水準を切り下げる展開となった。

ユーロドルは、ギリシャ財務相が債務返済をめぐってECB総裁らと会談する見通しとなった事で、ギリシャ問題に対する過度な懸念が後退、ユーロはシャーとカバーに急伸する動きとなった。

しかし、ユーロ買い一巡後は、利益確定のユーロ売り押し戻され、やや水準を切り下げもみ合い推移となった。

東京市場入り後は、前日の急伸の後を受けて上昇一服となり、狭いレンジで小動きとなった。

ユーロ円は、ユーロドルの上昇に連れて急反発した。

欧米株価の上昇もユーロ買い・円売り要因となった。

東京市場入り後は、日経平均の上昇を受けたユーロ買い・円売りと、前日の上昇を受けた利益確定のユーロ売り・円買いが交錯し、やや方向感に欠ける動きになっている。

16:20現在、117.55円近辺での出合い。

ユーロは、対円で134.75円近辺、対ドルで1.1462ドル近辺での出合いとなっている。

この後の欧州時間帯では、17:55に独1月サービス部門PMI・改定値、18:00にユーロ圏1月サービス部門PMI・改定値、19:00にユーロ圏12月小売売上高の発表が予定されている。

米国市場では、22:15に1月ADP雇用統計、24:00に1月ISM非製造業景況指数の発表が予定されている。(了)


◎ 市況ニュース 日経平均株価は大幅続落して終了。

2015-02-03 16:57:34 | お金


3日の東京市場は、日経平均株価が前日比222円19銭安の1万7335円85銭と大幅続落。

前日の米国株高を背景に朝方は買いが優勢となり、反発して始まった。

しかし、開始後に為替が円高に傾いた事を受けて売り物が膨らみ、マイナス圏に沈んだ。

午後に入ると、円高進行や10年債入札の不調を嫌気した債券相場の急落で一段安となり、下げ幅は一時250円超となった。

ただ、企業業績に対する期待感などから、下値では押し目買いに下げ渋る動きとなった。

アジア株式市場では、主要株価指数が高安まちまちで終了。

中国株式市場では上海総合指数が、エネルギー関連や金融株を中心に値を上げ、前日比2.45%高と急反発して終了した。

ドル円は軟調。117円台前半に下落している。

前日の海外市場では、NYダウの大幅反発が好感され、117.60円近辺で始まった。

しかし、日経平均が朝高後マイナス圏に沈んだ事で、ポジション調整などのドル売り・円買いが持ち込まれ、117円台前半に水準を切り下げる動きとなった。

昼の時間帯にオーストラリア中銀が政策金利の予想外の引き下げを決定すると、豪ドル売り・円買いが強まり、連れてドル円でもドル売り・円買いが優勢となった。

午後は、日経平均の下げ幅拡大を眺め、ドル売り・円買いが強まり117円を割り込む場面もあったが、下値ではドルの押し目買いが入り下げ渋りを見せると、欧州勢参入後は117円台前半で落ち着いた動きになっている。

ユーロドルは、午前中は堅調に推移していたが、豪中銀の利下げを受けたオセアニア通貨に対するドル買いの流れが波及し、1.1320ドル付近まで下落する場面もあったが、欧州勢参入後は、買戻しに値を戻している。

ユーロ円は、ドル円の動きに連れて軟調推移。

午前中は、日経平均の下落を眺めて売られた後は、133.00円近辺でもみ合いになっていたが、豪中銀の金融政策発表後はユーロ売り・円買いが優勢となり、132円台半ばに下落。

しかし、欧州勢参入後は買戻しが入り、133円近辺に値を戻している。

17:50現在、ドル円は117.29円近辺での出合い。

ユーロは、対円で132.98円近辺、対ドルで1.1336ドル近辺での出合いとなっている。

この後の欧州時間帯では、19:00に12月卸売物価指数の発表が予定されている。

米国市場では、24:00に12月製造業新規受注の発表が予定されている。(了)