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荒井由実

2013-09-25 16:11:10 | 日記
めっちゃめちゃ軽快な、ようころがるコンガ。複雑な反復を繰り返すパーカッション。

これはポーリーニョ・ダ・コスタの新作か?と思った瞬間、セスナが超低空で頭をかすめて後ろへ飛び去る……

これ、荒井由実のアルバム「コバルト・アワー」の冒頭のシークエンスや。
アルバイト先のレコード屋で初めて聞いたときぶっ飛んだな。

レコード問屋の兄ちゃんは「多めに入れときなはれ。多分追加注文には応じられまへんで、すぐには」

とすごんでたなあ。
お前がえらそに言うなとおもたもんや。

案の定ほんまによう売れた。ついでにデビューアルバムまで「売れなおし。」当時このサウンドはロサンジェルスに持っていってもひけをとらんかったように思う。

一曲一曲の区切りより、アルバム全体のまとまりを重視した、今で言う「コンセプト・アルバム」やったな。
大げさに言えばこれは
エポック・メイキングな名盤と言うことや。

/ 橋本 吉亨