魔女と呼ばれた少女

こんにちは、家具のよろこび福山です。



映画「魔女と呼ばれた少女」を観ました。





内戦が続くコンゴが舞台。



生まれ故郷の村をゲリラに襲撃され、

拉致られて兵士として教育された主人公の女の子が、

幻覚作用のある樹液の力で見える「亡霊」の助言のお陰で

いくつかの絶望的な戦場で生き延びた結果、

「魔女」としてゲリラ内での地位を確立するものの、

「予言が外れた時点で、ボスに殺される」という運命を知って

好意を持っているゲリラの少年と共に逃走するお話

（この国では、未だに人々の間で魔術が信じられています）。



現在もアフリカで実際に問題となっている

少年兵にスポットを当てた作品ですが、

主人公が住む田舎の村は大人が皆殺しにされて子供達が兵士として拉致られるのに、

ゲリラの男の子の出身地では人々が普通に生活していたりして

そのギャップにクラクラします

（少年は自ら望んでゲリラに加入）。



現場の使い捨ての兵士たちは

薬代わりの樹液で理性を失って

殺人マシーンと化して行きます

（実際に使用している銃の出所や

日常作業で採掘している「黒い石」の行方について

疑問も持たずに「そういうもの」として接している）。



何ともやりきれない気持ちになる作品です。



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