笑顔を届けに!アフリカ・ウガンダ、シンガポール、そして日本へ

青年海外協力隊・小学校教諭としてウガンダ共和国に派遣!また3年間シンガポール日本人学校へ派遣されてました!

図工の時間 NO.2

2010-02-26 | ウガンダ/ビクトリア小学校
相変わらず、英語と理科の先生が決まっていません・・・。


仕方がないので、高学年の先生と担任の先生が、臨時的に2つの教科を教えています。


自分が教えられればいいんですけど・・・。

英語を教えるとなると、必然的にルガンダ語を使わなければならないので、ちょっと難しいですね。また理科は日本のそれと違って「衛生学」(トイレの掃除の仕方・カビなどの対処法など、ウガンダならではという感じです)が主なので、やっぱり現地の先生が教えた方がいいと思うんです。


昨日、午後に4年生の教室をのぞいてみると・・・


先生がいない・・・


子どもたちは、あまりにも暇そうにしていたので「これは何かしてあげなければ」と“協力隊”らしく思い、教材を取りに家に帰りました。


その教材とは、折り紙!


ということで「図工の時間No.2」が始まりました!


こちらに来るとき、同僚の先生からたくさん折り紙をいただいたんです!W先生ありがとうございます!


そして「折り鶴」をつくることに・・・。



もう想像がつく方もいらっしゃるかと思いますが・・・


本当に・・・


いや~想像を絶するほど・・・


大変でした!



紙を折って何かを作る!そんな経験、ほとんどありませんから!



「あ、切れた!」「マスター、これでいいんですか?」



そんな声があちらこちらで!さらには、作るのがイヤになってボーっとしてる子も・・・。


予想してたんです!だから、怒ったり怒鳴ったりはしませんでしたよ!慣れてきたのかな~(笑)



しかし、最終的には全員が完成!




「これはデコレーションだから、家に飾るんだよ。これで遊んじゃだめだよ!」


子どもたちは、大事そうに持ってかえってくれました!


・・・と思います(笑)!


でも、いい経験にはなったんじゃないかな~とは思ってます!

鉛筆贈呈式!

2010-02-21 | ウガンダ/ビクトリア小学校
昨年の12月に、日本から数人のお客さまが来校されました。


ビクトリア小学校は、他の学校と比べると訪問者が多いと思います。孤児を受け入れる施設が併設されているからかもしれません。


理由はともかく、その中のお一人の方がもともと協力隊員で、ビクトリア小学校の近くのセカンダリースクール(日本では中学校・高校に相当)で野球を教えていた方なんです。ですからビクトリアのことも良くご存知でした!


そしてみなさんからは、とても素敵なプレゼントが!


鉛筆や消しゴム、クレヨンなど日本の学用品をたくさん持ってきてくださいました。正直なところ、本当に助かります。学校の経営難に加えて、子どもたちの家庭もかなり厳しい生活を強いられていますから・・・。



そして今週、ナーサリークラス(幼稚園に相当)から2年生までの子どもたちに「鉛筆贈呈式」が行われました!



先生からは、「これでしっかり宿題をするんですよ!」ですって!先生方もちゃっかりしてます(笑)


子どもたちは、この喜びよう!



日本の学校では想像できませんね。なにせ、鉛筆の落し物なんて数え切れませんから・・・。


日本人の私たちは、何か大切なものを忘れてしまっているのではないかと思った瞬間でした・・・。

授業のしかた!

2010-02-20 | ウガンダ/ビクトリア小学校
子どもたちが、より充実した学習を進めていくために、何ができるだろう?


協力隊として派遣されている以上、このことをしっかりと考えて活動していかなくてはならないと思います。授業改善とまでは言えませんが、まずはできることからコツコツと・・・。


日本での自分の取り組みが、そのままウガンダでも通用するのかどうかはわかりませんが、ともかくやってみる価値はありますよね!



まずは「かけざん九九」の習得!

先日も日記に書きましたが、フラッシュカードを使って、毎日覚えるよう努力させています。


そして2年生の担任をしていたときに行っていたのですが・・・


教室に入る前に、「九九を唱えてから入る」という約束を子どもたちとしました!



このように教室の入り口付近に、日替わりで九九表を貼ってます。



おー、がんばってるな~!


また、日本でも同じですが、ビクトリアの子どもたちにも学力差があります。同じ問題でも、すぐに解答できてしまう子もいれば、ゆっくりと時間をかけてがんばる子もいます。

そうなると、早くできてしまった子が手持ち無沙汰になっちゃいますよね。


そこで、早く解答した子には黒板でもう一度解答させるようにしました!



日本の子どもたちと同じように、子どもたちは黒板に書くのが大好きです。だからこそ、がんばる子もいますし、理解の乏しい子はその解答がヒントになりますから、とても有意義だと思います!


クラス担任の先生からは、ありがたくも感謝されました!



他にもいろいろと考えていかなくてはなりませんね。



まあポランポラン(現地語でゆっくりゆっくり)取り組んでいきたいと思います!


図工の時間

2010-02-17 | ウガンダ/ビクトリア小学校
学校が始まって3週間目になります。



が・・・



いまだに、4年生の英語と理科の先生が決まっていません・・・。



大丈夫なんでしょうか?



そういうわけで、4年生は社会と算数しか勉強していません。しかも社会の先生は5年生も受け持っているので、ずっと4年生の世話をしているわけにもいきません。



ということは・・・



必然的に・・・



私が担当しなくてはなりません。



しかし、社会の時間以外をすべて算数なんて、ちょっとかわいそうですよね・・・。



ということで、図工の時間をつくってみました。



残念ながら、ウガンダの小学校で図工の時間というものは、限りなくめずらしいものです。絵を描くことや何かを作るということを授業の中で行うことはまずないのではないでしょうか。



ですから、指導もかなり難しいと思います。なにせ経験がまったくないと思いますから・・・。



今回は、「自画像」を描かせてみました。酒井臣吾先生の「酒井式描画指導法」を採用させていただきました。この指導法に関しては、さまざまな意見がありますが、私個人としては「絵が描けない子・苦手な子」にとっては、とっても有効な指導法だと思います。


指導法の是非はともかくとして、やはり指導は大変でした・・・。




「真ん中に鼻の穴を2つ描くよ」


と投げかけましたが、真ん中に描けた子がほんの2,3人・・・。



上に描いたり端に描いたり、描きたい放題・・・。



思わず日本語で「あ~どうしたらいいんだ~!」と叫んでしまいました。



酒井先生のご指導だと、教師は子どもたちの描いたものをすべて認めてあげることになっているのですが・・・



そんなことをしてしまったら、どんな絵になるか分からなかったので、申し訳ないと思いながら、「消しゴム」を持ち歩いて消しまくってしまいました。



ごめんなさい・・・。



しかし、しばらくすると、なんとなくコツがわかってきたのか、徐々に順調にしかもなかなか上手に描き始めました!



一つひとつ、顔を触らせながら目や鼻や口、耳などの位置、形、やわらかさなど確かめて描かせていきました。



これがその結果です!




いかがでしょう。ほとんどの子が生まれて初めて絵の描き方を教わりながら描いたのではないかと思います。指導者がもっとよければ、もっといい絵が描けたのでしょうが・・・。正直、ものすごく疲れました。



校長先生からは、お褒めのお言葉をいただくとともに、是非他のクラスにも教えてあげて欲しいと言われました。



それはとてもうれしかったのですが、他のクラスに教えるとなると・・・



正直・・・



自分の体力がもつかな~?

ビフォー・アフター?

2010-02-11 | ウガンダの日々
「生活の充実が、活動の充実につながる!」


誰かが言ったわけでは、ありません・・・。



持論です・・・



すみません・・・。



ただ、本当にそう思っています。日本とは全く違う生活環境にいかに慣れていくかということも大事ですが、自分が生活しやすいと思う環境整備をつくることができるなら、できるだけつくった方がいいと思うんですね。



随分前に、私の部屋を若干紹介しました。

私の部屋にはベッドルーム以外に、一応「ダイニングルーム」的な部屋があります。しかし全くといっていいほど機能していなく、単なる物置き場でした。



しかし・・・


ジンジャの先輩隊員の家や、同期隊員の部屋を見させてもらうと、あまりにも自分の家とは違う・・・。


でも、改装したら何とかなるんじゃないかな~と思い、この休み中にがんばってみました!


この通りです!



いかがでしょう!床にはペンキを塗り、ビニールカーペットを敷きました!


実は帰国した隊員の方から、ガスコンロを譲り受けることができたので、思い切ってガスを購入・設置しました!



お湯を簡単に作ることができますし、料理も楽しくなりますね!


ガスってすごい・・・と思う今日この頃です。


さらに、近くの大工さんにお願いして、ダイニングテーブルセット?なるものを作ってもらいました!



セットで80,000シリング(4,000円)でした。まあまあお買い得かなと・・・。


実は同期隊員の家を訪問したとき、これを見たんですね。とてもいいな~って思い、まったく同じものを作ってもらいました。いす(ベンチ)の下を空洞にしてもらって、本やファイル、画用紙など教材を入れています。


ちなみに、テーブルの上にのっているのは、やはり帰国した先輩隊員からいただいた炊飯器です!



最近は、家で過ごすのも楽しくなりました!



ただ・・・


ねずみが再び現れてしまいました・・・。


ねずみも喜んでいるのかな・・・。

さんすうざんまい・・・

2010-02-10 | ウガンダ/ビクトリア小学校
ようやく3分の2くらいの子どもたちが集まってきました!


ですので、久しぶりに「Morning Assembly(朝会)」が行われました。



朝会では、先生が一人ずつ全員、話をするのですが・・・


これが長い!

子どもたちは当然ですが、私も飽き飽きしてしまいます。

今日は、英語力の乏しい私が“先頭バッター”だったので、私の短い話が基本になり、全体的に短く終わりました!これからもこれがいいな!


さて、4年生はというと、今日は19人集まりました。



おそらくあと4,5人くらい来るのかな~と思います。


4年生の算数は私が担当し、社会の先生も決まっているのですが、理科と英語の先生が決まっていません。


さらに今日は社会の先生がお休みということで・・・



なんと・・・


朝から夕方まで、ぶっ通しで・・・


算数です・・・。



いや~、参りました・・・。



子どもたちも大変でしょうが、教える方もヘトヘトです・・・。


ということで、時間がたくさんあったので、教科書の内容だけでなく、いつもどおり基本の計算の時間をたくさん作りました。



写真は、九九のフラッシュカードを使って「6の段」を勉強しているところです。



かなり徹底したおかげで、3人が6の段を覚え、テストに合格!



明日はどうなることやら・・・

教材作りと今後の課題

2010-02-05 | ウガンダ/ビクトリア小学校
新学期4日目にもなると・・・


さすがに集まってきました!



ただ・・・


この人数でも半分もいってませんね。いい加減にそろって欲しいのですが・・・



さてさて、学校に来ない子たちを待つことも限界になってきているので、今日から教科書の内容に入ることにしました。


内容的には「集合」を扱ったものなのですが、難易度的にはかなり低いものです。

まずは、偶数と奇数について・・・


正直、そんなに難しくないかな~と思っていたのですが、甘かったですね・・・。

なかなか理解が深まりませんでした。

そこで空き時間使って、急いで教材を作ってみました。



英語で偶数は「Even」、奇数は「Odd」といいます。2で割り切れるかどうかによって区別するわけですが、これがなかなか難しいようで・・・。

子どもたちは教科書をもっていませんので、視覚的にとらえさせたいと思い、このように作ってみたわけです。

少しは、理解が深まったかな・・・とは思っています。


また、この3日間、徹底的にたし算の繰り上がり、ひき算の繰り下がりを教えました。


しかし・・・


教科書では、もう扱われていないんですよね。もうできて当然のように思っているようで・・・。


そこで、せっかく理解したことを忘れないように、やはり教室に貼っておきました。



といっても毎時間、小テスト的なものを行わせようとは思っていますが・・・。


さらに、日本では2年生で徹底的に教える「かけ算九九」!


ウガンダではあまり徹底されていません。それなのに、1年生からわり算があるんですよ。おかしいですよね!


まあ、文句はさておき、この子たちにはこのファーストタームで完璧に覚えさせようと思い、フラッシュカードを作りました!



これ、大事なんですよ!



ただ・・・ここに来て、明確になりつつ問題があります。


それは・・・


4年生は、まだまだ英語を理解しきれていないんですよね・・・。

ですから、私が話す言葉も、おそらく・・・半分くらいしか理解していないのではないかと思います・・・。


今日は、自分が言っていることを子どもたちが理解できないらしく、ホントにもどかしくなり、ちょっと怒ってしまいました・・・。


反省です・・・。


例えば、「same(同じ)」と「different(違い)」の意味が分からなかったんですね・・・。


ルガンダ語も少し混ぜながら、授業をしているのですが、やっぱり英語が中心なんです。


これからの課題かな~と思っています。

1学期初日!

2010-02-02 | ウガンダ/ビクトリア小学校
今日から、ファーストタームが始まりました!


昨日の夜は、ちょっとわくわくしてしまい、あまり寝付けませんでした。


今日は6時に起きて、準備万端!


前にも書きましたが、今学期から4年生の算数を主に担当します。ですから、今学期の目標もそれなりに明確になっています。


8時ちょっと前に学校に行くと・・・


子どもたちがわんさかと登校!





まさか・・・






そんなはずはありません・・・



予想通り、数人の子どもたちがいるだけでした。



分かっていたんですよ。学期の第1週は準備週間というか、寮生たちがもどってくる時間という感じなんです。


でも4年生は3人も!?いました!



初日から来てくれたんだから、「来てよかった!」って思ってほしいじゃないですか!



今日はたし算とひき算を復習しました!



4年生といっても、一桁の計算すら危ういことがあるのです。今日は3人なので、しっかりとチェックすることができました。この写真はひき算を教えるときに、「おだんご」を使って理解を深めたものです。



写真の左の子、ちょっと見えにくいんですがフマル君というんです。実は留年してしまって2回目の4年生なんですね。でも真面目でとてもいい子なんです。



今日はつきっきりでみてあげたら、繰り上がりのたし算と繰り下がりのひき算を簡単に理解してくれました。



「やればできるじゃん!!」



理解したあとのフマル君、本当にいい顔してたな~!


こんな初日でした!明日は何人来るかな・・・?

気球に乗ってどこまでも!?

2010-02-01 | 任国外旅行
「ときにはなぜか 大空に 旅してみたく なるものさ♪」


最近の日本の小学校では歌われなくなってきてしまいましたが・・・。


「気球に乗ってどこまでも」


という曲、ご存知ですか?


子どものころ、この歌を歌いながらも、「自分が気球に乗ることなんてないだろうな」なんて冷めた考えをもった小学生でしたが・・・


なんと・・・






その気球に・・・






乗っちゃいました!



エジプトのルクソールという、やはり古代遺跡がたくさんある都市に行き、その早朝に気球に乗ることができました。



正直・・・


こわかった・・・


飛行機のようにエンジンや囲いがあるわけではなく、高いビルのように地上につながっているわけではありませんからね。


ガスと空気で浮く!


しかしながら、すばらしい経験でした!


この写真は気球にガスをいれ、膨らませているところです。



そして出発!



私たち以外にもたくさんの気球が浮いていました。



気球から眺める古代遺跡の数々・・・






本当に感動しました!



もっと見ごたえのある場所がたくさんあって、紹介しきれないのですが、とても魅力的な国「エジプト」でした!


さあ、明日からいよいよ新学期!がんばります!