喜怒哀楽 書く・撮る・描く

これまでの(76歳)、これからの今の想いを綴る

鐘の鳴る丘 思い出話

2022-03-21 10:36:48 | 日記

 やっさん かるお そして他の子たち数人で 

 離れた町の映画館へ映画を見に楽しそうに出ていきました

でも とっしゃんは寂しそうにみんなをみてるだけ

 とっしゃんは 10人兄弟の下から2番目 

しかも本当のお母さんは弟が生まれてすぐに亡くなっています

若い新しい母親には 映画の事は言い出せずいたのです

 その時 やっさんのお母さんが手招きしてくれたので そばに行くと

とっしゃんの手にお金を握りしめさせたのです 

 さあ 早うみんなを追いかけて 映画をみておいで 

家の人には おばさんからちゃんと言っておくから

と 背中を押してくれたのでした

どんな勢いで みんなの後を追いかけたか どんなに嬉しかったか

 その後成人しても 年をとっても おばさん おばさん と慕っていた事からでも

計り知れます

その当時の映画は何なんだろうと聞くと

あの 金の鳴る丘でした