
※壊れやすいFIAT500ドアノブ交換動画はYouTubeにいくつか上がっています。
ただ、内容的にドア内張を外して作業が普通にできる人にしてみたら非常に有益なのですが、内張を外すとか、作業全般が苦手な人の場合、動画を見ただけでは無事交換まで至らないので
【動画をメインに参照し、難解な部分を当ブログでアシストしますので、作業慣れしていない人でもヒンジ交換はもとよりドアノブ全交換もクリアできるはずです】
※今回右側運転手席のケースです。助手席は少し異なるが基本は同じ。
※作業は自己責任で行ってください。
※特に一番難しい作業であるドアノブを車体から脱着する方法に関し、実はカラクリが有り、たった1分で力を必要とせず簡単に脱着可能な方法も記載しています。
先日、FIAT500のドアを開けようとしたところドアノブがグラついていたので、確認したら前方部分のヒンジが破損していたので交換する事にした。
さっそく、ヒンジパーツを購入後、配送にやや時間がかかったのでYouTubeで作業の流れを頭に叩き込みパーツ到着後交換作業に入ったのだが・・、ヒンジを取り出すさいレバーを上下左右に揺さぶりつつ、やや力を入れて外側へ出すという場面があるのだが
俺の場合、そこでしくじってしまい、レバーを振り回していたらポキンと結合部分が破壊してしまった。
一瞬目の前が真っ暗になったも、気を取り直し、ヒンジ交換ではなくドアノブ全交換作業へと作戦を変更した。
ドアノブはヒンジに続き今回もアマゾンで購入したのだが、中華経由なので到着には時間がかかった。
★ドアノブ到着から交換作業開始。
※1画像の上が破損したレバー部分。下は新しいドアノブ本体。赤丸部分で分かる通りポッキリ折れていた。
なお、折れた部分はプラパーツだった。新品はメッキがかかっているのかどうかは不明だが金属色。
日本車の場合、かなり雑にドアノブを扱っても破損しないのだが、せめて十分な負荷に耐えられる金属パーツなら
このような問題は起きないのだろう。
内張から外していきます(作業全般は動画等参照)、ケーブルが2本(ドアミラー調整、ドアの開閉)が有るのだが、ヒンジ交換だけならケーブルは外さずに
内張を外し後方を斜め下にした状態でも作業は出来る。※このさい高さ20~30㎝程度の小ぶりな台を用意しておけば、内張後方部分の足場となり安定させることが出来る。※内張を外すと急に内張が後ろ側から落下するのを防ぐ効果もあり。

※2画像は内張を外した後のドアを開閉するレバー部分のケーブルを外した状態だが。先に黄色丸部分にかかっている白い固定クリップを外し黄色丸部分のひっかかりを軽く外した後、ユニットから黄色丸+赤丸部分を両手で外側へ持ち上げることにより簡単に外れる。
※赤丸部分だけの引っ張りだと取り外しずらい。
ただ、内容的にドア内張を外して作業が普通にできる人にしてみたら非常に有益なのですが、内張を外すとか、作業全般が苦手な人の場合、動画を見ただけでは無事交換まで至らないので
【動画をメインに参照し、難解な部分を当ブログでアシストしますので、作業慣れしていない人でもヒンジ交換はもとよりドアノブ全交換もクリアできるはずです】
※今回右側運転手席のケースです。助手席は少し異なるが基本は同じ。
※作業は自己責任で行ってください。
※特に一番難しい作業であるドアノブを車体から脱着する方法に関し、実はカラクリが有り、たった1分で力を必要とせず簡単に脱着可能な方法も記載しています。
先日、FIAT500のドアを開けようとしたところドアノブがグラついていたので、確認したら前方部分のヒンジが破損していたので交換する事にした。
さっそく、ヒンジパーツを購入後、配送にやや時間がかかったのでYouTubeで作業の流れを頭に叩き込みパーツ到着後交換作業に入ったのだが・・、ヒンジを取り出すさいレバーを上下左右に揺さぶりつつ、やや力を入れて外側へ出すという場面があるのだが
俺の場合、そこでしくじってしまい、レバーを振り回していたらポキンと結合部分が破壊してしまった。
一瞬目の前が真っ暗になったも、気を取り直し、ヒンジ交換ではなくドアノブ全交換作業へと作戦を変更した。
ドアノブはヒンジに続き今回もアマゾンで購入したのだが、中華経由なので到着には時間がかかった。
★ドアノブ到着から交換作業開始。
※1画像の上が破損したレバー部分。下は新しいドアノブ本体。赤丸部分で分かる通りポッキリ折れていた。
なお、折れた部分はプラパーツだった。新品はメッキがかかっているのかどうかは不明だが金属色。
日本車の場合、かなり雑にドアノブを扱っても破損しないのだが、せめて十分な負荷に耐えられる金属パーツなら
このような問題は起きないのだろう。
内張から外していきます(作業全般は動画等参照)、ケーブルが2本(ドアミラー調整、ドアの開閉)が有るのだが、ヒンジ交換だけならケーブルは外さずに
内張を外し後方を斜め下にした状態でも作業は出来る。※このさい高さ20~30㎝程度の小ぶりな台を用意しておけば、内張後方部分の足場となり安定させることが出来る。※内張を外すと急に内張が後ろ側から落下するのを防ぐ効果もあり。

※2画像は内張を外した後のドアを開閉するレバー部分のケーブルを外した状態だが。先に黄色丸部分にかかっている白い固定クリップを外し黄色丸部分のひっかかりを軽く外した後、ユニットから黄色丸+赤丸部分を両手で外側へ持ち上げることにより簡単に外れる。
※赤丸部分だけの引っ張りだと取り外しずらい。

もちろんユニット(内側ドアノブ)全体をドライバーで外しても問題ないが、割とかさばって取り扱いが面倒。
また、重要なポイントとして、先の白色固定クリップを外す方法を習得しておけば、ドアノブ全体を交換するさい必要となる、3画像のロッドのクリップを外すさい応用できる。※当作業に出てくる白・赤・青クリップは全て同じ形状のシリコンタイプ。白クリップは簡単に外せるが、ロッド奥の青クリップを外すのは根気が必要。
ヒンジ交換だけなら、基本ロッドの解除はしなくても出来るが、車体表側からヒンジを交換するさい、レバーを含むドアノブを車体外側へ持ち上げる必要が有るので、その場合はロッドの青クリップや赤クリップのロッド上部を外した方が良い※無理してドアノブの外側から引っ張るとレバーが破損する可能性がある。
※だが、ロッドを外さなくてもヒンジ部分の隙間をある程度開けられたら、無理にドアノブを手前へ引っ張らずとも、薄めのラチェットをすべこませての交換は可能。
※ロッドを外すさい、ドアレール(窓ガラスが降りてくるさい固定するパーツ)が邪魔になるので外した方が作業しやすい。
ドアレールには固定ボルトが2か所付いており、それを車体内側にある穴へ入れて固定するだけなのでレールの上下フォルムさえ覚えて、しっかり締め付けられれば誰がやっても失敗は無く、ガラスが下がらなくなることは無い。
※内張を外した車体作業スペース部分に出来るだけ光量のある出来ればマグネット付きの小型LEDライト等を入れると作業ははかどる。
というか、暗いので明かりが無いと作業は不可能。
3画像の、ドア後方部にある手前のロッド(赤色クリップのロッドはドアレバーに繋がりドアの開閉。奥の青色クリップのロッドはキーロック。そして、赤クリップが有る方は必ず上部赤丸部分の穴にひっかけて有る部分を外す)※引っかかっている部分とその裏側にシリコンスプレー等をかけ、薄いクリップ外しか、薄いマイナスドライバーで優しくこじ開ける。やや力が必要だが優しく。
※赤丸部分の固定部分は裏側でシリコンクリップが締め付けて有る。逆に装着する場合は奥まで差し込むだけで締め付けられる。
※赤クリップのロッドはドアノブ交換するさい絶対に外さないとドアノブは外れない。
奥の青クリップを外すのはスペースの関係も有りかなり困難だが根気が有れば必ず外れる。※作業全体で2番目に厳しい。
※青丸クリップのあるロッドは必ず下側を外す。
青丸部分下にある固定された青クリップ部分にシリコンスプレー等を少量吹き付けておく。※低年式車の場合ロッドとクリップが固着している可能性が有るので適度にもみほぐしておく。
あとは、先の白クリップや手前にある赤クリップと同じタイプなので、引っかかり部分を重点的に破損しない様、優しくマイナスドライバー等を用い両手でこじ開ける。
両方のロッドを解除すれば、車体外側からドアノブを外し交換することが出来る。

4画像は左が新品のドアノブ、右が壊れたドアノブ。
まずは赤丸部分に注目。ノブ自体、同じ様な位置だが右側はレバーに繋がっている部分が上に向いているのが分かる。
これはレバーが破損しており、先の赤いクリップのロッドを解除したため左側のようにレバーによる固定が出来ず上に上がってしまっているだけ。
この部分は手で簡単に作動させられる。後にドアノブを車体外側から外すさい重要な部分となるので頭に入れておく。
黄色い丸はドアノブを固定するトルクスネジが有る突起物。
いよいよドアノブを車体外側から外す。※これが一番難しい作業。
動画を見て、実際やってみるとわかるが
車体外側から上下左右にゆすったり、手前に引いたりしても簡単には外れない。
むしろ同じ作業を力任せに1時間行ったとして結果は変わらずだが、奇跡的に外れる場合が有るかも知れないものの
理屈を知っておかないと装着のさい非常に大変。
※これ実は、力いらないんです。1分で脱着できるんです笑
注文した新しいドアノブが到着後じっくり観察すると、裏側部分の爪が上下同じ場所に2か所ずつ計4か所ある。
しかし、横から爪を見ると、上下の爪は高低差がある。
ここがキーポイント。
1.動画を見て作業を進めている場合、必ずドアノブ後方にあるドアノブを固定しているトルクスネジを外している状態にする。
これでドアノブは外側から左右に動かすことが出来る。
2.ドアノブを車体先頭方向へずらす※向かって右側。力を入れずに一杯のところまでそっと動かす。
3.ドアノブを脱着する車体の穴は非常にタイトなので、うまくくぐらせる必要があるが、4画像の赤丸部分にある通り
レバーの有る無しにより角度が異なっており、このままだと穴を通過させることが出来ないため、右利きの人は右手で車体外側のドアノブ部分を抑え
左手を車体裏側の真裏に持っていく。
そして、左手の親指で4画像の赤丸部分を下に押し下げる。※イメージとしてドアノブが穴からまっすぐ取れるようフラットにした感じ。
4.その状態で、車体外側のドアノブを右手で上下に軽く揺さぶると上部が約1センチ前後めくれる。
※ここで絶対にしてはいけない事として、上が外れかかっているからと言って力任せで上側を引っ張ろうとしない。むしろ引っ張っても取れない。
5.裏側の左手の神経を集中させ、4画像の赤丸部分を穴から出しやすいようフラットな状態を作る。
そして、その状態で軽く車体外側へ押し出せるイメージを脳内で作っておく。
【重要」同時に、車体外側の右手で「今度はドアノブの下側を上に軽く持ち上げる」ようにすると、下の爪が外れるので突然バカっとドアノブ全体が浮き出し外れだす。※爪の高低差によるトリック。上が少しめくれた状態で下の爪が外れるため、そのタイミングで下を外すという素人泣かせの構造。
その後は、車体外側の右手で上部の爪を外すべく、ドアノブ上部分を手前に優しく引っ張り出すと中からドアノブの裏側が抜け出てきだす。
あとは、ドアノブ前方部分(車両先頭方向。時折斜め下も)から抜き出すようにすれば取り出せる。
※4画像の黄色部分が引っかかっている事に留意しながら、少し前方方向へと取り出す。
青いロッドは装着したままなので、注意しつつそれも引きずり出す。
これで完了です。
装着する場合も同じ手順だが、先に4画像の黄色丸部分から入れるのがポイント。
一度経験したら何回でも簡単にできるようになります。
※ドアノブレバー付きの場合、作業中にドアノブ先頭部がグラつくのでヒンジ部分を軽く車体裏側のナットを締めて留めて置くと良いです。
★ドアノブを新しく代えた後の鍵部分交換。※ヒンジ交換の場合は不要。

今まで使用していたシリンダー(鍵穴&鍵ケース部分)を古いドアノブから取り出して、新しいドアノブへ移植する必要が有ります。
取り除いた古いドアノブを5画像と同じ位置にして、鍵を差し込む。
シリンダーは赤い丸部分にあるワイヤークリップで固定されているため、右側へ鍵を回すと黄色丸部分にある黒いカバー部分が移動する。
黒部分が右側へ移動したら、下に隙間が出来るのでワイヤークリップを手前側へ押し出すようにマイナスドライバーでかきだすと簡単にクリップが外れる。
古いクリップは不要となるので気にしないで外す。※クリップは反動で飛び出すので目などケガをしない様注意が必要。

今まで使用していたシリンダー(鍵穴&鍵ケース部分)を古いドアノブから取り出して、新しいドアノブへ移植する必要が有ります。
取り除いた古いドアノブを5画像と同じ位置にして、鍵を差し込む。
シリンダーは赤い丸部分にあるワイヤークリップで固定されているため、右側へ鍵を回すと黄色丸部分にある黒いカバー部分が移動する。
黒部分が右側へ移動したら、下に隙間が出来るのでワイヤークリップを手前側へ押し出すようにマイナスドライバーでかきだすと簡単にクリップが外れる。
古いクリップは不要となるので気にしないで外す。※クリップは反動で飛び出すので目などケガをしない様注意が必要。

6画像が外した状態。その後キーを押し込み左右に軽く回し引っ張ると鍵と一緒にシリンダーを取り出せる。

そして、7画像。新しいドアノブのシリンダー挿入部分へ鍵とシリンダーを抜いた状態のまま、抜いた時と位置は必ず同じ状態でシリンダーを差し込み左右に軽く回すと奥に入り込み完全にセットできる。※重要:浮いた感じが無いよう必ず押し込む状態にする。※必ずドアノブは5画像と同じ位置で作業しないといけない。

8画像、取り付けた後、しっかりはまっているのかを確認するため鍵を左右に動かし裏側赤丸部分のワイヤークリップが有るロッド上部が固定しているのかを確認する。
※新しいドアノブは事前にワイヤークリップが付いており、シリンダーを押し込むことによって自動でロックされる。
また青クリップのロッドも付いているのでこれを使用する。赤クリップのロッドは再利用する。
以上で完了です。
後は、反対の作業でドアノブの装着。
※4画像の黄色丸部分から差し込む。
最終点検として、内張の装着前にドアノブ(内側のドアノブ含む)や鍵の開閉、ドアレール(ガラスを下げた時に固定するパーツ)、ドアミラーコントロールの稼働を確認してから内張を戻す。
このさい、内張側のクリップの位置と車体側の受け手部分の位置が合っているかを確認する。
※触るとわかるが内張側のクリップは簡単にずれてしまうため、はめ込むさい位置がずれていると一見はめ込んだ状態になるも、完全にはめ込むことは出来ないので後に異音発生の原因になりかねない。
位置関係を完全にした状態で内張上部をはめ込んだ後、右から順番にはめ込んでいく。
※確認しにくい下側や前方部分はライトや鏡を利用すれば簡単。剝がす時とは違い、装着に力はいらない。
※厄介な作業が完了すると達成感から気が抜けて早く終わらせたいと、やっつけで内張を装着すると二次被害が待っていたりするので要注意。
★まとめ。
当初ヒンジ交換のみの予定だったが、結果的にドアノブ全体交換に至ったものの
動画にあるみたくヒンジ交換でレバーを手前に引き出す作業は相当大変。※力技になる。
先のロッドを外せば動きやすくなるのだがロッド固定のまま手前に引き出すと、運が悪ければレバー固定部を折ってしまいかねないので
どのみち内張を外すならドアノブ自体を交換した方がロッド外しとドアノブ本体の抜き差しさえクリアできれば、後々の事を考えるとベストだと思う。
振り返ってみるとドアノブ交換は正解だった。
アマゾンで共に社外品のヒンジだけなら1000円前後、ドアノブで2000円前後(ヒンジ込み)なので工賃がかからない事を考えれば
とりあえずドアノブを買って内張を外しヒンジ交換だけしてみて様子を見るというのも有りだと思います。