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知足

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世界に最も「良い影響」を与えている国は日本

2006年02月22日 | 平和について
「世界に最も良い影響与えている国」は日本

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-という記事が新聞に載っていました。
 米メリーランド大が世界の約4万人を対象に実施した英BBC放送との共同世論調査結果だそうです。とっても喜ばしいことですね。

 このデータの見方はいろいろあるかと思いますが、私なりの解釈として日本人が持っている

  • 心の決め細やかさ
  • 思いやりの心
  • 自分本位ではなく他人本位から物事を捉える文化
  • 他人の心を大切にする
  • 勤勉さ
  • 丁寧な仕事
  • 高い技術力
  • 人と人との約束を守る
  • すべてのものを受け入れる考え方

 といったものが良い影響に繋がっているのかなぁと思います。こういったことは、なかなか日本人からすると当たり前だったり、人に言われるまで気づかなかったりしますが、海外の方からすると非常に驚かれたり、尊敬されたりするのですね。

 日本人が持っている感性は、おそらく仏教的な思想や日本の気候風土、あるいは武士道に関係しているのかなぁと思います。例えば、「もったいない」という言葉が最近クローズアップされていますが、物を大事にするという文化は、全てものに魂が宿る(八百万の神)という思想から来ている面もあると思います。

 一方で日本の社会も「上流社会、下流社会といった格差の2極化が進んできている」現実には、 非常に危うさを感じています。今の資本主義は、いわゆる勝ち組、負け組みに分かれていく競争主義の上でなりたっています。

 実物経済から金融経済への移行は、「ものを作る喜び」だとか「売る時のお客さんとのコミュニケーション」だったり、「商品を通して人を幸せにする喜び」といったことが感じられなくなり、社会の”心の空洞化”を引き起こしていると思うのです。これは、アメリカのハードパワーによって作り出された非常に危うい資本主義社会の一面ですね。

 しかし、このハードパワーによる世界経済はもう既に限界がきていることをしっかりと認識するべき時が来ていると私は思います。例えばホリエモンの事件はまさに典型的な例ですよね。

 このハードパワーに変わり、これからの世の中の主流になっていくのは、「思いやり」だったり「他人のこころを大切にする」といった日本人が持っているソフトパワーだと思うのです。

 世界に最も「良い影響」を与えている国は日本

 このアンケート結果では、逆に最も悪影響を与えている国は、核問題が国際社会の反発を招いているイランで、次いで米国だったそうです。

 これは、まさにハードパワーで世界を平和にすることには限界が来ていることを皆が気づき始めているということだと思いますし、素晴らしいソフトパワーを持つ日本がこれから世界の平和、世界を元気にしていく大きな役割を担っているのだと思うのです。

 私たち一人ひとりがこの素晴らしい文化を認識して行動していくことが、これから更に重要になってきていると思います。

 私自身も世界の平和、地球の平和、宇宙の平和について真剣に考え、できることからやって行きたいなぁと考えています。