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世界遺産熊野参詣道伊勢路を歩く

熊野古道を歩いた記録です。
今回は伊勢路を歩きました。

2020年秋 伊勢路を歩く 6.馬越峠と天狗倉山(てんぐらさん) その1 2020年10月31日

2020-11-09 23:22:15 | 世界遺産熊野古道伊勢路を歩く

6.馬越峠と天狗倉山 その1 

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登山口から馬超峠へ登り そこから分岐して天狗倉山へ登る計画です。

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登山口と駐車場です。この国道も伊勢路なので 歩く場合はこの国道を歩いて 紀北町から

尾鷲市内を目指して歩いてきます。

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登り口のこの道は後でわかるのですが、国道で伊勢路を破壊した時に復元した

偽物の石畳道です。

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しばらく歩いてこのあたりから本物の石畳道になります。

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本物の石畳道は やはりきれいです。

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例のいつもの世界遺産登録部分の標識。

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突然こんな旗が出てきました。何の意味があるのでしょうか。

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地図にはありませんが この道は谷筋のみちで、渓流沿いに歩いて行きます。

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広場に来ました。

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夜泣き地蔵です。子供の夜泣きに悩んだ親たちがここにお参りしたそうです。

今も 夜泣きに困った親たちが 哺乳瓶やおもちゃ、お菓子をお供えして夜泣きが収まるように

お参りにくるそうです。

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この排水側溝は雨水用ではなくて沢水の排水用です。もともと沢だったところに

道を通したのでしょう。すごいですね、昔の知恵と技術。

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リンドウの群生している中を歩きます。

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白いリンドウもあってびっくりしました。白いものは初めて見ました。

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あれは林道との交差点です。

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破壊した熊野古道をつくろっています。

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休憩コーナーです。ここは景色もよく周りの山が見えます。

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その2へ続く

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2020年秋 伊勢路を歩く 6.馬越峠と天狗倉山(てんぐらさん) その2  2020年10月31日

2020-11-09 23:21:55 | 世界遺産熊野古道伊勢路を歩く

6.馬越峠と天狗倉山  その2

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ここの休憩ポイントからは 大台ケ原の日の出が岳が少しだけ見えます。

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中央奥に少しだけ見えています。山頂の岩の上に行くと真正面に見えます。

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しばらく歩くと 台風で崩れたのでしょう、足場板で仮復旧した部分がありました。

いずれ敷石で本復旧されることと思いたいですね。なんせこの道は世界文化遺産ですから。

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伊勢路のほかの部分のように 水平部分はほとんど敷石はありません。

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馬越峠に到着です。

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峠の向こう側へ少し降りてみます。

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急降下します。

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木々の間から尾鷲の町並みが見えます。以前は尾鷲市内の尾鷲神社の横からこの峠を登りました。

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再び馬越峠を目指します。

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今度は峠から天狗倉山へ向かいます。

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道の横にはリンドウの花が続きます。この山もこの峠道もリンドウがとても多くて驚きます。

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天狗倉山への道は急登続きです。短い距離で200mの高さを一気に登るからです。

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巨岩地帯に入りました。

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あの巨岩の上が山頂です。

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巨岩の足元を左に回り込みます。

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広場に到着です。

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あの梯子を登ります。

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その3へ続く

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2020年秋 伊勢路を歩く  6.馬越峠と天狗倉山(てんぐらさん)  その3  2020年10月31日

2020-11-09 23:21:01 | 世界遺産熊野古道伊勢路を歩く

6.馬越峠と天狗倉山(てんぐらさん)  その3

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この上が山頂です。

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天狗倉山山頂到着です。

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眼下に銚子川と大台の峰々が広がります。

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中央奥が大台ケ原の日の出が岳です。

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二井川は今一つ眺望が望めないので いったん岩から降りて 

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海側の別の岩へ登ると 眼下に尾鷲湾と熊野灘が広がります。

この景色が見たいので毎年ここに来ます。

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尾鷲の町並みが広がります。

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中央奥が昨日登った八鬼山です。山頂左の木がない場所が桜の広場でお弁当を食べた場所です。

あそこから 眼下に九鬼集落が見えましたが ここからはあの山の向こう側で見えません。

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岩の上で熊野灘の景色を堪能した後 下山します。凄い急降下です。

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馬越峠にはたくさんの人がいました。今日は土曜日で人が多いのです。

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一里塚の跡を見て下山します。

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気温はだいぶ上がったのですが 白いリンドウは開いていませんでした。

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左が駐車場から来た道ですが右の石畳道を歩いてみます。

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きれいな石畳道が続いています。これが伊勢路なのでしょうか。

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公園に出ました。説明看板があり 国道建設で破壊した伊勢路の代わりに公園周りの道を

伊勢路の石畳をまねて作ったと書いてありました。

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なーんだと落胆して 国道の伊勢路を歩いて元の駐車場へ引き返しました。

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歩いた記録です。

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馬越峠への道の勾配より 天狗倉山への道の勾配が のもすごく急な気がしますが

この記録では少しだけ勾配がきつい程度に見えます。実際はものすごく急登なのですが。

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「山岳修験の歴史道」トップページはこちらです。

http://yochanh.sakura.ne.jp/okugake/index.html

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世界文化遺産熊野参詣道伊勢路

2016-02-12 22:13:28 | 世界遺産熊野古道伊勢路を歩く
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうちの 熊野古道(熊野参詣道)は

「大辺路」、「中辺路、「小辺路」、「伊勢路」に分かれている。

今回は 「伊勢路」を歩いた記録である。

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上の地図は熊野三山と今回歩いた伊勢路を示す地図です。
自宅(大阪府河内長野市)から 国道169号線を経由して熊野へ向いました。
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熊野三山とは、千年の昔から人々が「熊野詣で」をした
「熊野本宮大社」、「熊野那智大社」、「熊野速玉大社」の三社です。
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鷲毛駐車場から馬越(まごせ)峠を経て天狗倉山(てんぐらさん)へ往復(便石山は中止) 2016年2月7日その1

2016-02-12 22:12:53 | 世界遺産熊野古道伊勢路を歩く
約1年ぶりに伊勢路馬越峠を歩いた。
前夜は 新宮市神倉神社のお燈祭を見物して新宮市内に泊り
今日新宮から尾鷲へ移動して、天狗倉山に登りその後帰阪する予定だ。
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天狗倉山 その1
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朝新宮市を出発して尾鷲市へ向う。
昨夜のお燈祭が行われた「神倉神社」が正面の山の山頂付近に見える。
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新宮から尾鷲へは高速道を利用しても1時間以上かかる。熊野市内の熊野灘を見て走る。この景色が好きだ。
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やがて尾鷲市内に入ると正面に 今日の目的の天狗倉山(てんぐらさん)が見えてくる。
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登山口の鷲毛駐車場に到着。支度をして歩き出したのが10時半。
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歩き始めは 国道工事で破壊された世界遺産伊勢路の復元された道を歩く。
こういう復元を世界遺産の道のあちこちでやれば観光客がもっと増えるのになあ。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち 高野町石道、熊野参詣道小辺路、中辺路、伊勢路の大半が
林道工事や国道工事で破壊しつくされている。大辺路に至ってはほとんど消滅していて、大峯奥駈道も
林道で破壊されたり、山道の維持作業の放棄で荒れ果てている場所が多い。

特に南奥駈は 新宮山彦グループなどのボランティアで なんとか維持されているのが現状だ。
奈良県、和歌山県の職員の程度の低さが 伺える。
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などと考えながら歩いているとすぐに 昔の山道に入る。
この馬越峠部分は よく破壊されずに残ったものだ。

小辺路中辺路伊勢路の破壊された姿を見てきたものにとっては、この路は奇跡に近い。
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参詣道の雰囲気を楽しみながらゆっくりと歩く。
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夜泣き地蔵を過ぎる。
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以前通りかかったときには、お地蔵様に哺乳瓶がお供えしてあったが 今日は子供のお菓子があった。
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大台ケ原ビューポイントを通過する。大台ケ原は今年は雪が少ないらしく、去年は真っ白だったが
今年は 白い部分が非常に少ない。
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馬越峠に到着した。
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駐車場から一緒にお話をしながら登って来た方は、家族を新潟市に残して新宮市に単身赴任されているとか。
今日は休日なので この馬越峠から便石山(びんしやま)へ行かれるそうだ。
時間があれば私も行きたいのでとりあえずここでお別れした。
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良く整備された登山道を進む。ボランティアたちの苦労が良く分かる道だ。
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やがて行く手に巨岩が見えてきた。
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真下に来ると とてつもなく大きい。
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巨岩への上り口は 反対側にある。この広場には、祠がある。
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祠には山岳修験道の始祖といわれる「役行者つまり役小角(えんのおづぬ)」がまつられており
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今回初めて気が付いたが 祠の隣には なんと「高倉下」も祀られていた。
高倉下は 初代大和大王の「天の村雲」の 腹違いの弟で秦国人徐福の長男五十猛(後の香語山)と出雲王家の
「大屋姫」との間に生まれた。
昨夜のお燈祭の神倉神社の主祭神 でもあり、出雲王家の血を濃厚に引くお方なのだ。
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その2へ続く
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