子猫

学校で、仕事をしていると生徒の行動でとても愉快な思いを感じることがある。
随分と長いので、まぁ、いろいろ愉快なことがあった。
でも、今回の出来事は、５本の指に入ると思う。
生憎、立ち会うことは出来なかったのだが、朝、外の物などが置いてある階段したから、子猫の鳴き声が聞こえた。
それを、女生徒、男子生徒がわいわい言いながら助け出した。何と、無事探しだした。しかし、なんと！臍帯どころか胎盤まで付いていた。教師の証言があるから確かな様だ。胎盤？？？？でもそうなんだそうなんだ。土曜日に獣医さんの同級生に会えるので、聞いてみたいと思う。猫は多胎であるはずで、一匹に胎盤が付いている？
？？わかんないや。
まあ、それは兎に角として、臍帯と胎盤のようだ。
ネットなどで、情報を入手した生徒が、臍帯をきったそうだ。
俺らが、臍帯を切ったと男子生徒がしゃべったので。へぇ！！あんたが切ったの！
と尋ねたら、わいわいしていた仲間の女生徒が切ったとそうな！
まぁ、素晴らしい勇気と感心しきりのわたしです。なんかとても愉快！愉快！
そして、本当に女性の掌サイズ以下の猫を、新任の一人暮らしの女の子が育てるとこになり、ママぶりを発揮している。
学年の呑み会では、子猫の名付けで盛り上がった、盛り上がった。平和である。

終業式

今日は、終業式です。いつもの様に朝6時に家を出ました。快晴です。暑くなりそうな日ですが、まだ少し涼やかで、気持ちのよい朝です。
やり終えた感で、足取りが軽いです。いつもの道をいつもの様に駅に進みます。
田んぼと田んぼと畑の間をくぐり抜けいつもの様に進みます。しかし、心に余裕があるせいか、両脇に咲き散らばる花々が、何とも爽快に目に映ります。少し、避暑地に来た気分です。
あぁ、こんなに身近に幸せな、景色があったんだと。
余裕から生まれる心に映るものの違い。やはり余裕は大事です。
夏休みだからといって、近年は、まだまだ仕事は山積みですが、教科の特性で、しばらく講義は、ない訳で、心底ほっとしてます。
こう書くと、相当授業が嫌い？と勘違いされそうですが、授業は好きなのです。
しかし、何年経っても生徒さんたちの多数の目に囲まれるのは、緊張します。
夏休みを利用して去年は、随分と外部の勉強会に参加させていただきましたが、今年は、その気分にはならず。
学校で、空いた時間で、教材研究を改めてじっくりやろうと、それに密かな野心とワクワク感を持っています。
少しでも、何かを伝えられる、心の片すみに残る授業をしたいものだと思います。
非正規の身分なので、奇跡的に数年続いた常勤講師という立場での、この仕事はカウントダウンに入り始め、新たなる仕事の展開 を求めなければならない立場ですので、自分なりの、集大成としてゆきたいものです。
そして、新たなる仕事で、死ぬまで働かないと生きて行けない立場ですので。その立場を楽しむ境地を今のうちに、作り上げたいとも思います。
若者たちには、人生を拓く大事な夏休み。わたしにも人生を拓く大事な夏休みです。頑張ろっと。

下手くそ、上手

わたしは、かなり不器用な部類に属するので、プライベートでは、上手、下手には寛容な方であると思う。どれほど不器用かと言うと。亡き母が、「〇〇という苗字がつく人間で一番不器用なのは、〇〇ちゃんだ。」と言い切ったぐらいである。こう書くと、逆に母は、人に厳しく批判的な人間のように捉えられるかもしれないが、決してそのような人物ではなく、できるだけ人々の良いところを褒めてあげようとする、タイプである。余程、思いあまった評価で、全くわたし自身は傷つくことなく、「よう、言うてくれはった。」とすっきりである。長じて、何かの会話の折りに姉、にそんな話しをしたら目を丸くして、「そんな酷いことよく言うね。」と代わりに憤慨したほどだ。いや、全くわたしは、その通りとケロリンである。だから、先程も述べたが、不器用な人にわたしは、寛容である。しかし、それは、仕事以外の人のことである。
ブロには、普通の人以上に厳しいかもしれない。
通勤で７分ほど乗る、バスの運転手の運転に時折、猛烈に腹が立つ。
なんと下手くそなんだと。下手くそに乗り合わせてから、運転の上手下手が、とても気になり始めた。
おかしいでは、ないか、同じ道なわけで、その人たちの時のみ、道がでこぼるわけないのに。それこそ、つり革に止まりながら、持ち手につかまりながら、おっとっとと大きく身体がゆれ、やっとの思いで踏み止まる。わたしだけでない！皆さんおっとっととやっている。怖いくらいだ。そんなそんな運転手が3人ほど、いる。そして、可もなく不可もない人がかなりいて、そして逆に惚れ惚れするほど 上手な人.が２人くらいいる。
なんともどのタイミングでも、全く揺れないのだ。
これこそ、まさにプロと惚れ惚れする。
下手くそすぎる人に出会うと、安全の為にバス会社に研修させるように電話をしたくなるほどだ。
上手な人に出会うとそれこそ、またバス会社に電話したくなる。
やはり、仕事は見事にやっていただきたいものだ。
ひょっとしたら、下手くそな人は、自己確知していないのでは、ないかと感じる。