家庭基礎という教科の中で、保育の分野をやるときに[人生の主人公はだれ?]と聞くと「自分自身」とすんなりと答えてくれます。「じゃあ新生児期の主人公は?乳児期の主人公は?幼児期の主人公は?」などと尋ねます。そうすると一瞬、必ず首をかしげます。「親」などとついに元気に答えてしまう生徒までいます。
「乳児であってもその子の人生の主人公は、その子自身だよね。」と言うと当たり前のことだけど妙になるほどという顔をしてくれます。
「親は子育てをしている段階に居る親としての自分自身の人生の主人公だよね」などと・・・・。「親は、どの段階においてもその子の人生を主人公として生きていくための手助けをしていく存在だよね」と。
本当あたり前のことなんだけど。これが、なかなか難しいかも。子の人生、気がつかない間に取り上げていたりしませんか?
名古屋の私立高等学校で、家庭科の非常勤講師をしています。親業を学び、インストラクターにまで手を伸ばしたのは、いつか正式採用で教育現場にカムバックする時に生徒との間で必ず役に立つと思ったからです。浦島太郎にならず、生徒に対して恥ずかしくない状態でいたかったからです。まあそれが大切な子を預かる礼儀だと。
なかなか、カムバックの夢かなわず6年目の非常勤講師生活になっています。しかし、授業の中での生徒とのやりとりにおいては、とても役に立っています。だから、生徒はとてもかわいいですよ。
なかなか、カムバックの夢かなわず6年目の非常勤講師生活になっています。しかし、授業の中での生徒とのやりとりにおいては、とても役に立っています。だから、生徒はとてもかわいいですよ。