よじるし -日常茶飯事-

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「血液型占い信仰」をけなし倒す! 

2005年05月17日 | 4. 褒めちぎる!けなし倒す!
※注:個人的意見とはいえ「けなし倒す」内容なので、不快になる方もいると思います。それでもあくまで「個人的意見」なので責任は取れないッス。あ、あともうひとつフォローしておくと、「全部それ」っていうのんがダメなだけです。そこのところよろしくお願いします


“ヨ”は、「血液型占い」が大嫌いだ。
A型は几帳面でO型はなんたらかんたらで…、というアレだ。
「血液型人格判断」とかいろんな名前があって、
本とかも出てて、あの通りだって主張する人すごい多いけど、要は占いだと思っている。

昔は毛嫌いしていたが、「人間の人格を決定するのは『遺伝子と環境』なんだから、
血液型が何かに影響していてもおかしくない」という考え方に出会って
最近では「全くないとも言い切れないけど」ぐらいに態度を軟化した。
と言って、その論に科学的根拠があるとは言えないと思う。
ヒトゲノムをすべて解明しても、遺伝子と人格との関係は解明されていないのだから。


初対面で血液型を聞かれるのが一番困る。
コンパやら歓迎会やらで、「話のつかみ」なんか知らんけど、
「え、血液型、何型~?」ってやつ。
できれば答えたくない。
ほんまに知りたいのは血液の型ではなく、
それに裏付けられている(と考えられている)人格傾向なんだろうけど、
安易だな~と思うのだ。
「さあ、私はあなたを今から色眼鏡で見ますよ」と、宣言されてる気になる。

典型的なA型って感じだよね~」なんて言われた日には、
私の「O型っぽさ」とか「B型的な行動」とかは完全に切り捨てられてしまう。
もっとひどい時はこうだ。
「え~、“ヨ”のそういう所、A型って思えない~
何を言うとんねん。
あんたの頭の中で作り上げられた「A型像」に合わんだけで文句言われてたまるか!

また悪いことに、血液型の話は意外と盛り上がる。
「ああ、B型ってそうだよね~」「昔から、“合うな”と思ったらAB型なの~」
共通の話題、そして共通の認識。
ちょうどお手頃で、当たり障りもない。

「血液とか関係ないって」って反論したら「絶対あるって!」で、ケンカになった。
宗教戦争じゃあるまいし、こんなことでケンカなんかしたくない。
飲み会に限らず、盛り上がりに水を差したくないから、
最近では黙ってその時間が過ぎるのを待つことにしている。
盛り上がってるのを「みんな詳しいなあ~」と思いながら見てたり。

“ヨ”には、心理学(特に発達心理学)を真剣にやろうと思った時期があって、
どんだけ真剣だったかというと、
「心理学を学びたいという偏った志向の人間が集まる所で心理学を学びたくない」
という理由でわざわざ心理学科を避けた、というぐらい真剣だった。
真剣に考えすぎて、つきつめればつきつめるほどわからなくなり、挫折した。
「80%の人間がこうだから、人間ってのはこうですよ」という結論付けに
(それ以外言いようがないんだが)限界を感じたし、反発も覚えた。
その時「心理学で人は救えないし、理解も出来ない」て結論を出した。

人格ってものは、あくまで主観的なものだ。
それは相手の主観であったり、自分自身の主観であったりする。
立体に例えるなら超多面体で、見る人(自分含む)の立ち位置によってどうとでも見える。
面の形や大きさも常に変化しているし、映すものも常に変わっている。
「わかる」なんてことが、そもそもあり得ないのだ。

血液型信者だって人間そんなに単純じゃないって分かってるはずなのに、
出来る限り、むしろ無理矢理にでも4つに分けようとするのは
人と深く関わるのが面倒くさいのと、あと、不安なんじゃないかな、と思う。

「わからないこと」は不安だ。
「変幻自在なもの」も不安だ。
だから、ある程度決まった型にはめて安心する。
「こういうものだ」という解決で、それ以上の探求を拒否する。
彼らは「“ヨ”が最もA型らしく見える位置」に常に立っていたいのだ。
それ以外が「ない」んじゃなくて、「見ない」んである。
不安になるから。

先ほど人格は主観にすぎないと表現したけど、
恐ろしいことに
「人格が血液型で決まる」という考え方がここまで浸透してくると、
「A型はこうあるべき」等の共通認識が出来上がり、
「自分はA型である」との自覚のもと、
A型らしく振る舞おうとする」人間として人格が形成されていく。
最終的に、「典型的なA型人間」のできあがりだ。

この調子で行けば10年後、血液型占いの信憑性は今よりずっとアップしているだろう。
もちろん日本だけの話だけれども。
世の中の人間が4種類に分類されるとするならば
そんなに「楽で、恐ろしいこと」はないと思う。
4種類に分けたい、と考える人間(日本人)がこんなに増えてることも恐い。
クローン人間なんかより、よっぽど怖い話ですよ。

って一人に言ったら、こういう答えが返ってきた。
「血液型診断が嫌いって言うの、だいたいA型の女なんだよね~

…もう、手に負えない。泣

2 コメント

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ワシも。 (ケガレ)
2005-06-04 16:20:30
血液型判断が好きじゃない(ちなみにO型)。

昔、付き合ってた男に

「あれは天気の話とかと同様、意味のない世間話だと流しなされ」と

たしなめられたので、今は流しとります。



その代わり、きょうだい判断(ケガレ作)は信じる。

私のあんな所やこんな所も全部、

三姉妹の末っ子だからってことにしてほしい。してください。



この末っ子がぁ!!! (“ヨ”)
2005-06-18 16:03:10
うむ。

反対派のくせに、合うな~と思う男子がたまたま「O型」であることが多くて、「O型の男が合う」などと思ったりすることもあったりするんだけどね。笑

そんなん言うて歴代彼氏の血液型知らなかったりするし。

天気の話か、おおそうか。



きょうだい判断は、私も自作のを持ってるよ!

「姉のいる男はモテる」とかその程度の。笑

で、私は典型的な中間子だってよく言われる。



末っ子は私にとってうらやましい性格をしていることが多い。

しかしよく彼らに対して叫ぶっつうか怒鳴らせられる。



「この末っ子がぁ!!!」