土佐のさむらい 切腹の場

　明治維新後　堺港から　上陸したフランス兵を土佐藩士が殺傷した事件。加害者の土佐藩数十名が切腹ということになった。場所は妙国寺の境内。フランス兵の見守る中　切腹が次々と行われ、11名が終わった時点で　フランス側が　もう　見るに耐えられないからと中止になったといいます。
　この事件は　森鴎外の小説「堺事件」などにも題材となっている有名な事件です。
　現在も　その切腹した　11名の墓は　当時のまま　残されています。　妙国寺　前の　宝珠院　に　11個のお墓ありますが、幼稚園の敷地になっていて　開門している時以外は　立ち入ることができません。　整備されていない　古びた　11個の
お墓が　かえって　生々しく感じさせられます。