トラネコジャーナル

毎日楽しく、前向きに。
ねこ兄弟とアートを中心に
日々の新しい発見をつづる
トラネコの日記

神戸に帰ってきました@十五夜直前

2013-09-20 | 父のいる神戸
やっと一昔前の夏の気温30度程度になり、ホッとしてます。
気分的にはめちゃくちゃ涼しい(笑)
しかし、一昔前の夏日ですから!

そんなわけでようやく頭も動き始め、父のところに帰ってきました。
ごめんね、父ちゃん、遅くなりました。

父は元気は元気ではありましたが、
透析1歩手前と宣告されており、
主治医は突然数値が悪くなった時を考えて、
どうする?と父に聞いたところ、
「やりません」と言ったため、
老人ホームの人は驚いてしまい、
すぐ死ぬでー!と。
娘はどうしたー??となってしまいました。

難しい問題です。
本人の意思、
殺すことになるのではないかという
私含めた介護している人たちの思い。
本人の意思も、どこまで本当かという側面もあります。
というのも、しんどいけど頑張ろうねー!と言われても、
老化による体調不良ですから、治らないのです。
そんなことは本人もわかっているし、
しんどいのはイヤとも思っているだろうし、
意識不明で生きながらえるならもうええわ!というのも本音。
でも、反面少しでも生きようとする気持ちは絶対あると思います。

どうして自分で自分の死を選択しないといけないのでしょうねー。
老化だけではない問題です。
ガンなど先進医療や治療の選択が本人に可能な場合が多い病気は
なおさらでしょう。

そんなことを父と話し合った今回の神戸でした。
日ごろこういった問題はさしてタブーでもないので、
そんなにヘビーな話にはならないですが、
父はもうせいへん。いらんいらん。もうよう生きた。ということですし、
私も「もうあかんな。バイバイ」という気分でもないけど、
つらい父を見るのも忍びない。という話をして、
まあ、直前で決めようや!ということに。

結果イージーな結論になっている・・・(-.-)
でも結論ばかり出せませんよね。
こうやって話を重ねてバタバタしていくことが、
大事なのかな、と思うことに。

時は十五夜1日前。
まんまるの月が神々しい光を放っていました。
 

そういえば関西いや神戸の月見団子はこんなんなんです。
関西全部そうなのかと思ったら、
京都などは丸いお団子に餡が雲に隠れるお月様といった風情でかけてあるものみたいで、
しらべてみてびっくり(笑)
神戸じゅうの和菓子屋さんではこのにょろりんとはみ出た月見団子を売っていましたよ!


生命の話をしながら、この月見団子をホームの人に隠れて食べる父子。
ダメだ、この親子(笑)

帰りはいつもの洋食イクタでタンシチューを食べて帰路につきました。


帰ると放送大学の今期の教科書が届いていました。
3科目受講予定。
がんばらんとな。


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6 Comments

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おかえりなさい (らら)
2013-09-20 22:26:50
帰宅してねこ兄弟モフモフしてますか?
お父様のこと難しい問題ですよね。
でも、私もかなり年老いてからなら透析はしたくないって思うかな、
もう痛いこと、つらいこと、やりたくないって思うかな…
でも家族の思いは違いますよね…難しいですね。
子供に帰りたいなあって思う時はこういう問題に直面した時です(/ _ ; )
返信する
ららさん? (トラネコ)
2013-09-21 01:37:39
ららさんってららさん?
難しいというかねー。なんというかねー。
ららさんもつらいですよね。逆バージョン。
誰も殺したいなんて思わない。
でも幸せなのかなって思いますよね。
私など、まだ父がちゃんと意思表示できるだけ
ましなのかもしれませんけどね。
なんにしても難しいです。ね。
返信する
なんというか~ (ロンきゅ~ん)
2013-09-21 21:33:21
トラネコさん。ご無沙汰……。
28日にお江戸です。
叔父の3回忌&叔母の5回忌。
月日のたつのは早いもんだと思いながら…。

うちは、デイサービス問題で毎回母と口論?に?
というか、アルツハイマー型認知症なので、
なんか、自分は阻害されているとか、嫌われているとか、
毎回それの繰り返しです。
そうかと言えば、急に前向きになったり、
いちいち本気で相手していると疲れますね。

お父様孝行できてよかったですね。
本人が一番良いようにが理想だけど、子の立場だと長生きしてもらいたいと思うしね。
なんにしても難しい。

なるようになるかな?と思う今日この頃。
返信する
気疲れに負けないでね! (トラネコ)
2013-09-21 23:04:58
ロンきゅ~んさん
おひさしぶりー。
相変わらず忙しいですね!
認知症は自分も相手も傷ついてしまうので大変ですよね。
本気で相手するというより、話を受け止めて、
うまく違う話にすり替えるのが良いと、
ケアマネさんから聞いて試した時うまくいきましたよ。
とりあえず訴えている話を肯定的に聞いて、同意して、そういえば車椅子空気抜けてたねー。などというと、気持ちがおさまるとふっと
その話題が消えるみたいなことがありましたよ。
なあんて書くと簡単そうに聞こえますけどね、
結構修羅場ですよね。
それでも笑顔とか見られると愛おしいしね。
お互い、頑張りましょうね!
返信する
自分だったら・・・ (ココの母)
2013-09-23 15:48:32
トラネコさん、神戸からお帰りなさい。

お父様とそういうお話、できることは
とてもいいと思います。
何だか分からなくて、動揺する人が多いみたいだし。
本人が日ごろ、自分の終末をどう思っているか、
について知っておくだけでも、いざというときに
ふと頭を過るものとして記憶に留められるから。

とは言え、選択に迷うことはきっとあるでしょう。
うちの両親も祖父もサッと逝ってしまったので・・・
それでも後悔が残るのが遺された者の宿命というか・・・

むずかしいです。
私自身はあんまりあれこれやって欲しくない、
というのがあります。
延命治療はしない、に○したいです。
家族にはそう言ってあります。

なんか、秋分の日にふさわしい?話題ですね(笑)

返信する
むつかしいんですよね。 (トラネコ)
2013-09-24 01:36:34
ココの母さん

私もダメな確率が高いなら何もしないでほしい。
ただ私の場合、肉親がいないので、
多分自分の希望通りになると思うので、
保険証にはしっかり書いていますよ。

医者としても支払いの問題は大きいでしょうし。
老人医療となるとそのあたりは結構シビアですものね。

父の場合は老人ホームなので、やはり、かなり抵抗があるようですね。数値が悪くなったら、何もするなという人を預かるのはやはり緊張感があるのかもしれません。
とはいえ、本人の意志が大切ですからね。

終末に関しては、
やはり問題は遺される人の思いと
本人の間際の思いだと思うのですよね。

口で何もするなと言っていても、死ぬときにつらいと、
なんで何も手を付けないんだよーと
心の中で叫んでるかもしれないし(笑)

遺される側はすこしでもいてほしいし、
お医者さんも治療を施せば100%治るとも
すぐ死ぬともなかなか判断できないですもんね。

判断がついた脳死などでも、暖かい身体を
冷たくするのは大きな決断ですよね。
さらに臓器提供の場合は、専門家がそのプロセスを
フォローしてくれるので、帰って楽なのかも。
そんなわけないか~。

母はいつも葬式はいらないので、死んだらそのまま火葬場へとよく言っていました。でも、遺された父も私も
それができなかったんですね。
火の中に入れることがたぶん色んな儀式があった上での
プロセスの中でいれることができたと思うんです。
その分、簡素にシンプルにしたんですが。まあ、そういう家風だし。

あらためて難しいなあと思いました。

お葬式と終末の話が一緒くたになってしまいました。
ごめんなさい。

とりあえず、いつ来るか、いつかは来る父との別れが
だんだんとリアルになってくる中で、ジタバタしていこうと
思います。
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