テレビとうさん

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「SDGs」 と 「共産主義」 ②

2022年10月07日 | 雑感
 「SDGs と 共産主義 ①」の続きです。

6.安全な水とトイレを世界中に:「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」

 「人間は自然に含まれない」と仮定すると、人間は自然から水を奪い取らなければ生存出来ません。当然、環境破壊が起こります。「SDGs」によって管理された人は「持続」するかも知れませんが、管理されない人や自然そのものは持続不可能になります。但し、「人間は自然の一部に過ぎない」のならば、総てが「循環系」にあるので何の問題もありません。

 「汲み取り式便所」は、「持続可能」どころか実際に千年以上持続してきました。江戸時代には「肥え(肥料)」として有価物でしたが、今では逆に有償で処理される為に、貧困層は更に貧困になります。

7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに:「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」

 奴隷労働でソーラーパネルを作り、製造時の排水垂れ流し・廃棄物放置による環境破壊を無視すれば、太陽光エネルギーは設備投資までは安価なのですが、「補助金」が無ければ維持・管理できない程の高価なエネルギーになります。また、電源としては不安定なので、ベース電源も維持する必要が有り、二重にコストがかかります。

 次世代の核融合発電が可能になる迄は、石炭火力が最も安価で安定した「近代的エネルギー」と言えます。

 ちなみに、「近代」とは一般に15~16世紀以降から現代以前の事を言い、日本の場合は「明治維新」が「近代の始まり」と言われているようです。まさに、近代とは石炭が活躍した時代です。「SDGs」を思い付いた人は「近代的エネルギー」の意味が解らなかったようです。

8.生きがいも経済成長も:「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」

 「包摂」とは、どんなに「特殊な要素」でも「普遍の一部」に含まれる関係性を言い、「内界」は「外界」から独立して存在し得ない事を示しています。つまり、他に影響されずに自分らしく生きるのは「包摂」とは言えず、世界の政治・経済
の中に埋没しなければ生きられない世界です。まさに「共産主義の世界」です。「消費税」の趣旨もその一つです。

9.産業と技術革新の基礎をつくろう:「強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る」

 「強靱なインフラ構築」には莫大な資金を必要としますが、「国の借金」がGDPの倍以上あると有(無?)識者が主張する日本の場合は、増税で対処しなければ「持続不可能」と言われています。つまり、「消費税大増税」で国民の可処分所得を減らす事でしか、技術革新を起こし得ないと云う事になります。「消費税」は、所得が多い人ほど負担割合が少なくなるので、可処分所得格差が更に拡大します。

10.人や国の不平等をなくそう:「各国内及び各国間の不平等を是正する」

 これは、大日本帝国が世界で最初に提唱した「人種平等、民族自決」の焼き直しですが、世界が漸く追い付いてきたと言えます。

 「共産主義」でも「国内の不平等が無くなる」と吹聴されて、旧富裕層が粛清されて富裕層が入れ替わった後、新富裕層の富裕が持続し「貧困層は貧困が持続」しました。まさに「共産主義革命」こそが
「SDGs(持続可能な開発目標)」に相応しい手法と言えますww

--「
SDGs と 共産主義 ③」へ続く --



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