テレビとうさん

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「武漢肺炎」 と 「TEDROS-19」

2020年03月24日 | 国際情勢
 「武漢ウイルス」の名称は、最初は2020年1月5日に中国の公共卫生临床中心(公共衛生臨床センター)が「Wuhan-Hu-1冠状病毒(WHCV)」と発表し、世界保健機関 (WHO) は暫定的な名称として「2019-nCoV(2019 novel coronavirus)」を使用していましたが、2020年2月11日、国際ウイルス分類委員会 (ICTV) が「SARS-CoV-2(Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 )」と正式に命名しました。日本語では「SARSコロナウイルス-2」です。

 「SARS-CoV-2」のゲノム情報も下記で登録されています。
中文: 2019新型冠狀病毒基因组(分离株Wuhan-Hu-1,GenBank登录号MN908947)

 また、WHOは「Having a name matters to prevent the use of other names that can be inaccurate or stigmatizing. It also gives us a standard format to use for any future coronavirus outbreaks.(Bing翻訳⇒名前を付けるには、不正確または汚名を付ける可能性のある他の名前の使用を防ぐ上で重要です。また、将来のコロナウイルスの流行に使用する標準フォーマットも提供します。)」と言って、テドロス事務局長は「名前がいわれのない差別や偏見に利用されることを防ぐことが重要だ」と指摘しました。

 「武漢ウイルス」の正式名称を「SARS-CoV-2」と名付けた最高責任者はテドロス事務局長なので、「武漢での肺炎」に関して最もいわれのあるテドロス氏の名前を冠する「TEDROS-19」が病症名として、私は最適だと思います。但し、WHOが正式に付けた名称は「COVID-19」です。

 ここで勘違いしやすいのが「武漢ウイルス感染症」と「武漢ウイルス感染者」、「COVID-19」と「TEDROS-19」の違いです。

武漢ウイルス感染症:「武漢ウイルス」に感染して発症する疾病名で、「肺炎以外の症状」も含む。
武漢ウイルス感染者:「武漢ウイルス感染症」の患者に加えて、「無症状感染者」も含む。
COVID-19 :「SARS-CoV-2」に感染して発症する疾病名で、「肺炎以外の症状」も含む。
TEDROS-19:「SARS-CoV-2」に感染して発症する疾病名ですが、肺炎以外の症状は含まない。また、死因を確認、或いは確定しない場合も含めない。事実上「武漢ウイルス感染症」の患者数よりも1~2桁少ない。

 また、「TEDROS-19」は将来、習近平国家主席とテドロス事務局長の尽力によって「SARS-CoV-2」が制圧され、且つこのウイルスが外国から持ち込まれた事が証明された時には、習氏とテドロス氏がノーベル平和賞を受賞する時の名称にも使われるかも知れません。

 ところで、「
中国政府は無症状者は感染者には含めない」と云う報道も有り「無症状(確認感染者)」の人数は2月末の時点で4万3千人以上に上り、隔離はされたそうですが、現在は大規模な隔離施設が解体され「無症状感染者」の行方は判りません。それでもこの報道では「中国と韓国は、有症者のみを検査対象としている他国に比べ、感染の拡大を抑制できた」と分析しているそうです。

 世の中がひっくり返りそうです。




2 コメント

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Unknown (mobilis-in-mobili)
2020-03-24 23:48:55
これまで、ウイルスによりひきおこされる症例の名前には地名が使われてきた。いわく『ホンコンA型』、いわく『スペイン風邪』だ。
今回の命名には、中国の圧力を感じざるを得ない。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-03-25 07:21:39
「ホンコンA型」は支那大陸南部発祥です。
「スペイン風邪」はクーリー(苦力:支那大陸出身労働者)がアメリカに持ち込んでパンデミックを起こし、国際事情により「スペイン風邪」と命名されました。

支那大陸とアフリカ大陸は病原菌の「宝庫」です。
その他の土地にしても「風土病」は当たり前にあるので、無闇なグローバル経済開発には「天罰」が下ります。
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