あらっそ深セン

深センlifeスタート!

内蒙古紀行

2005年07月22日 04時13分30秒 | 天津留学記
今回の旅行は急に決まり、韓国人の友達3人と一緒に天津→大同→内モンゴル→天津の順で旅行してきました。

日曜の夜8時に出発し大同に朝5時くらいに着く。駅を降りたらここぞとばかりに旅行者ターゲットの悪企みオヤジ達がハントしてきます。どんなにいらないと言っても何百メートルでも着いてくる。その執念がほんとにすごい。そんな勧誘から逃れ、自分達で大同の世界遺産でもある「雲崗石窟」を見てきました。


岩を彫りぬいて造った石像は合計なんと約5万1千体あるらしい。中国の古代建築を見ていていつも思うのは、どうやって造ったのか?ということ。現代の技術をもってしても極めて困難だろうと思われるものばかり。それを何千年も前に造るのだから。奈良の大仏級の大きさの石像が結構あります。

大同には他に見るものが無いので市内のケンタッキーでくつろぎ、電車の時間まで待ってました。中国ではケンタッキーがかなり進出しています。それに比べマクドナルドは少ない。日本とは逆ですね。南方はマクドナルドが多いと聞きましたが。大同から電車に揺られること4時間、内モンゴルの省都であるフフホト(モンゴル語で青い城という意味)に到着。気温も天津に比べかなり涼しかったです。むしろ少し寒かったです。

街並みは普通の都市とあまり変わりないけど、1つだけ大きな違いがありました。至る所にモンゴル語と漢字が同時に書かれているのです。道路標識、店の看板などなど。これが文字か!?と思うほど難しかった。。モンゴル族の人はモンゴル語も喋ることができ、中国語を喋ってたかと思うといきなりモンゴル語に変わっています。これもまた文字のごとく難しい。。日本の友達の友達がモンゴルに留学しているらしいけど大変やろうなぁと思う。

着いたのが夜8時だったので、その日寝る場所探しと、次の日からの草原&砂漠ツアーの申し込みでその日が終わりました。1人約250円くらいの宿を見つけ、そこで寝ることに。ゴキブリ多発でした。。。

次の朝車で揺られること1時間半、草原に到着。テレビで見てあこがれたあの草原です。遊牧民族のパオもあります。夜はここで寝ました。着いた時に地元の人が歌で出迎えてくれました。その時に客はアルコール45度の白酒を飲まなければいけません(必ず)45度ともなると結構ツーンときます。

360°見渡す限りの草原で、空気もおいしく最高でした。7月が一番草がいい時期らしいけど、最近は雨が降ってないとのことで少し枯れ気味で緑が少なかったです。

馬にも乗ってきました。小さい頃からのモンゴルの草原で馬に乗るという夢がかないました。が、馬の背骨でお尻痛すぎです。この写真は地元の人ですが、彼らは子どもの頃から馬に乗って学校に通い、遊びに行っているそうです。草原で育った20歳前後の青年は既に30代の貫禄を持っていました。

夜はキャンプファイヤーをして、自分達と別に来ていた韓国人留学生10人と合同で宴会がありました。韓国は日本の3分の1の人口なのに中国留学している学生はかなり多い。1つの流行なのか。ここでも韓国人式飲み会になり(日本人1人だから当然)白酒の瓶がガンガン空いていきます。恐ろしや韓国人。。。

次の朝、草原から車に揺られること約6時間、内モンゴルのもう1つの観光地である砂漠に到着。ここもスケールが半端じゃなく大きいです。砂漠化で今もどんどん大きくなっていると思う。

砂漠名物のラクダにも乗りました。馬よりかなり大きいので最初はちょっとビビってました。時間が押していたので砂漠滞在時間は約1時間。再びそこから4時間くらいかけて市内に戻り、ご飯を食べ、帰りの電車に乗車。

帰りは夜7時から14時間かけて天津まで戻ってきました。道中では韓国人の友達に日本語を教え、こっちは韓国語を教えてもらい、語り合い、充実した3日間でした。内モンゴルは夏に中国に来る人には是非お勧めしたい所です。