今週のシカゴは冷え込んで本日も華氏でマイナスつまり摂氏マイナス20度と終日零下の世界で冷え込んでます
さて、昨年後半立て続けに3回カリブペディションをやったのでこれで打ち止めですが、ぺディションでの課題と思っているのがローバンドのアンテナです
40mまでは環境に依存せず飛ばせる自信があるのですが、それ以下になるとどうも今ひとつです。
160mはとりあえず置いておいて80mまでは何とかしたいところ。
目標は、軽量かつ環境に依存せず再現性が高く、欲を言えば効率の高いアンテナということになります
従来、逆Lを使っていますが、ご承知のとおりこのアンテナは垂直部をできるだけ高くかつ水平部を地面に対して水平に設置できれば非常によく飛ぶことは2013年のV2での試行錯誤で実感していますが、水平部を下に引きおろすと調整や飛びが非常に難いことを経験的に感じています
今まで逆Lにしていたのは効率を落とさないためにフルサイズのアンテナにこだわった結果なのですがどうやら発想を変える必要がありそうです
現在候補に上がっているのは、①リニアローディングの採用、②センターローディングによる短縮です。
①については現在は製造中止になってしまったようですが以前Force12から出ていたEF-180BVという製品がありこのデザインでいけば10mのマストのみでいけそうです。
http://www.edcjp.jp/force12/others.html
リニアローディングをサポートするために基部に水平のスプレッダーがいりますがこの程度であれば釣竿を使えば重さを気にすることはないでしょうがどのように固定するかはちょっと検討が必要そうです
また通常アンテナには皮膜付のワイヤーを使っていますがリニアローディング部分の調整はジャンパー線を上下させて調整しているようなので再現性が確定するまではこの部分は裸のワイヤーまたはアルミ線などを使う必要がありそうです。
残念ながらこのアンテナの寸法はわかりませんのでシミュレーションが必要です
ARRLのローバンドアンテナハンドブックだったかアンテナハンドブックに解説があったので時間があるときにやってみたいと思います
②についてはFSに定期的にバケーションにいかれよく飛ばしているK9EL Johnさんの家にお邪魔した際に聞いたアンテナが実績もありよさそうです
30m以下は10mのマストを利用した垂直バーチカルとのこと
具体的には30mおよび40mはフルサイズ、80mはローディングコイルを入れており、160mはさらにキャパシタハットおよびトップからワイヤーを展開しているとのことです
マストは普通の10mのグラスファイバーマストをビーチパラソルの基部で固定しステーをとっているとのこと(このアイディアは先日のV2で流用)
アンテナの切り替えはマストを伸び縮みさせてワニ口クリップで接続を変えてマニュアルで対応しているとのこと
彼が滞在している場所の写真も見せてもらいましたが、海から数百m離れた小高い丘の上で海面反射が利用できるところではありませんでした
彼曰く、グランドはカンターポイズで毎回行くたびに線の数をできるだけ増やすことが大事とのことで線の長さや太さはあまり関係なく10m程度のスピーカーケーブルを使っているとのことでした
160mは別として垂直部のみで構成されるのでローディングコイルさえしっかり作りこめれば再現性は高くまた軽量化も実現できます
効率はローディングコイルを使うのでリニアローディングに比べると下がるかと思いますが、リニアローディングはある程度完成度を上げるためには調整が要りそうですので、②のアンテナがぺディション用には現実的なのかなと思っています
ローディングコイルに作成にあたり自在ブッシュが必要ですがこちらのDIYのお店で見当たらず現在思案中