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JJ1RJR Blog

引っ越しました

Diffraction Data for Antenna modeling

2014-10-04 08:02:00 | アンテナ
固定で運用されている方はアンテナのモデリングの際に一回設定してしまえば終わりですが、固定の運用場所をもたずさすらいの身では移動場所に合わせてアンテナをシミュレーションする必要がありますがその場合のリアルグランドでの誘電率や導電率の設定にいつも苦労します

アンテナシミュレーションソフトであるHFTA(HF Terrain Assessment)を見ていたらプルダウンメニューで選択するようにデータが登録されていましたので備忘に載せておきます


           Soil Conductivity   Dielectric
           導電率(mS/m)    比誘電率

 Extremely Poor       1          5
 Sandy, Dry Soil       2         10
 Poor Soil           2         13
 Average Soil         5         13
 Good Soil          10         14
 Very Good Soil       30         20
 Fresh Soil           1         81
 Salt Water        5000         80

こちらはウェブで見つけたデータ 若干違いがあります
 海水         4000         81
 湿地           20         30
 沃地            2         10
 乾地            1          4
 標準値          7         13

数値でみても海水の数値が大きく違うことはわかりますね
この効果は昨年V2で運用した際に垂直系アンテナを使って実感しているところです

ちなみにN6BTによると海水での効果を得るためには水辺から1/4ラムダ以内にアンテナを設置しないと効果がないようです



The 2014 Dayton Hamvention Antenna forumスライド

2014-08-29 09:01:00 | アンテナ
今年のデイトン・ハムベンションで私自身は聞けなかったのですが、アンテナフォーラムのスライドがK3LRのウェブで見れるようになったとのことです

以下のリンクでK3LRのウェブへアクセスし、

http://www.k3lr.com

左側の箱になっているリンク集の上から7番目にある
"DAYTON ANTENNA SUMMARY"をクリックすると2004年から
今年までの各年のフォーラムのリンクがありますので
見たいリンクをクリックしてください

2014年のプレゼンは次の通り

The Loop Fed Array Yagi
Justin Johnson, G0KSC

Building Antennas at the K9CT Station
Craig Thompson, K9CT
※ このプレゼンテーションはかなり刺激が強いので気をつけて下さい!(笑)


High Impedance Low Frequency Receiving Arrays
Lee Strahan, K7TJR

The Shared Apex Loop Array
Mark Bauman, P.E., KB7GF

過去のプレゼンのテーマ一覧はこちらへ


2014年

The Loop Fed Array Yagi
Justin Johnson, G0KSC

Building Antennas at the K9CT Station
Craig Thompson, K9CT

High Impedance Low Frequency Receiving Arrays
Lee Strahan, K7TJR

The Shared Apex Loop Array
Mark Bauman, P.E., KB7GF

2013年


How to be Safe when Installing and Maintaining - Antennas, Towers and Supports
Phil Theis, K3TUF

The Computer Model Design, Construction and Field Results – of the World Radio Team Championship 2014 TriBand Antenna
Scott McClements, WU2X and Stan Stockton, K5GO

Getting Things Up! Antennas via Tram, Trolley, Cranes and Man lifts
John Crovelli, W2GD and Don Daso, K4ZA


2012年

Enhancing the Performance of the K9AY Receiving Loop Array
Dr. Richard C. Jaeger, K4IQJ

Tower Climbing - Safety and Rescue
Phil Theis, K3TUF

Revisiting the W6NL Two Element 40 Meter Moxon Antenna - A Tale of Two Models
Tony Brock-Fisher, K1KP

Installing Antennas Safely
John Crovelli, W2GD and Don Daso, K4ZA

Sun Spot Cycle 24 Update
Carl Luetzelschwab, K9LA

2011年

Waller Flag - low band low noise rotatable receiving antenna
- Doug Waller, NX4D and Jose Carlos, N4IS

Multi-Element End-Fire Arrays of K9AY Loops
- Richard C. Jaeger, K4IQJ

Cycle 23, Cycle 24 and Long Path on 15m/12m/10m
- Carl Luetzelschwab, K9LA

Demystifying the Hybrid Coupler
- ON4UN

2010年

Is Your Antenna Properly Insured
- Ray Fallen, ND8L

The 8 Vertical Receiving Array
- Joel Harrison, W5ZN and Bob McGwier, N4HY

Exotic Antenna Pattern Measurements
- Greg Ordy, W8WWV

What’s New at SteppIR
- Mike Mertel, K7IR

2009年

Loop Array Runs Circles Around The Beverage
- Eric Scace, K3NA

Thoughts on Antenna Positions, Sloped Ground and Foregrounds
- DR. Dave Leeson, W6NL

Effective Low Band Antenna for Small Lots
- Rob Sherwood, NC0B

K4ZA's Tips, Tricks and Toolbox
- Don Daso, K4ZA

2008年

Real World Antenna Patterns vs. Theoretical Computer Antenna Plots
- Mike Wetzel, W9RE
- Tom Chance, K9XV

A New Approach for Measuring Complex Antenna Currents in a Vertical Array
- Greg Ordy, W8WWV

Multi-element Lowband Vertical Arrays - Approaches for Small Lots
- Ted Rappaport, N9NB
- Ray Sokola, K9RS

2007年

What's New in the 21st Edition of The ARRL Antenna Book
- R. Dean Straw, N6BV

Antenna Topics
- Dave Leeson, W6NL / HC8L

People I know .... and Antennas they Grow
- Ted Rappaport, N9NB

The Design, Construction and Operation of the 28 Element OWA 15 meter Stacked Yagai Array at K3LR
- Jim Breakall, WA3FET and Tim duffy, K3LR

2006年

Another Way to View Propagation Predictions for DXing and Contesting
- Dean Straw, N6BV

Design, Construction and Maintenance of Antennas and Towers for Storm Survival and Long Term Reliability
- Frank Donovan, W3LPL

Construction of the Largest SteppIR Yagi Stack in the World at K9LTN
- Brion Gilbert, N0AE

Tips, Tricks, & Tools of the Trade
- Don Daso, K4ZA

The BIG Antennas at Contest Station VE6JY
- Mitch Mitchell, VE6OH and Don Moman, VE6JY

2005年

A New Feed System for Arrays
- John Devoldere, ON4UN / Robye Lahlum, W1MK / Roger Vermet, ON6WU

Strategies Using Propagation Predictions for DXing and Contesting
- Dean Straw, N6BV

Key To Successful Tower Installations: Under Stack And Over Guy
- John Corini, KE1IH

Ground Parameters For Hams: Do we have a problem and can we do something about it?
- Rudy Severns, N6LF

2004年

The Basics of How Antennas Work - Bill Parker, W8DMR

Selected Terrain Studies for Optimum HF Station Performance - Dean Straw, N6BV

SlippNott Rotator Enhancements - Tom Taormina, K5RC

The W8JI Antenna Notebook - Tom Rauch, W8JI

An Investigation Into Ground Systems for Best HF Performance - Rudy Severns, N6LF

W6NL 40 meter Moxon Yagi - David Leeson, W6NL

Propagation Software Review - Carl Luetzelschwab, K9LA



Beverage Antenaマッチングトランス他製作

2014-08-14 01:54:00 | アンテナ
昨年V2へのペディションへ行く際に検討したBeverage Antennaですが結局現地でのスペースや持ち込み重量の関係で没となりました

当時とりあえず購入したパーツがそのままになっていました


 
W1ANがEbayで売っているものでとりあえず、DXCC獲得の実績ありとのことです
使用しているがメガネコアでW8JI デザインの マッチングトランスのようです

使う予定があるわけではありませんが、とりあえず作ってみました
9:1のマッチングトランス
どの程度の精度が必要なのかわかりませんが、密に巻こうとするとハイインピーダンス側(アンテナのワイヤーとアース棒を接続する方)は6回巻きで結構大変



ケース(PVCパイプ)に据付

耐久性を考えるとエポキシで固定したようがよさそう


こちらは終端抵抗


こちらもケースに据付



PVCパイプが短く、淵から端子部分までの距離が十分でないため、上から被せるタイプのキャップでは無理そうですので、内側にはめ込む形のキャップを探す必要がありそうです

実践投入計画も今の環境ではありませんが、時間のあるときにキャップの購入と測定をしてみたいと思います




YP-3八木アンテナニューバージョン

2014-07-01 07:15:00 | アンテナ
以前、Super Antennaから売られていた軽量の八木アンテナYP-3はペディションを計画していた際にちょっと興味を持ったことがありますが今年のDaytonでのSuper Antennaのブースでは小型の垂直アンテナのみで置いてませんでした

一方、前年のSuper Antennaのブースで試作品として展示されていた12Vで動く軽量ローテーターは別の会社のブースで展示されており、ここでSuper Antennaも販売しているようでした

Super Antennaは確か経営がうまくいかず創業者が別のオーナーに譲渡したと聞いていましたが、どうやら創業者がまたHF Portable Antennas.LLCという会社を設立して商品名を変えてYPV-3として販売し始めたようです

QRPerにはなかなか面白いアンテナかもしれませんが、バンド毎にコイルを変える必要があり対入力からみてリニアを使うのは想定していないようなのでぺデイション用にはちょっと難しいかなと思っています



HEX Beam

2014-06-26 14:29:00 | アンテナ
先日のARRL June VHFで初めて実践使用したHEX BEAMでちょっと最近また移動用アンテナに関心が向いています

私がもっているのは第一世代になるTraffie Technologyのものです
移動用バージョンで軽量化を意識して20mから6mまでWARCバンドもいれて6バンド対応していますが設置できるのはこのうちの1つのバンドのみですがよくできていると思います

最近はG3TXQによるブロードバンド化された第二世代およびその上で軽量化を目指した第三世代が主流のようで、Traffie Technologyから通常販売されているのは5バンド用の1タイプのみで移動用もWebには掲載されてませんね

第二世代のものはマウント部分がアルミニウム板でできており頑丈そうですが重量が10kg近くとなりそれを支えるマストもそれなりのものが必要で飛行機を利用したペディションとなるとちょっと考えてしまいます 実際にはカリブに持ち込まれている友人がいますが・・・

CQ誌の5月号にJA1KJW局がHEXビームを詳細された記事があり自身のペディション用の自作アンテナはなんと重量がわずか1.1kgとのことでどうやっているのかなと思っていたら6月号により詳細の記事が紹介されていますね
このアンテナは21M、24M、28Mの3バンド仕様とのことで14Mが入っていないのが軽量化の一つのポイントなんでしょうね

マウント部分をアルミ板でなく水平部分および垂直部分ともにアルミパイプを使い、差し込むという手法で軽量化されているようですが参考になりました

記事には記載がなかったのですが、マストにはどんなものを使って軽量化しているのかが興味のあるところです


また、調べている過程でHexが2エレ相当なのに対し、3エレ相当のSpider Beamにも興味がそそられました

スペース的には大きくなりますが効果も大きそうですがやはり移動で使うのであれば軽量化と支持するマストが興味のあるところです

実は昨年のV25Aの運用に際しては海辺の近くで運用ということでバーチカルダイポールおよびアレーについて色々と調べたのですが、結局ハイバンドでのマルチバンド化はMMANAでやってみましたがよい結果を出すことができず本格的な実践投入には至りませんでした なお、40mでの2エレVDAはMMANAでの計算にもとづくぶっつけ本番投入でしたが予想以上の結果でした

マルチバンド化にあたりSpider Beamの設計を水平から垂直にしてモデリングしたら結構いけるのではと思った次第です 時間がある時に是非試してみたい課題です

いずれにせよ現実には14Mを含めてということになると縦横なりで10mのマストとなり重量的にも制約が大きくなるので、21M以上で設計というのが移動用としては現実的なのかもしれません